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【Rails】キャッシュについてわかりやすくまとめてみた

Last updated at Posted at 2020-07-19

0. キャッシュとは?

リクエスト時にデータを保存しておき、次回の同じリクエストの発生時に、保存しておいたデータを再利用すること。

これにより改めてデータを生成する必要がなくなるので、パフォーマンスの高速化につながる。
キャッシュを利用した箇所はDBにアクセスしてクエリを発行しなくてよくなる。

1. キャッシュの保存場所

Railsのキャッシュ機能では、キャッシュの保存場所(キャッシュストア)として複数の選択肢がある。

  1. ファイルストア
  2. メモリストア
  3. Memcache
  4. Redis

他にもいくつかあるようだが、代表的なのは上の4つで、Redisを使うのが一般的らしい。
ちなみに自分の仕事では、Memchacheをキャッシュストアとして利用するdalli というgemをキャッシュストアの設定に使用していた。

Railsアプリケーション上では以下のように設定する。

config/environments/production.rb
config.cache_store = :dalli_store  # :memory_store, :redis_cache_store など設定可能。

1. Railsのキャッシュの種類

何をキャッシュするのか?に基づいて以下の3種類がある。

  1. ページキャッシュ
  2. アクションキャッシュ
  3. フラグメントキャッシュ

よく使われるのはフラグメントキャッシュで、ビューのロジックの一部分をキャッシュする。
これはgemを追加せずにデフォルトで使用できる。

2. フラグメントキャッシュとは?

以下のような理解。

1. `cache` メソッドを使用。
2. 指定した引数から生成されるキーを元に、
3. ブロックに渡したビューのロジックをキャッシュする。

サンプルコード

<% @products.each do |product| %>
  <% cache product do %>
    <%= render product %>
  <% end %>
<% end %>

Railsガイドの例。
ここでは product というオブジェクトをキーとし、 product というパーシャルをキャッシュしている(ややこしい)。

3. 注意点

当たり前ではあるが、同一リクエスト内で同じキーを2回利用すると、意図しない挙動になってしまうので、ビュー内で一意である必要がある。

例えばこんな感じ。

app/views/products/index.html.erb

<%#= bad %>
<% @products.each do |product| %>
  <% cache product do %>
    <%= render product %>
  <% end %>
<% end %>
...
<% product = @products.first %>
<% cache product do %>
  <%= render item %>
<% end %>

<%#= good %>
<% @products.each do |product| %>
  <% cache product do %>
    <%= render product %>
  <% end %>
<% end %>
...
<% item = @items.first %>
<% cache item do %>
  <%= render item %>
<% end %>

例が分かりづらいかも。。

4. 参考リンク

分かりやすく解説してくれている記事がたくさんあります。

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