最近、エンジニアとして自己啓発本を読んだりする中で、フェルミ推定
という言葉を初めて目にしました。
少し調べると、私はたまに無意識?にやっていたことでした。
例えば、そば屋さんに行って、繁盛していると
- 土日の昼の客数はこのくらい
- 一人当たりの客単価はこのくらい
- 平日は客数少ないだろう
- 従業員は3名いるから
結果!そんなに儲けてないやん!
ってな具合に、仮説(推定の数)などを当てはめて
計算する。
に似ているなと思いました。
こちらの記事で勉強させていただきました。
フェルミ推定とは
- コンサル業界でよく聞く(使われる)
- 限られた情報から、合理的に(荒く)スピーディーに見積りを行う方法
フェルミ推定を使用する理由
- 例えば戦略を立てる場合などに、あらゆるデータを収集できるとはまれで、そのような状態においても論理的、合理的に推定する必要がある場合に有効
- 推定したことの根拠を一般的な数値、または推定した数値を用いて論理的に説明できる
フェルミ推定のやり方
コンビニの年間売上高は?
こちらを例として考えてみます。
Step1 前提確認
コンビニと言っても、世界全体なのか日本のことなのか分かりません。
また、年間売上と言ってもいつのものか分かりません。
上記のような曖昧な箇所を確認できる部分は、確認します。確認できないことは前提を考えます(前提を作る)。
ここでは、
日本のコンビニの2023年度の年間売上高という前提にします。
Step2 アプローチ設定
土台となる計算式を立てていきます。
- 日本人1人が1日にコンビニでの購入金額
- コンビニを利用する日本人の人口
- 日本人が、コンビニに行く年間日数
Step3 モデル化
Step2で設定した式に数を推定し計算する
- 日本人1人が1日にコンビニでの購入金額
700円
- コンビニを利用する日本人の人口
日本の総人口を1.2億人として、そのうち70%がコンビニを利用すると仮定します。
1.2 * 0.7 ≒ 8,000万人
- 日本人が、コンビニに行く年間日数
週平均4回と仮定。≒年間200日。
Step4 計算
実際に計算します。
700円 × 200日 × 8,000万人 = 11.2兆円
Step5 現実性検証
結果の妥当性を確認