はじめに
Outlook と Gmail を組み合わせて使っていたのですが、いつの頃からか、メールの取得ができなくなっていました。
それに加えて、
「IMAP プロトコルのメールアドレスだと予定の「分類」による色分けができない」
という Outlook の謎仕様があり、分類が使えない状態になっていました。
そんなわけで、一念発起して、設定し直そうとしたら意外と面倒だったという話です。
なんでエラーになっていたのか?
以前に Outlook の設定をしてからだいぶ経っていたので記憶があいまいでしたが、これが原因でした。
「安全性の低いアプリの許可」をオンにすることで Outlook と Gmail を連携させていたようです。
設定のやり直し
大きく分けて以下の二つでした。
- Google アカウントのアプリパスワードの作成
- Outlook の設定のやり直し
Google アカウントのアプリパスワードの作成
上記のとおり、二段階認証を使用しているアカウントだと「安全性の低いアプリの許可」をオンをすることはできないようです。そこで使用するのが Google アカウントの「アプリパスワード」です。
設定は Google のアカウントの管理から行えます。
- [セキュリティ]-[2段階認証プロセス]-[アプリパスワード] に移動します
- [アプリを選択] で「メール」を選択します
- [デバイスを選択] で「Windows パソコン」を選択します
- [生成] をクリックします
- 16ケタのアプリパスワードが生成されます
このパスワードは記憶しておく必要はありませんが、次の Outlook の設定で必要なのでコピペしておきます。
Outlook の設定のやり直し
基本的に以下の通りに設定していくだけですが、少々わかりにくいところがあったので書き残しておきます。
POP を使用して他のメール クライアントで Gmail のメールを読む - Gmailヘルプ
- アカウントの追加で「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする」を選択する
(POP3を使った設定を行いたかったのでこちらを選択してあります) - 「POP または IMAP(P) 」を選択する
- 以下の設定をして次へをクリックする
// POP と IMAP のアカウント設定
名前:適当で大丈夫
電子メールアドレス:[Gmailのアドレス]
アカウントの種類:POP3
受信メールサーバー:pop.gmail.com
送信メールサーバー:smtp.gmail.com
アカウント名:自動で入力される
パスワード:[アプリパスワードで生成した16文字のパスワード]
// [詳細設定] をクリックして以下の設定をする
送信サーバーは認証が必要:オン
「受信メールサーバー」と同じ設定を使用する
受信サーバのポート:995
このサーバーは暗号化された接続が必要:オン
送信サーバのポート:587
暗号化の種類:自動
サーバーのタイムアウト:5分
次へをクリックするとサーバへのテスト接続が行われ、問題なければ、作業完了です。
さいごに
以上、Outlook の謎仕様に振り回された話でした。
まあ、設定を見直すきっかけになったのでいいんですけど、なんなんですかね、まったく。