記事の内容
windows10とUbuntu18.04のデュアルブート環境で
Bluetoothキーボードを片方でペアリングしたら
もう片方でペアリング出来なくなるなどの状態になったので
タイトルにもあるとおり、1つのBluetoothキーボードを同じペアリング情報で使えるようにした際の手順を
備忘録として残しておこうと思います。
環境
- Windows10 と Ubuntu18.04のデュアルブート環境
- Bluetoothキーボード(ロジクール K380 マルチデバイス Bluetooth キーボード)
参考にしたサイト
参考にしたサイトはいくつかあるんですが、Windowsのレジストリキーの場所が、環境によって違うようで、自分は下記のサイトの場所がマッチしていました。
Windows と Linux のデュアルブート環境で Bluetooth デバイスを共用する
手順について
手順は、環境によっても若干うまくいかない場合があるかもしれないので、自分がうまくいったやりかたは、
- UbuntuでBluetoothキーボードをペアリングする
- UbuntuのBluetoothキーボードをリンクキーが、作成されていることを確認する
- Windowsで再起動して、Bluetoothキーボードをペアリングする
- WindowsのBluetoothキーボードをリンクキーを確認してメモする
- Ubuntuで再起動して、作成されていたリンクキーを、Windowsのリンクキーに置き換える
以上で、うまく行きました。
この手順に沿っていない場合は、Ubuntuのリンクキーが作成されてなかったり
ペアリングしようとした場合にペアリングできなかったり
リンクキーが自動で更新されて、同じものが使われていなかったりなどが
あったのでこの手順であれば、問題ないかと思います。
以下は、手順を掘り下げます。
手順1 UbuntuでBluetoothキーボードをペアリングする
通常のBluetoothキーボードのペアリングで問題ありません。
方法は割愛させていただきます。
手順2 UbuntuのBluetoothキーボードをリンクキーが記載されているファイルが作成されていることを確認する
vi /var/lib/bluetooth/xx:xx:xx:xx:xx/**:**:**:**:**:**/info
[LinkKey]
Key=********************************
自分の環境では、上記のinfoファイルに書かれていました。
xx:xx:xx:xx:xx:xx
が端末のMacアドレス
**:**:**:**:**:**
がBluetoothキーボードのMacアドレス
********************************
がリンクキー
Ubuntuのバージョンや環境によって違うかもしれません。
※linkkeyというファイルに書かれているという記事もありました。
手順3 Windowsで再起動して、Bluetoothキーボードをペアリングする
通常のBluetoothキーボードのペアリングで問題ありません。
方法は割愛させていただきます。
手順4 WindowsのBluetoothキーボードをリンクキーを確認してメモする
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BTHPORT\Parameters\Keys\xxxxxxxxxxxx
に書かれていました。
上記をエクスポートして、テキストファイルにすると自分の環境では、下記のような形になっていました。
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BTHPORT\Parameters\Keys\xxxxxxxxxxxx
クラス名: <クラスなし>
最終書き込み時刻: 2019/03/10 - 3:05
値 0
名前: ************
種類: REG_BINARY
データ:
00000000 ** ** ** ** ** ** ** ** - ** ** ** ** ** ** ** **
xxxxxxxxxxxx
が端末のMacアドレス
************
がBluetoothキーボードのMacアドレス
** ** ** ** ** ** ** ** - ** ** ** ** ** ** ** **
がリンクキー