0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Flutterアプリ爆速初期構築ツールを作ってみた

Posted at

こんにちは、YOKKOです。
普段は個人開発でFlutterアプリを作成しており、これまでにiOS / Android 向けに7つのアプリをリリースしています。

新しいアプリを作るたびに、構成の整理や初期設定、パッケージ構成などの“最初の準備”に手間がかかることが多く、

「もっと早く本質的な部分の実装に入れたらいいのに」

と感じていました。

そんな課題感から作ったのが、
Flutterプロジェクト自動生成ツール「YokoFlu」 です。

今回はそのツールについて簡単にご紹介しようと思います。


ツール概要

GitHub - yokkomystery/YokoFlu

YokoFlu は、 Flutterプロジェクトの初期構成をGUIで自動生成できるツールです。

ブラウザ上でアプリ名やアイコン、バンドルID、パッケージ名などを入力し、必要な機能を選択するだけで、プロジェクトが自動で生成されます。

「新しいアプリをすぐに作り始められる環境を用意したい」

という思いから作りました。

実際の画面(抜粋)
基本情報
機能追加


主な特徴

  • GUIで操作できるセットアップツール(Node.js + Next.js製)
  • 実務レベルのFlutterプロジェクト構成を短時間で生成
  • Firebase連携はオプションとして選択可能
  • Staging / Production 環境分離対応
  • 各種テンプレート(ブランク・カウンター・TODO・チャットなど)を用意

初期設定で選べる機能(オプション)

  • アプリ管理(強制アップデート・メンテナンスモード・アプリ評価)
  • 認証(匿名・Google・Apple)
  • 分析・監視(Firebase Analytics・Crashlytics)
  • 通知機能(Firebase Cloud Messaging)
  • 多言語対応(ARBファイル自動生成)
  • テーマ切り替え(ライト/ダーク)
  • オンボーディング画面テンプレート
  • 設定画面テンプレート

プロジェクト生成の流れ

  1. アプリ名・パッケージ名・バンドルIDを入力
  2. アプリアイコンを指定
  3. 追加したい機能を選択
  4. 「Flutterアプリを作成」をクリック

セットアップ中の画面
progress

これだけで、YokoFluが自動でFlutterプロジェクトを生成します。
生成後すぐに**アプリの核心部分(ビジネスロジックや体験設計)**に取りかかることができます。

詳しいセットアップ手順はこちら👇
➡️ GitHub - yokkomystery/YokoFlu


きっかけ

新しいアプリを開発するとき、同じワークスペース内に既存のFlutterアプリを入れ、
それを参考にしながらAIエージェントに新しいアプリの土台を作ってもらっていました。

ただ、
認証まわりの処理やディレクトリ構成、各機能の実装方法などが微妙に異なっていました。

たとえば:

  • Firebase Authenticationの処理構造が少し違う
  • 設定画面の構成が統一されていない
  • Push通知の処理が異なる
  • ビルド周りの環境設定が異なる

こうした違いを毎回調整するのに手間と時間がかかり、
アプリの核心部分の実装に入るまでが遠く感じていました。

「どのアプリも同じ構成ですぐに作れるようにしたい。」

その思いから生まれたのが YokoFlu です。


今後について

今後は、
機能項目の追加やテンプレートの充実 を中心に改善を続けていく予定です。

YokoFluは、
すぐにアプリの核心部分の実装に入れるようにするためのツール
として開発しています。

興味のある方はぜひ使ってみてください👇
👉 GitHub - yokkomystery/YokoFlu


動作確認環境

MacBook Air (13", M3, 2024)
macOS Sequoia 15.6.1 (Build 24G90)
Flutter 3.32.4 / Dart 3.8.1 / DevTools 2.45.1
Node.js v22.18.0 / npm 10.9.3
Firebase CLI 14.17.0 / flutterfire CLI 1.3.1
Xcode 16.3 (16E140) / CocoaPods 1.16.2

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?