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個人開発アプリに匿名フィードバック機能をつけたら、レポート数が数十倍に増えた話

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個人開発しているファイラーアプリ Filedini をベータ公開しています。

現在はベータテスト中で、動作テストを広くお願いしています。
これまではフィードバックの窓口として、以下を用意していました。

  • メール
  • GitHub Issues
  • SNS の DM

あるタイミングで アプリ内から送れる匿名フィードバック機能 を追加しました。
すると、フィードバックの件数が 数十倍 に増えました。

かなり効果があったので、個人開発している方にはおすすめしたいです。

image.png

なぜ増えたのか

一番大きいのは、送るハードルが大きく下がった ことだと思います。

メールを書くほどではない。
Issue を立てるほどではない。
DM を送るのも少し気が重い。

そういう小さな感想や軽い報告は、従来の窓口だとどうしても取りこぼしてしまいます。

一方で匿名フィードバックだと、かなり気軽に送れます。
そのおかげか、実際には不具合報告や要望だけでなく、

  • 便利に使っています
  • 応援しています
  • ありがとう

といった、一言だけのカジュアルなメッセージ も意外と多く届くようになりました。

こういうメッセージは、開発を続けるうえでかなり励みになります。

匿名化のデメリット

もちろん、デメリットもあります。

これまでは、不具合を丁寧に報告してくれた方に対して、
お礼として先行版を案内したり、個別に返信したりすることができました。

しかし匿名だと、それができません。

つまり、以下のような不便さがあります。

  • 追加の状況確認がしづらい
  • 解決したことを個別に伝えられない
  • お礼や先行リリースの案内ができない

不具合レポートについては、なるべく早い段階で修正してリリースすることで、お返事の代わりとさせてもらっています。

このあたりは明確なトレードオフです。

開発者側にもメリットがある

匿名であることは、ユーザー側だけでなく、開発者側にもメリット がありました。

届くメッセージの 9 割以上は本当にありがたく、参考になる内容です。
ただ、ごくまれに、こちらがどう受け取ればいいのか悩むようなメッセージが来ることもあります。

それがメールや DM だと、
「返事をしないのは悪い気がする」
という心理的な負担がかなり大きいです。

もちろん返信は義務ではないのですが、それでも心には残ります。

匿名フィードバックだと、その負担がかなり軽くなりました。
必要なら受け取って活かす。難しければ流す。
その距離感を保てるのは、思った以上に助かります。

個人開発では特に相性がいいと思う

個人開発では、ユーザーとの距離が近いことが強みでもありますが、
同時に、すべてに丁寧に応えようとすると消耗しやすい面もあります。

その点、匿名フィードバックは次の意味でかなりバランスが良い仕組みでした。

  • ユーザーは気軽に送れる
  • 開発者は受け取りやすい
  • 軽い感想も集まりやすい
  • 数を集めやすい

特にベータテスト中のように、
とにかく数多く反応を集めたい時期 には相性がいいと感じています。

まとめ

個人開発アプリに匿名フィードバック機能をつけたところ、
フィードバックの件数は体感で 数十倍 に増えました。

デメリットとして、個別返信やお礼、先行案内はしづらくなります。
それでも、

  • ユーザーが送りやすい
  • 開発者も受け取りやすい
  • カジュアルな反応まで拾える

というメリットはかなり大きいです。

匿名フィードバックの実装には多少のコストはかかります。
それでも、広く公開するアプリであれば、早い段階で実装しておく価値は十分にあると感じました。

今回の経験を通じて、今後自分が公開するアプリでは、匿名フィードバックの導線をできるだけ早い段階で用意しようと思っています。

個人開発アプリを公開していて、
「感想や不具合報告がなかなか集まらない」と感じているなら、
匿名フィードバック機能は一度試してみる価値があると思います。


Filedini: https://filedini.app/

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