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Oracle Integration Gen3 で Postgres Adapterを使ってOCI Managed PostgreSQLで操作を実行する

Last updated at Posted at 2024-05-17

はじめに

前回、Oracle integration Cloud(OIC)でPostgres Adapterを使って接続の定義をしたので、今回はその接続を使って実際に操作をしてみたいと思います。

Oracle Integration Cloudについてはこちら
https://www.oracle.com/jp/integration/application-integration/

OIC3についてはこちら
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/application-integration/index.html

OIC PostgreSQL Adapterについてはこちら
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/application-integration/postgresql-adapter/postgresql-adapter-capabilities.html

事前準備

OICにてPostgres Adapterの接続の定義が完了していること。(こちらの手順)

統合フローの作成

ここから定義した接続を使って統合処理のフローを作成していきます。
OICのコンソールメニューから「設計」-「統合」へ遷移し、右上の「作成」をクリックします。

image.png

「スケジュール」をクリックします。

image.png

任意の名前を入力し「作成」します。

image.png

統合作成のキャンバスが開かれるのでフローの「スケジュール」の下に事前に定義したPostgresの接続をクリックして配置します。

image.png

ここからどのような操作を実行するか設定していきます。
最初に操作の名前、何を実行するかを決めます、今回はテーブル操作を使ってデータをinsertしてみます。
テーブル操作は一括でデータをinsert, Update, Merge, Selectできます。
他にもStored Procedureの実行や、SQLの実行、Bulk Dataのインポートなどの操作が実行できます。

image.png

次に操作を実行するテーブルを選択します。スキーマは「public」を選択して「検索」をクリックします。

image.png

該当するテーブルが出てくるのでクリック→「>」→「表のインポート」とクリックします。

image.png

該当するテーブルのカラムが確認できるのでチェックして、「続行」します。

image.png

ここはそのまま「続行」します。

image.png

最後にサマリーを「終了」します。

image.png

これで接続が統合フローに配置されました。

image.png

データのマッピング

次にテーブルtblにinsertするデータをマッピングします。
今回はお試しなのでデータを直書きして試してみます。
追加したInsertSampleDataの上にあるマップのメニューから「編集」をクリックします。

image.png

直書きでデータをマッピングする場合は設定したいカラム名を右クリックして「ターゲット・ノードの作成」をクリックします。

image.png

下の方に非活性のテキストエリアが出てくるので「開発者ビューに切り替え」のボタンを押して編集可能にし、値を入力後、「✓」(保存)を押して入力内容を保存します。

image.png

同様の手順でnameも編集します。

image.png

できたら「検証」を押して「<」で元の画面に戻ります。

image.png

これで統合フローの作成が完了しました。

ビジネス識別子の設定

最後にビジネス識別子の設定をします。これは実行した統合フローを追跡するのに必要な作業です。(※設定しないとエラーが消えないまま統合フローが実行できません)
(I)のボタンを押して、startTimeをビジネス識別子フィールドにドラッグアンドドロップします。

image.png

最後に「保存」します。「<」を押して統合の一覧画面へ戻ります。

image.png

動作確認

最後に動作確認してみます。一覧から「アクティブ化」のボタンをクリックします。

image.png

確認なので「デバッグ」でアクティブ化します。

image.png

しばらく待ってアクティブ化したらメニューから「実行」します。

image.png

アクティビティ・ストリームから正常に処理が完了していることを確認します。

image.png

データの確認

最後にデータがinsertされているか確認します。

image.png

以上です。

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