開発者証明書要求(CSR)とは
名前の通り、Certificates(開発用証明書 or 配布用証明書)をAppleからもらうためのもの。
公開鍵と暗号鍵の鍵ペアを作成し、公開鍵をAppleに渡しておいて、それで暗号化された証明書をAppleからもらう。これはビルドするときにAppleに対して開発者元を明らかにしなければならないためである。
もらった証明書をキーチェーンに保存することで、そのMacで実機ビルドできるようになる。（キーチェーンには暗号鍵もセットで保存されている。暗号鍵をなくすとビルドできなくなる。ので要注意）
開発者証明書要求(CSR)の作成手順
- キーチェーンアクセスを開き、以下画像のように「認証局に証明書を要求」をタップする。
- メールアドレスに自身のメールアドレス、通称に開発中のアプリだと分かる名称をつける。そしてディスクに保存にチェックする。
通称はのちに作成されるp12ファイルの名称となるので明確な命名をしておいた方が良い。
- 「続ける」をタップしてCSRファイルをローカルの適当な場所に保存する。
Certificates(CER)の作成手順
- Certificates作成ページに遷移する
Certificatesには、`開発用`と`配布用`の２種類があり、
* iOS App Development：開発用。主に開発環境で実機ビルドするためのCertificatesを作成する
場合コチラを選択する。
* App Store and Ad Hoc：配布用。主にApp StoreにリリースするためのCertificatesを作成す
る場合コチラを選択する。
他にもPUSH通知を実現するための証明書などがあるがここでは説明しない。
今回はApp Store and Ad Hocを選択し、画面下部にある「Continue」を押下する。
- 開発者証明書要求(CSR)の作成を求められますが、これは先程作成したものを指しているので、画面下部の「Continue」を押下する。
- 「Choose File...」を押下し、先程作成したCSRを選択する。そして「Continue」を押下する。
- Certificates(CER)が作成されたので、Appleに対して開発者元を証明することができるようになりました。
キーチェーンにCertificatesを登録する
先程ダウンロードしたCertificatesをキーチェーンに登録しないと、実機ビルドできないため登録する。
登録方法は、Finderなどから先程ダウンロードしたCertificatesをダブルクリックするとキーチェーンに登録される。
まとめ
これでProvisioningFileを構成する３つの要素のうちの一つである、Certificatesを作成することができました。
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