はじめに
1年前くらいから、セルフホストでn8nを運用してます。
n8nは頻繁にアップデートされ、中にはセキュリティ的に重要なアップデートも当然含まれます。なので、たまにアップデートをしないといけないです。
ですが一方で、そもそもn8nを導入する目的は自動化で、その存在を意識せずとも暮らすことなので、頭のメモリから完全に消えてます。(でも毎日動いてくれてます)
なので、私が久しぶりにアクセスすると、アップデートがあるよと言われ、でもやりかたはすっかり忘れているという罠にはまります。
今日はそんな、すっかり忘れた未来の私に向けた、罠から抜けるためのメモです。
「バージョンアップの方法」 👏
前提
- GCPの仮想端末GCEで運用している
- ほかでも作業内容は大して変わらないと思う
- GCEの中では、rootでn8nを起動している
- docker composeを使っている
- docker composeのn8nのイメージは、
image: n8nio/n8n:latestと指定している
手順
1. ブラウザでSSH接続
- ブラウザでGCPへアクセス
- GCEの仮想端末を見る
- SSHボタンからSSH接続する
→ ブラウザでコンソールを使える状態になる
2. ユーザーとかディレクトリ
-
suでシステムユーザーへ変更 -
docker imagesでdockerコマンドが使えることと、イメージの確認 -
cd n8nで、docker-compose.ymlがあるディレクトリへ移動
3. docker操作
-
docker image pull n8nio/n8n:latestでimageをダウンロード -
docker imagesで、さっき見たリストから1つ増えていて、latestのTAGが今ダウンロードしたものに移っていることを確認 -
docker compose downで停止 -
docker compose up -dで起動-
-dは、でタッチモード(バックグラウンド)で実行するためのオプション
-
4. 動作確認
- PCのブラウザからn8nにアクセスできるか確認
- 左のメニューの、Help>About n8n で、バージョンがgithubと合っていることを確認
- 左メニューの、What’s new で、
0 versions behindを確認
おしまい
おわりに
内容は簡単ですが、敵は、「たまにしかやらないから忘れる」です。
この作業内容は、カッチリ固定なので自動化できそうではありますが、自動化したら「まったくやらないから忘れる」になります。
そうすると、今回のようなQiita記事も書かなくなります。
そうすると、AIは学ぶための最新情報が減り、賢さがダウンするのではないでしょうか。
そうならないようにするためには、AIが他のAIの学習用に「こうやったらうまくいったよ」をアウトプットするのかな。
ではよき自動化ライフを!