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Rancher v2.2.8 のリリースノート翻訳

Last updated at Posted at 2019-08-25

毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。

この記事は、Rancher v2.2.8のリリースノート(原文は以下)を翻訳したものです。
Known Major Issuesは削除しました。バグフィックスだけのようです。

Release Release v2.2.8 · rancher/rancher
https://github.com/rancher/rancher/releases/tag/v2.2.8

リリース v2.2.8

重要メモ

  • このリリースは、Rancherが構成するKubernetesクラスターにあるKubernetesの脆弱性Kubernetes security announcementを修正した最新のKubernetes(v1.13.10, v1.14.6, v1.15.3)に対応したものです。Rancherでは、全てのKubernetesクラスターをこれらのバージョンにアップグレードすることを推奨します。

以上により、次のバージョンが最新と安定バージョンです:

Type Rancher バージョン Docker Tag Helm Repo Helm Chart バージョン
Latest v2.2.8 rancher/rancher:latest server-charts/latest v2.2.8
Stable v2.2.8 rancher/rancher:stable server-charts/stable v2.2.8

詳細なバージョン管理とタグ付けの規約については、version documentation を参照してください。

機能と機能強化

v2.2.7からのメジャーバグフィックス

  • クラスターがユーザーによって作成されていた場合に、ユーザーのグローバルロールを更新することができない問題を修正しました。#22281
  • ユーザ作成時にカスタムを選択してビルトインのロールをチェックボックスではなく名前をクリックした場合に、カスタムロールが正しく保存されないというUIの問題を修正しました。#22260

その他注意事項

Rancherでプロビジョニングされたクラスターの証明書の有効期限

Rancher 2.0および2.1では、Rancherでプロビジョニングされたクラスター用に自動生成された証明書は有効期限が1年間です。つまり、Rancherでプロビジョニングされたクラスターは、1年経ったら証明書を入れ替える必要があります。そうしないと証明書が有効期限切れになり、クラスターが動かなくなります。Rancher 2.2.xからRancher UIからローテーションすることができます。詳細はここを参照してください。

Air Gap(訳注:インターネットに接続していない状態)のインストールとアップグレードでの追加手順

v2.2.0からRancherがグローバルDNS、アラート、モニタリングなどの特定の機能のために展開するマイクロサービスを管理するための"システムカタログ"を導入しました。これらの追加の手順はAir Gapインストール手順のドキュメントの一部に記載されています。

Known Major Issues

Versions

Images

  • rancher/rancher:v2.2.8
  • rancher/rancher-agent:v2.2.8

Tools

システムチャートブランチ - air gap インストール用

  • システムチャートブランチ - release-v2.2 - これは、監視、ログ記録、警告、グローバルDNSなどのツールに必要なカタログを生成するために使用されるブランチです。 これらの機能をエアギャップインストール時に利用するには、system-chartsリポジトリを、Rancherが到達できるネットワーク上の場所にミラーリングして、Rancherからそのリポジトリが利用できるように設定する必要があります。

Kubernetes

アップグレードとロールバック

Rancherは、v2.0.2からアップグレードとロールバックの両方をサポートしています。 [アップグレード]または[ロールバック]でRancherのバージョンを変更する時は、対象バージョンに注意してください。

v2.1.0リリースで導入されたHA構成での改善により、Rancher helmチャートを使ったRancherのインストールまたはアップグレードが唯一サポートされている方法です。HA構成でのRancherをインストールするにはRancher helm chartを使用してください。 詳細は、HA Install - Installation Outlineを参照してください。

RKEアドオンインストール方法でHA構成を使用している場合は、RKEアドオンインストールからの移行 でhelm chartを使った方法への移行を参照してください。

v2.0.3よりも前のバージョンでワークロードをスケールアップする場合、ポッドは新しく作成されます。[#14136] - ワークロードのルールを更新する [#13527]、新しいフィールドが updateのすべてのワークロードに追加されました。これにより以前のバージョンからのワークロード内のポッドが再作成されます。

注意: ロールバックするときは、アップグレードする時の状態に戻って欲しいと思われていると思います。アップグレード後の変更は全て反映されていないことになります。Rancher single-node install(Rancherシングルノードインストール)でロールバックする場合は、デフォルトの:latestタグではなくて、変更したいRancherのバージョンを正確に指定する必要があります。

注意: v2.0.0でhelm stableカタログを有効にしている場合は、内部リポジトリではなくKubernetes helmリポジトリを直接参照するようにカタログが変更されています。この変更を反映するには、カスタムカタログを削除してhelm stableを再度有効にしてください。[#13582]

add translated releasenote v.2.2.8 by ynott · Pull Request #46 · rancherjp/site
https://github.com/rancherjp/site/pull/46

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