毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。
0. はじめに
今年の初めにErgoArrowsという分離型キーボードを導入しました。
(導入記については以下の記事を参照)
分離型キーボードを導入した件について #Keyboard - Qiita
ErgoArrowsは、自作キーボードです(組み立ては遊舎工房さんに依頼したのであまり自作はしていませんが)。こういった自作キーボードにはPro Microという、Arduino互換の小型マイクロコントローラボードが使われています。以下のようなものです。
分離型キーボードには、右手側と左手側で2つのPro Microが使われています。しかし、こいつはMicroUSBのコネクタが基盤から表に外れやすく以下の写真の右のようにMicroUSBのコネクタだけ千切れてしまう事がよくあります。
こういうのをモゲマイクロといいます。
右側がもげたので、ずっと左側のPro Microに接続して使っていましたが、こちらもとうとうやられてしまい、キー入力がチャタリングを始めたので、Pro Microを交換することにしました。交換するだけではまた同様にモゲマイクロになると嫌なので、マグネット接続のMicro USBケーブルに交換してみました。
という話になります。
1. 新しいPro Microを用意
遊舎工房さんでコンスルーピン付きの新しいPro Microを2つ購入しました。
通常はコンスルーピンをPro Microに半田付けしますが面倒なのでコンスルーピンを刺して、さらにスルーピンの長い方をニッパーで切り落としてコンスルーピンの脇に差し込みました。
2. マグネット接続MicroUSBケーブル
モゲマイクロになる理由は簡単で、Pro Microのコネクタに力がかかるのでコネクタの半田付け部分が剥がれてしまいます。逆に言えばコネクタに力がかからなければ問題ありません。そこで、MicroUSBコネクタとケーブル部分が分離するケーブルを購入することにしました。
マグネット接続 MicroUSBをPro Microに繋げた状態
上から見た
根元まで刺さっていませんが、これぐらいの方が基盤にかぶらなくて良いので問題ありません。
2. 結論
快適です。
力がかかると自動的にマグネットで外れますし、付けたり外したりも楽々です。
問題としては、MicroUSBコネクタ側を外すのにちょっと力がいりますが、基本的に刺しっぱなしですし、問題ありません。
時々、マグネット接続部分の接続不良でキーボードが効かなかったりしますが、少し回してあげるとすぐに直ります。接点復活剤などを振りかけておいたり、カーワックスで磨いておくと良いでしょう。