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分離型キーボードを導入した件について

Last updated at Posted at 2022-12-11

毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。

0. はじめに

ずっと、Microsoft Natural Ergonomic 4000シリーズのキーボードを使ってきました(下記)。

image.png

しかし、コロナ禍になり弊社のご多分に漏れず、リモートワークになりました。
会社では机も広くて、この巨大なキーボードでも問題ありませんでしたが、さすがに自宅では場所がなく(特に横幅)、昔のQWERTYキーボードを使っていました。しかし、やっぱりErgonomicキーボードのような左右に分かれたキーボードが肩には楽なので良さそうなものを購入したよ、という話になります。

0-1. なぜ、分離型キーボードは肩が楽か。

以下のスクリーンショットを見れば一目瞭然です。
分離型キーボードだと、肩の筋の緊張感が全然違います。試してみないとこれは分からないかもしれません。

image.png

エルゴノミクス ワイヤレスキーボード タッチパッド搭載 400-SKB063の販売商品 | 通販ならサンワダイレクト

1. 私のエルゴノミックスキーボードの変遷

1-1. Microsoft Natural Keyboard

一番最初に使い始めたのが、ひょんな事で手に入れたMicrosoft Natural Keyboardでした。1999年ぐらいだったと思う。
これを使い始めたときの衝撃はすさまじかったです。
ずっと肩凝りに悩まされていたのが、これを使い始めてすっかり楽になったを覚えています。
以下の写真はWaybackmachineMicrosoft Natural Keyboard | Ziba より
image.png

1-2. Microsoft Natrual Ergonomic Keyboard 4000

長い間、Microsoft Natural Keyboardを使ってきましたが、接続コネクタがPS/2だったのと壊れたのを機に通常のQWERTYキーボードを使っていました。しかし、2010年ぐらいにまた使い始めました。3回ぐらい買い換えました。

image.png

これを使い始めると、やはり肩は楽になりました。スペースバーが押しづらいところは、いつまで経っても直りませんでしたが。それ以外については問題は少なかったです。

2. 分離型キーボードの検討

コロナ禍でリモートワークになり、サイズの大きいNatural Ergonomicキーボードは置けないので通常のキーボードを使っておりましたが、肩が楽だった頃の感じが恋しいので分離型キーボードを探し始めました。2021年夏頃だったかと思います。

2-1. 分離型キーボードを探し始める

遊舎工房でキーボードを探しました。

遊舎工房| Keyboard – 「"分割キーボード"」

image.png

希望としては、

  • カーソルキーがある
  • ファンクションキーであまり切り替えなくてもすむのがいい

2-2 JISplit89

カーソルキーがあって、ファンクションキーもあるのでよい感じ。
しかし、キーボード配列がカラムナー型じゃなかった。

image.png

2-3. ErgoArrows

カーソルキーがある、キーボードも少なすぎない

image.png

補足

カラムナー(カラム)スタッカードのキーボードにした理由

キーボードには、キーとキーが横にずれているロウスタッカードとキーとキーが縦にずれているカラムスタッカードの2つがあります。

ロウスタッカード
image.png

カラムスタッカード
image.png
上は、私の使っているErgoArrowsのキー配列です。

カラムスタッカードのメリットは指を斜めに移動する必要が無いことです。当然のことですが、人間の指は前後に動かす事は楽でも、横に動かすのは難しいと思います。これは関節がそのようになっているからで構造的に難しいことです。しかし、現在のロウスタッカードキーボードはなぜか斜めにずれた配置になっています。
これは歴史的な経緯がありこのような配置になっているようです(GIGAZINE参照)。

キーボードの文字配列はどうして「QWERTY」なのか? - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20160316-origin-of-qwerty/

しかし、人の手の構造が前後に動かしやすいのであれば現代で横にずれたキーボード配列を使う理由はありません。
そこで、カラムスタッカードのキーボードにしました。

3. 購入

遊舎工房に出かけていきまして、基盤とキースイッチとキーキャップを買いました。
工作は得意ではないので、思い切って加工サービスをお願いしました。

購入したのは、様々なキーボードを開発されているサリチル酸のErgoArrowsです。
黒のPCBも悪くありませんが、同じ値段で夏休み限定バージョンがあったのでこちらを買いました(ネット通販のみだそうです)

夏休み限定!遊舎工房キット特別エディション
https://shop.yushakobo.jp/products/5106?variant=44151196614887

image.png

届きました。
写真はキーキャップを付けた後です。届いたときにはキーキャップは付いていません。

そのうちクリアのキーキャップも買ってみたいですね。

4. カスタマイズ

キーボードは以下のようにカスタマイズされています。

  • 英語キー配列にした
  • F2キーはExcelやエクスプローラーでファイル名を変更する事で使うことが多いので左端に配置
  • ctrlキーは左側には2つ設置(よくあるのがAキーの横にctrlキーを置くのですが、実はやってみると近すぎて逆に指が疲れるので下側(通常位置)にも残してあります)
  • スクリーンショットを取ることが多いのでPrintScreenを右端に配置
  • F11はブラウザーを全画面にする事が多いのでF2の上に配置
  • CodeキーにはPowerToysで全角半角に割り当てて、漢字変換のオン/オフに利用

5. まとめ

5-1. 不満/よくなかったこと

  • 軽くて音の少ないキーにしてしまったが、あまりにも軽く打ててしまうのでミスタッチが発生する。もう少し重いキースイッチでもよかった。
  • リモートデスクトップで使うため社内のPCのWindowsも英語配列にしているが、出社したときの会社のキーボードは日本語キーボードなので切替が面倒くさい(再起動が発生するため)
  • タブキーを中指で押す癖があり、間違えてその先の+/=キーを押してしまう。小指で押せば丁度いい位置にくる。
  • 普通のロウスタッカードキーボードを打てなくなった..。
  • 一体型ではないので、右側キーと左側キーの場所が固定されておらず、ずれると途端に打ちにくくなる。位置調整が面倒くさい。

5-2. よかったこと

  • 圧倒的な入力のしやすさ。カラムナー型なので指運びが直線的でとても楽。決まったときの打ち込みやすさは秀逸です。
  • 肩も軽くなりました。
  • キーのカスタマイズもできるので楽々
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