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本は作者で読むべし

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Last updated at Posted at 2026-08-30

はじめに

昨今、各企業の巧みなマーケティングによりその商品が本当に欲しいのか、今の自分に必要なのかを深く考えることなく商品を購入してしまう時代です。

「ミスマッチを減らしたい・・・」

ここ数年、
私は何かを購入する時に「作者を調べる」、「科学的なエビデンスを調べる」という2点を意識し、私の需要とその商品の効果がミスマッチしていないかを検証してから買うようにしてきました

作者を知ることでさらにその商品を欲しくなることも多々あります。

今回は、本(技術書、ビジネス書)をトピックとして、人気の商品について筆者の情報とレビューを複合的に調査し、私個人の例で「マッチ」、「ミスマッチ」を探っていこうかと思います。

調査対象にするのは以下のサイトで人気の本として掲載されている本のうち、私が思わずタイトルと概要だけ見て買ってしまいそうになる本を選びました。(筆者が日本の方の本に絞りました)

個人の主観が非常に多分に含まれます

調査

ことばの意味を計算するしくみ

2026年の技術書部門大賞から。昨今のAIブームもあるため人気を得るのも納得の本ですね。

筆者の谷中瞳さまですが、東京大学の准教授をされている方で、言語や推論などの領域から単なる数学的処理を超えてアプローチをされている研究者の方なのだと予想します。

以下引用

人工知能技術は、日常生活の一部となりました。一方で、これらの技術が私たちのようにことばの意味を理解して処理しているかというと、自動翻訳だけではまだプロの翻訳家にはかなわないことからも、その答えは明白でしょう。

結論として、学科の教科者的な用途、言語についての学術的な基礎がわかっている人がLLMと接続するための本、今後を考えていくような本なのかなと結論付けた。単なる最新のLLMの解説ではとどまらず、研究者として言語学的な自信のアプローチが盛り込まれているはず。

この前提でAmazonのレビューをのぞいてみると、やはりこの前提で購入していた人と、予想していなかった人でコメントが分かれていそうだった。

(私はCoding Agentなどのツール運用やビジネスサイドのインプットの方が今は欲しているため今回は見送りとした)

7日間でハッキングをはじめる本

2025年の技術書部門大賞から。
なぜいきなり2025年にハッキング!?と思いましたが、おそらくセキュリティへの関心と手頃に試せるという趣旨の内容が相まって初学者を中心に人気が出たのかなと予想しました。

筆者の野溝のみぞうさまですが、
デザイナー、プリセールス、マーケター、プロジェクトリーダーまでIT系職種のご経験を幅広くお持ちの方のようです。現在はセキュリティ分野のコンサルティングなども行っていらっしゃるようですね。

おそらくこの経歴が半端ないシナジーを産んでこの本が誕生したんだと推察します。
実際に手を動かすことや、コミュニティ活動を大事にされている方のようですね。CTFとか

セキュリティについて学びたくなった際にはぜひ購入を検討しようかなと思いました!

良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門

技術書部門大賞2023年大賞の本。技評の本ですね。
筆者の仙塲大也さんですが、主にアーキテクトを中心にご担当されている方のようです。READYFORにも所属されているとか。

「あるべき構造を知りソフトウェア開発の問題に立ち向かおう」

とある通り、ソフトウェア開発現場で起きる問題について実例をあげながら理想的な設計を教えてくれるような本です。

この本は実は初版を持っていますが、かなり具体的にコードレベルでの解説が行われています。
「ソフトウェアは将来変更される。その変更に耐えられる構造をどう作るか」を学べる点は非常に良いと考えています。

一方で、上流の設計の抽象的な考え方や非エンジニアの方は実物を見て読みこなせるか考えてから購入することをおすすめします。

プロダクトマネジメントのすべて

2022年ビジネス書部門大賞の一冊。いろんな店頭で見かけていた。

Amazonでファースト、セカンドオーサーになっていた及川 卓也さん、小城 久美子さんについて調べてみました。
共通することとして元エンジニアで開発に携わっており、何を作るかに興味関心がスライドしていった方々なのかなと推察。

及川 卓也さん → Microsoft、Googleなど
小城 久美子さん → LINEやLUUPなど

筆者の経歴を見た瞬間にシンプルにまず読んでみたいなと思ってしまいましたね。比較的規模の大きい会社でのプロダクト開発を経験されてきた方が書かれている本なので、大企業の方も参考になるのでは。

一方で完全に非エンジニアのプロダクトマネージャーの方とは少し考え方も異なるかもしれません。
またAmazonのレビューをみると、やや広く浅く感もあるとか。

この作者の経歴を見てしまうと、ご自身の経験をふんだんに生かして実際のプロダクト開発でどういった判断をしてきたのかというような内容の方が期待してしまうかも・・・

(とはいえ、私自信の需要ともマッチするため、購入することを決めました)

イシューからはじめよ

2019年ビジネス書部門大賞の一冊。この本もとにかく見かけますね。
この筆者の安宅和人さんですが、AIも借りつつ調べたところ

生物・脳科学 → マッキンゼー → ヤフー → ヤフーCSO → 大学教育 → 日本の産業・教育政策

という凄まじく幅広い経歴を辿っている方とわかりました。また脳科学系の博士課程まで取得されている方のようです。

経歴から察するに、戦略コンサルティングファームの経験と博士課程までの研究に共通する「何を解くべきなのか」を見極める能力の重要性にフォーカスした本と予想できそうです。

筆者の経歴やAmazonレビューから若干コンサルタント向け?と思った点と、
個人的にIssueを考えるのが大事だよねという点に違和感や驚きを感じておらず、一旦先送り(コメント的には2010年くらいでは非常に新規性の高い考え方だったのではないかという点に賛同。いまはこの本が流行ったことでIssue設定の大事さをみんなしっかり考えるようになっている気はする)

エンジニアリング組織論への招待

Issue Drivenと同年の2019年技術書部門大賞の一冊。
筆者の広木大地さんですが、新卒で株式会社ミクシィに入社し、エンジニアからアーキテクト、最終的に執行役員までなった方のようです。大ブームだったmixiが落ち着いたのち他事業への事業構造の移行を推進されたご経験もあるようです。今では数多くの有名企業の社外取締役でも活躍されているそうです。

株式会社ミクシィでは、SNS「mixi」への依存から複数サービスを育てる事業構造へ転換する局面で、組織戦略の立て直しを推進。執行役員・ユーザーサービス本部長として、ユーザー向けサービス事業全体の執行責任と、その開発組織の再編・運営を担った。

この時点で思いましたが、おそらく部長クラスの人が読まれるの方が最も得られるものが多そうだなと思いました。正直非常に興味はある本なのですが、優先度は高くない気はしたので見送り・・・

ちなみに私、この筆者の方のqiitaを過去にいいねしていました。
以下の記事は目から鱗。おそらく類似の失敗経験がある方もたくさんいるんでしょうね・・・

エンジニアの持続的成長37のヒント

2026年ビジネス書部門大賞の一冊。
筆者の阪上誠さんですが、最初は建設系の営業からキャリアをスタートさせその後はアウトソーシング業界のご活躍が長いようです。

端的にいうと、タイトルから一見連想されるようなエンジニアの方が自信のキャリアについて書いたような本ではなくエンジニアにアウトソーシング業界からマネージャーとして長年携わってきた知見から書かれた本のようです。
個人的には餅は餅屋という考え方なのと、成長についてそこまで悩んでいる状態ではないので、今回は見送り。

一方で、エンジニアのキャリアについての本は既に数多く存在しますし、キャリアに幅があり個性も色濃く出る印象で、こういったマネージャーの立場から長くエンジニアに携わった方の視点はこれはこれで刺さる人はたくさんいそうとは思いました。

おわりに

個人的にはタイトルだけで購入するとしたら、今回見送った

  • ことばの意味を計算するしくみ
  • エンジニアの持続的成長37のヒント
  • イシューからはじめよ
  • エンジニアリング組織論への招待

あたりは昔ならば即購入している本です。
自分の需要と筆者の経歴を踏まえたマッチを分析することによって本当に優先すべきインプットを理解することは、今後も続けていきたいと考えています。

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