※ 本投稿はLooker Advent Caledar 2021 4日目の記事となります。
Lookerで時系列表示するグラフの日時範囲を複数条件の組合わせで表現する小技の紹介になります。
どんな時に使うのか?
例えば
- 当日の2年前から、1週間前までの範囲でデータを見たい。
- 当日の午前10時から現時刻の30分前までの範囲でデータを見たい。
など、ある一定期間のデータを現時点から相対的に表示したい。
という可視化が必要な場合に利用することになります。
どうやって実現するのか?
Lookerでは複雑な日付範囲を指定する場合は、
1つの日時項目のフィルタを複数組合わせることで実現する必要があります。
具体的には、
- 当日の2年前から、1週間前までの範囲でデータを見たい。
という場合には、以下のような複数のフィルタを指定します
フィルタ1
## 当日の1週間前までの範囲を指定
Date: is before relative 1 weeks ago
フィルタ2
## 当日の2年前までの範囲を指定
Week: is on or after relative 2 years ago
これで無事
- 当日の2年前から、1週間前までの範囲でデータを見たい。
の要望を満たすことができるフィルタを設定することができました。
まとめ
一つの日付項目を複数指定することで、複数条件のAND指定ができる。という結構マニアックな内容でした。
自身もLooker歴3年目に突入しましたが、この方法を知ったのはつい最近でしたので、なかなか実務で使うことがない内容かもしれません。ただしそういう情報も日本語ではまだ見つけるのが難しい為、この場を借りて紹介させていただきました。どなたかの役に立てれば幸いです。