はじめに
先日のプライムデーで、ついに憧れだった HHKB(日本語配列)を購入しました。
私は普段、 Windows、Macの両方 を使っているのですが、今回購入した HHKB を含めると、3つの環境でそれぞれキー配置や操作感が微妙に異なり、少しストレスを感じました。
そこで、Windows / macOS / HHKB のキー操作をできる限り統一することにしました。
すべてを完全に揃えるのは難しいですが、最も頻繁に使うキーだけでも合わせるだけで、かなり快適になったので、その設定内容を共有します。
概要
今回統一したのは、以下の2点に絞っています。
どちらも、自分が使いやすいと感じた操作体系に寄せています。
英数 / かな の切り替え:Macスタイルに統一
ショートカット操作(コピー / Undo など):HHKBのキー配置を基準に統一
なお、HHKB本体には Windows / Mac を切り替える物理スイッチがありますが、都度切り替えるのは面倒なので今回は使用していません。
その代わり、両方のOSでシームレスに使えるようにキーマップを調整しています。
1. Windows側の設定
Windowsでは、以下の2点を設定:
-
Caps Lock
キーをCtrl
に変更(HHKBと同じ配置に) -
無変換
キーで英数入力に切り替え(Macの「英数」キーと同じ挙動に)
1-1. 無変換キーでIMEをオフに(片方向の英数切り替え)
デフォルトの Windows では、無変換
キーを押すたびにモードがトグルで切り替わる仕様ですが、今回は押すだけで「英数入力」に固定的に切り替わるように設定します。
- 言語バーを右クリックし、設定を開きます
- キーとタッチのカスタマイズを選択し、以下のように設定
1-2. CapsLock
を Ctrl
に変更(HHKBと同じ配置に)
HHKBでは Caps Lock
の位置に Ctrl
があるため、Windows側でも同じようにしておくとショートカットの操作感が統一されて快適です。
- Ctrl2Capをインストール
-
zipを展開し、例としてCドライブ直下に配置
-
コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、インストールコマンドを実行:
cd C:\Ctrl2Cap ctrl2cap /install
-
「Agree」をクリックしてインストール
- PCを再起動すれば設定が反映されます。
2. Mac側の設定
Macでは、HHKBと同様に Ctrl
キーが左下にありますが、コピーやUndoなどのショートカットには Command
キーを使います。
そのため、Mac側でも Ctrl
キーに Command
を割り当てて、HHKBのキー配置と動作を統一します。
設定手順:
設定は以下の通り、システム環境設定の「キーボード > 修飾キー」から変更できます。
これにより、Macでも Ctrl+C
や Ctrl+Z
など、WindowsやHHKBと同じ感覚でショートカットが使えるようになります。
Mac側の設定はこの変更だけでOK。他はデフォルトのままで問題ありません。
3. HHKBの設定
まずは先ほどのMacと同じようにCtrl
キーに Command
を割り当てます。
続いて、専用のキーマップ変更ツールを使用して、物理キーの動作を以下のようにカスタマイズしました。
設定内容:
-
スペース左隣のキー(無変換) →
英数
に割当て -
スペース右隣のキー(かな) →
かな
に割当て
おわりに
キーボードの物理配列やOSごとの違いに悩まされることは多いですが、キー割り当ての工夫だけでもかなりストレスを減らせることを実感しました。
まだ細かいキーまでは調整中ですが、まずは「英数/かな切り替え」と「ショートカット操作」だけでも揃えることで、快適さが格段にアップします。
同じような環境で困っている方の参考になれば幸いです。