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Windows11 HomeとProの違いについて

Last updated at Posted at 2022-12-01

はじめに

未経験からプログラミングスクールでRubyに触れSEに転職しました。

業務では基幹システムの要件定義や設計、コーディング、保守を行なっています。
言語はDelphiとRPGⅢ。プライベートはSwiftで開発してます。
今回、法人ユーザー様から端末買換えとのこと質問をいただきました。
ProとHomeなにが違うのか調査したことを書きます。

目次

本記事の対象者

  • 新入社員の方
  • OSに詳しくない方

当初のイメージ

  • Pro:業務用の端末
  • Home:家庭用の端末

業務用の端末だからProを選んでくださいでは説明不足感が否めません。

わかったこと

  • Proは会社、ビジネス向けに高度な設定やセキュリティ機能を追加したエディション
  • Homeは個人、一般家庭向けに、必要最低限の機能に抑え、価格を安くしたエディション

Proの特徴

  • ビジネス向けに管理機能、セキュリティ機能が搭載されている
  • リモートデスクトップのホスト(遠隔操作される側)になれる
  1. セキュリティ
     →暗号化やフォルダ、ファイル単位でロックが可能
  2. ネットワーク
     →他端末とのネットワーク共有しやすくなっている
  3. スペック
     →HOMEは最小スペックに対してPro最大スペックまで選択できる

サーバ、ネットワークエンジニアから聞いたこと

  • HOMEとProでは設定方法が異なる
  • セットアップ時にHOMEだとコマンドプロンプトからでしかできない設定がありサポート時に不便。
  • 業務用ビジネスシーンではProが安パイ。

リモートデスクトップのホストとは

  • 遠隔操作される側の端末=ホスト
  • お客様自身が出先からモバイル端末で会社端末を操作したいときにProだと実現しやすい
    • アプリを利用してスマホ、タブレットから会社の端末を操作できる
  • teamviewer接続などであればPro/Homeどちらでも変わらなさそう

お客様へ伝えたこと

  1. セキュリティの担保:ドライブ、ディスク単位でロックをかけられます
  2. スペック:Homeは最小スペックのみ、Proは最大スペックまで選択可能です
  3. ネットワーク構成:他端末とのネットワーク共有があります
    業務用システム運用では上記3点を満たすOSとしてProを推奨しています。

参考

Windows 10 HomeとProの違いを解説 - 個人でもProを選ぶべき?
「Windows 11」導入するならエディションによる違いを最低限知っておこう
Windows の比較表

Windows11 HomeとPro比較

利用用途に応じた必要な機能があるかを確認し、必要なエディションを選定する。

スペック Windows 11 Home Windows 11 Pro
RAM制限 128GB 2TB
CPU コアの制限 64コア 128 コア (64+64)
CPUソケット 1 2
機能 Windows 11 Home Windows 11 Pro
BitLocker によるデバイス暗号化
デバイスの暗号化
デバイスを探す
ファイアウォールとネットワーク保護
インターネット保護
保護者による制限と保護
セキュア ブート
Windows Hello
Windows 情報保護 (WIP)
Windows セキュリティ
割り当てられたアクセス
動的プロビジョニング
Azure による Enterprise State Roaming
グループ ポリシー
キオスク モードのセットアップ
ビジネス向け Microsoft ストア
MDM (Mobile device management)
Active Directoryのサポート
Azure Active Directory のサポート
ビジネス向け Windows Update
Auto HDR
Microsoft Teams からのチャット
デスクトップの整理
DirectStorage
Microsoft Store
Microsoft Teams
新しい絵文字
「フォト」アプリ
シームレスな再ドッキング
スナップ アシスト
タッチスクリーン
アップデート
ウィジェット
ARM 版 Windows

おわりに

  • イメージ通りだったが端末選定には導入事後の運用保守なども考慮する。
  • チェックする箇所は用途や役割に応じて異なることが分かった。
  • 営業は価格の話もするので納得感のある説明スキルが必要そう。
  • お客様のITリテラシーに合わせ伝える内容を考える必要がある。
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