#1. はじめに
2019年8月にAWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルを受けて合格しました。
8割以上取れたかなという感覚でしたが、スコア782で結構危なかったです。
2019年6月に受験して一度落ちてから今回までにどんな学習方法をしたのか記録します。参考になれば幸いです。
なお、試験問題に繋がる内容は記載はしないよう気を付けています。
※2019年6月に受験時の記録
前回:AWS ソリューションアーキテクト プロフェッショナル SAP-C01 不合格 受験記録
#2. SAP-C01試験 2019-06-24版について
今回受験したSAP-C01自体は2019月2月に改定された新試験になります。今回の試験予約時にアクティブ日を見たところ「2019-06-24」となっていたので、その時点で内容が更新された可能性が高いと思います。
AWS Certificateのよくある質問に、**「新しい製品、サービス、機能は一般公開された (GA) 6 か月後に、認定試験に反映されるようになります。」**と明記されているので、昨年暮のre:Invent辺りで出てきたサービスや機能はがっつり試験対象になったと想定して進めています。
#3. 学習方法
学習期間:約1ヶ月(+前回の2週間)
学習時間:約50時間(+前回の30時間)
前回は試験対策気味になってしまったので、基本に立ち返ってサービスの理解という意識で学習方法を見直しました。
現状もプロフェッショナル向けの良い日本語コンテンツは無いので8~9割は英語コンテンツがメインです。
しかし、Google翻訳という強い味方をフル活用して今回は学習しました。
使ったもの
- udemyの有料模試1 - AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam
- AWS クラウドサービス活用資料集
- AWS よくある質問
- [AWS ホワイトペーパー] (https://aws.amazon.com/jp/whitepapers/?ref=docs_gateway&whitepapers-main.sort-by=item.additionalFields.sortDate&whitepapers-main.sort-order=desc)
- AWS Well-Architected フレームワーク
- AWS セキュリティのベストプラクティス
- AWS クラウドでのコスト管理
- DDoS に対する AWS のベストプラクティス
- AWS Key Management Service のベストプラクティス
- AWS におけるマイクロサービス
- Oracle データベースを AWS に移行するための戦略
- Youtube - [AWS Black Belt Online Seminar] (https://www.youtube.com/playlist?list=PLzWGOASvSx6FIwIC2X1nObr1KcMCBBlqY)
- Youtube - re:Invent 2018の動画:特に参考になったもの下記
- AWS re:Invent 2018: [NEW LAUNCH] AWS Transit Gateway & Transit VPCs, Ref Arch for Many VPCs (NET402)
- AWS re:Invent 2018: Advanced VPC Design and New Capabilities for Amazon VPC (NET303)
- AWS re:Invent 2018: [REPEAT 1] Become an IAM Policy Master in 60 Minutes or Less (SEC316-R1)
- AWS re:Invent 2018: Extending Data Centers to Cloud: Connectivity Options & Best Practices NET302
- 【2019年】AWS全サービスまとめ(リンク先はシリーズ1)
前回あまり活用しませんでしたが「よくある質問」を読み込むのはかなりオススメです。
出来る・出来ない・制限事項が明記されているので、問題文のシナリオを評価するのに役立ちます。
実際試験中「このパターンは出来そうで出来ないんだよな」と自信持って答えられるケースが増えていました。
また「ホワイトペーパー」を読み込むのも強くオススメします。
上記にお気に入りを挙げていますが、実際には20近くのホワイトペーパー資料に目を通しました。
ホワイトペーパーのPDFは英語の資料が多いので、google翻訳にPDFを投げ込んで翻訳しながら、
逆に翻訳で分かりにくいケースも多いので、英語版も並べて比較しながら読んだ感じです。
上記、udemyの有料模試も非常に参考になります。解説が非常に丁寧なので読み込むことをお勧めします。
全問題3周使って、解答を覚え始めてしまっていたのもありますが終盤は90%平均程度正解出来ていました。
#4. 試験当日のこと
- 安定の歌舞伎座CBTSで受講
猛暑日でしたが、室内はちょっと寒かったので、長袖のシャツで良かったです。
今回は全て終わった段階で残り45分。フラグ付き37問。残り5分までじっくりと見直ししました。
最後まで理解出来ない問題が10問ぐらい残りましたが、前回は見直しまで終わった段階でもフラグが20問近く残っていたので、まぁ大丈夫だろ!って感じで終了を押せました。
#5. 試験の感想
基本方針は前回の感想同様、移行、複数アカウント運用、最適なアーキテクチャ、RTO・RPO、DR辺りの複雑なシナリオが問われますが、改めて見返してみるとプロフェッショナルの「試験ガイド」はよく出来ています。記載の分野の通りの出題範囲(当たり前ですが)なので、自分は試験ガイドをよく読みながら分野毎に対象っぽいサービスを列挙しました。併せて試験ガイドに記載のホワイトペーパーも目を通しながら+有用そうなタイトルのホワイトペーパーに目星付けると良いです。
参考:試験ガイド分野
分野 1: 組織の複雑さに対応する設計
分野 2: 新しいソリューションの設計
分野 3: 移行の計画
分野 4: コスト管理
分野 5: 既存のソリューションの継続的な改善
また、全てのサービスの用途は最低限一言程度で把握しましょう
(上記【2019年】AWS全サービスまとめ記事シリーズを全てざっと読む。)
試験や学習のポイントなど
前回で記述したところは除きます。
- Well-Architectedフレームワークすべて重要ですが、特に「信頼性」と「コスト最適化」は理解する
- 全て実現可能なシナリオの場合はWell-Architectedフレームワークに当てはめて考える
- 基本的なサービス理解に加え、エンタープライズ用途や大規模利用、既に多くのリソースを持つハイブリッド構成を想定した場合どうするかを考慮する
- VPCやEC2、各種ストレージなど基本的なリソースについてはre:Invent辺りで出てきた機能も含めて、特に深く理解を推奨。
- TransitGatewayやDirectConnectGatewayの登場でVPCの構築パターンはかなり変わりました。(自分の時は出ませんでしたが)Global Acceleratorも含めて様々な構築パターンが検討出来ます。
- 必ずしも新機能が選択肢にあるとは限りませんので、新サービスが出てきた背景も併せて確認するといい
- 問題文にて問われていることをよく読む
- 実際見直し段階で問われていることの違いに気づいて2問程度直しました。解答は全てが有効な答えのことが多いので、細部の記載によく注意してどれが最適か選んだ方がいいです。
- 時間が無いので、ハマると焦ります。その場合は暫定で答えておいてフラグ付けて後から確認でもいいかも知れません。
- アマゾン ウェブ サービスに移行するの内容および「6つの一般的なアプリケーション移行ステージ」を理解する
- 別リージョンに「素早く」デプロイする手段を色々把握しておく。
- バックアップや移行+RTO、RPOは絶対問われると思います。
特に重要なサービス
Organizations、Systems Manager、Service Catalog、Storage Gateway、Server Migration Service、Database Migration Service、Key Management Service
自分の場合はこれらが多い印象だったので参考程度に。
DevOpsも取って5冠と行きたいところですが、かなり疲弊したのでしばらくはFE風花雪月の消化に勤しみます。
これから望む人は頑張ってください!