やりたいこと

サイト内の「/text/」という文字列を含むすべてのhref属性にパラメータを自動付与する。
例えば、サイトURLがhttp://www.example/category/page.html の場合、パラメータ「ref=page」を自動付与する。
すでに別のパラメーター（id）が付与されている場合。 → &に続けて付与する。
パラメーター（id）が付与されていない場合。 → ?に続けて付与する。

以下コードで達成

$("a[href*='text']").each(function() {　//1行目
  var obj = $(this);　
  var link = obj.attr("href"); //3行目
  var pathname = location.pathname.split("/"); //4行目
  var filename = pathname[pathname.length-1];  //5行目
  var filename2 = filename.split('.')[0];       //6行目

  if(filename){ //7行目
    if ( link.match("/?id")) { //8行目
      obj.attr("href",link + "&ref=" + filename2) //9行目
    } else {
      obj.attr("href",link + "?ref=" + filename2) //11行目
    }
  }
});

解説

1行目：指定した文字列をhrefに含むa要素を探す。

イコール前のアスタリスク(*）が重要。

$('a[href*="text"]')

1行目： each()で繰り返し処理を行う

each()前のHTML要素に対して繰り返し処理を行う。

$('a[href*="text"]').each(function(){
  //繰り返し処理を記述する
})

3行目： attr()でhref属性を取得する

var objに格納されているのは、1行目で指定した文字列「text」を含むa要素。
そのhref属性を操作できるようになる。

var link = obj.attr("href");

4行目：サイトURLのパスを取得する

location.pathnameで、サイトURLのパスが取得できる。

location.pathname
//結果：/category/page.html

4行目： split()で、文字列を分割する

.splitで文字列を分割し、配列としてpathnameに格納する。
.split("区切り文字")とすれば、任意の文字で分割できる。

var pathname = location.pathname.split("/");
//結果：category, page.html

5行目：パス最後のディレクトリ部分だけ取得

配列pathnameの、最後のオブジェクトから数えて1番目のもの（つまり最後のオブジェクト）を変数filenameに格納。

.lengthは、配列の要素数を取得する。.length-1の「-1」を「-2」「-3」と変えることで任意の階層のフォルダパスを取得できる。

var filename = pathname[pathname.length-1];
//結果：page.html

6行目：不要な拡張子を取り除く。

.split(.)で、拡張子とファイル名を分割する。
配列[0]でファイル名だけをfilename2に格納する。

var filename2 = filename.split('.')[0]; 
//結果：page

７行目：filenameの有無で条件分岐させる

filenameが無い場合（トップページなど）は、「?ref= 」と不自然な表示になってしまうため。

8~11行目： match()で別パラメータが付与済みかどうか判別

変数linkにmatch()で指定した「?id」が含まれているか否かで処理を分ける。
attr()を使って、objのhrefを変更する。

if ( link.match("/?id")) { 
  obj.attr("href",link + "&ref=" + filename2) 
//結果： http://www.example/link?id=xxx&ref=page
} else {
  obj.attr("href",link + "?ref=" + filename2) 
//結果： http://www.example/link?ref=page
}