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Day 8

【AWS】用語を整理しながら学ぶAWS Fault Injection Service

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はじめに

この記事ではAWSが提供するAWS Fault Injection Serviceを学習していく内容となっています。
主な内容としては実践したときのメモを中心に書きます。(忘れやすいことなど)
誤りなどがあれば修正していく想定です。

AWS Fault Injection Serviceとは

まずはサービス概要を見ていきましょう。AWS Fault Injection Service(以下、FIS)とはなんでしょうか。AWSの公式サイトには下記のように表現されています。

コントロールされた実験で回復性とパフォーマンスを改善する
耐障害性テストツール – AWS フォールトインジェクション Service – AWS

AWS FISはAWS で実行されているアプリケーションの回復力を向上させるためのマネージドサービスです。FIS を使用すると、本番環境に近い形で障害を発生させることで、アプリケーションの挙動をテストできます。また、AWS Resilience Hubから利用できる機能です。

FIS には、独自の用語がいくつかあります。

  • 実験:FIS を使用して障害を注入する一連のアクションです
  • 実験テンプレート:実験の設定を定義したものです
  • アクション:実験中に実行される個々の操作です
  • ターゲット:アクションの対象となるリソースです
  • 停止条件:実験を停止する条件です
  • ロールバック:実験前の状態に戻すことです

実験?テンプレート?アクション?ターゲット?何がなんだかわからないので1つずつ見ていきましょう。

実験

実験は、FIS を使用して障害を注入する一連の操作です。実験は、実験テンプレートに基づいて実行されます。

実験テンプレート

実験テンプレートは、実験の設定を定義したものです。実験テンプレートには、アクション、ターゲット、停止条件などが含まれます。

アクション

アクションは、実験中に実行される個々の操作です。FIS では、さまざまなアクションが用意されています。たとえば、EC2 インスタンスを停止させたりできます。

ターゲット

ターゲットは、アクションの対象となるリソースです。ターゲットには、EC2 インスタンス、RDS インスタンス、API Gateway などを指定できます。

停止条件

停止条件は、実験を停止する条件です。停止条件には、CloudWatch アラームを指定できます。たとえば、CPU 使用率が 90% を超えたら実験を停止するといった条件を設定できます。

ロールバック

ロールバックは、実験前の状態に戻すことです。FIS では、実験前にスナップショットを作成することで、ロールバックを簡単に行うことができます。

料金面

AWS Fault Injection Service (FIS) の料金は、実際に使用した分だけを支払う従量課金制です。初期費用や最低料金はありません。

FIS の料金は、主に以下の要素で構成されます。

  • 実験レポート

    • 実験レポートは、実験のアクションと、お客様が提供する CloudWatch ダッシュボードからのアプリケーションの応答をまとめたものです
    • FIS の実験レポートの料金は、1レポートあたり 5 ドルです
  • アクションの実行時間

    • アクションの実行時間に対して課金されます
    • 1アクションにつき1分ごとに0.1ドルの料金が発生します

FIS を使用して実行したアクションによっては別途、料金が発生します。

  • たとえば、EC2 インスタンスを停止するアクションを実行した場合、EC2 インスタンスの料金が発生します

料金の詳細については、AWS の公式 Web サイトをご確認ください。

AWS Resilience Pricing

まとめ

AWS Fault Injection Service (FIS) は、AWS 上で実行するアプリケーションの回復力テストを行うためのサービスです。

FIS でできること

  • 本番環境に近い形で障害を発生させることができます
  • 障害発生時のアプリケーションの挙動をテストできます
  • テスト結果を分析して、アプリケーションの弱点を見つけ、改善できます

おわり

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