LY Corporation(旧ヤフー)の川邊健太郎さんが、2026年6月の株主総会をもって会長を退任し顧問へ。
このニュースを聞いて、新卒時代のことを思い出した。
私が入社したころ、川邊さんは副社長だった
2012年にヤフーに新卒入社した。ちょうど宮坂学さんが社長に就任したころだ。
世はまさに「スマホ戦国時代」。ヤフーはスマホ対応で出遅れており、宮坂さんが「スマホファースト」を旗印に会社を変えていくフェーズだった。同僚から聞いた話では、前社長・井上雅博時代とは空気が全然違ったらしい。
そのとき川邊さんは副社長。モバイル領域を牽引してきた人物として社内での存在感は大きかった。
また、現LinkedIn日本代表の村上臣さんがCMO(Chief Mobile Officer)として就任したのもこの時期。「モバイルを会社の中心に据える」という意思が、人事にもはっきり表れていた。
私の最初の仕事は スマホ通知プラットフォームの構築。米ヤフーと技術提携を結んでいたこともあり、初期設計から関わらせてもらった。半年未満の爆速リリースは、自分のエンジニア原体験になっている。
2018年、川邊さんが社長に
宮坂さんは約6年間社長を務め、2018年1月に川邊さんへバトンを渡した。在任中の仕事で特に大きかったのが PayPayの立ち上げと普及。キャッシュレス後進国と言われていた日本で、街の小さな店舗まで QR 決済が広がったのは川邊さんの時代だ。ZOZO買収、LINEとの経営統合と、意思決定の振り幅も相当なものだった。
宮坂さんはその後、ヤフーの会長を経て東京都副知事に転身。それもまた、時代の変わり目を感じさせる動きだった。
そして今、バトンは次へ
スマホ普及期からLINE統合まで、日本のインターネットの「大合流」をまさに体現してきた川邊さん。新卒でその渦中にいた身として、あの時代に関われたことを誇りに思う。
川邊さん、本当にお疲れ様でした!