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勉強会で映像・音声機材で困りがちなことと対策方法

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はじめに

本投稿は、Schooの2016年末特別企画「Schoo advent calendar 2016」の12日目の記事になります。

エンジニアはエンジニアでも、放送技術的な意味でのエンジニアをやっています。
SchooではIT勉強会などを授業として皆さんにネット配信することもあり、配信を業としている者として勉強会をネット配信されたい方に有効な機材を紹介させていただこうと思います。
今回は勉強会中継でありがちなトラブルをいくつか紹介し、それに効く機材は何か、もしくはどのような運用で対応すべきか、という向きで紹介させていただこうと思います。

解決したいトラブル

  • マイクがハウリング起こす問題
  • プロジェクタに映像出せない問題
  • カメラで撮ってるんだけどスライドがきれいに撮れないとか演者が小さいとか問題

マイクがハウリング起こす問題

なにもネット配信する場合に限らないとは思いますが、特に狭い会場などだとスピーカーとマイクの距離が近くなり、ハウリングを起こす可能性が高くなります。結構ワイヤレスのマイクでお使いの時に大変になることも多いので、一応運用上の注意点として

そもそもスピーカーにマイクが向かないよう配置する。

ハウリングはそもそもスピーカーから出た音がマイクで再度入力され、その音がスピーカーから出力されたらまたそれをマイクが拾って、という風にループを起こすために発生します。
そのため、物理的・配線的に限界になることも多いですがマイクとスピーカーが音を送りあわないような配置にすると解決する場合があります。
具体的には、
例1:マイクとスピーカーをできる限り離す。
 →ケーブルやそもそもの会場キャパの問題で難しい場合がありますが、ハウリングのリスクを下げやすいです。
例2:高く持ち上げるか足元に転がす。
 →テーブルや演台などが遮蔽物になるように転がすとなおよいです。が、足が当たるリスクもあるので配置は慎重に

ミキサーで必要な上げ下げを行う。

人力に頼りますが、ミキサーなどをシステムに入れている場合、ハウリングの瞬間ボリューム落とすなどすればハウリングは消せます。
が、もちろん再現はあり得ますし都度々々対応しないといけないので対処療法ではあります。

ハウリング(フィードバック)サプレッサーを使用する。

こういう困りごとに機械の力を使う方法があります。
ハウリングデストロイヤー、フィードバックキャンセラーというように各社いろんな名前を使っているのですが、とにもかくにもハウリングを起こしている周波数帯域だけ狙い撃ちで音量を下げ、ハウリングを止めるという仕組みがあります。
その性質上、パワードミキサー(スピーカーとの直結が意図されたミキサー)あたりの機器に搭載されている場合があります。
エンジニアの交流を目的にオフィスにミーティングルームを設けてエンジニア勉強会の会場として音響機器一式を用意されるなどの際は多少気にされるといいかもしれません。(もっとも、そのくらいの大がかりな導入であればハウリングは別の方法でも解決できそうですが)

Schooでは本件のような会場音響は配信機材と比較すると充実していない部分になるのですが、下記のような機器を導入しています。
goRack
これは一応ミキサーということになっているのですが、あまりミキシングの機能は強力とは言えません。
ただ、”ポータブルPAとの抜群の相性”という触れ込みのとおり、これにはそこそこ強いハウリングサプレッサーが入っています。

利用イメージについては下記の動画などよりご確認ください
dbx goRACKのハウリング除去機能をチェック!

動画でもご紹介されていますが、絶対ではないので動画や使用例をご確認の上でご納得ののち導入をご検討ください。

プロジェクターに映像出せない問題

大きく2パターンあると思っていて、

  • プロジェクターに接続するための端子が発表者のPCとかみ合わない(そもそも端子が合わない)
  • プロジェクターとPCはつながったのに映像が流れない(端子はあっているのに映像が流れない)

前者についてはもう適切な変換機器を導入するか発表者PCを統一するなど、繋ぎ方で対処いただきたいのですが、
後者については原因により適切な対処が異なります(そのためこの記事でも対処が網羅できません)
ざっと大きなものでも下記があります

  1. PC側の出力解像度がプロジェクターに対応してない
  2. ケーブルの破損
  3. 複数面のプロジェクターに送出するための分配機がHDCPなど何らかの事情で分配できない

それぞれの確認方法としては、

1→PCで試せる限り解像度を変更して認識されるかを試す。また、PCを変えてみる。
2→新品や破損のない他のケーブルでも映像が出ないかを試す。
3→HDCPや信号の減衰などで、分配器は容易く映像が送られなくなりますので一旦分配器のない環境で試す。

というようなイメージになります。

基本的にはコストのバランスが取れる限り稼働実績の高い機材を組んで、なるべくPCを動作確認したPCに統一するなどされるといいのではないかと思います。また、複数台のPCを接続する場合は発表者のPC接続テストを行いたいですね。

もしさらに手を入れられるということであれば、スケーラ付きのコンバーターを経由させるといいかもしれません。
かなり値が張りますが、先日の投稿で採用しているG1は、入力信号にかかわらず1080iの信号にしてくれるため、プロジェクター側はG1の出力に対応したモデルを選べばよくなります。
尤も、G1コンバーターは直接プロジェクタに接続することがほぼほぼできませんので、別のモデルなども含めて慎重に検討ください。

カメラで撮ってるんだけどスライドがきれいに撮れないとか演者が小さいとか問題

中々スイッチャーの導入も大変でしょうし、こんな手段もあります。というプランを参考に、色々と検討されてみてもよいかと思います。
例えば下記のような。

ウェアラブルカメラを登壇者の手元に置いて臨場感を出す。

発表者を撮りたいならデジカメも有効ですが、たとえば演台にGoProなどのウェアラブルカメラを設置されたほうが臨場感が出るかもしれません。記録時間に制約はありますが。

そもそも人ではなくスライドを撮影したほうがいい場合もある

ネット配信などの利用であるならば、発表資料のHDMIを分配できるならその分配された映像を利用して直接その画面を配信されたほうが視聴者の利益になる場合もあるかと思います。
ただし、スライドの場合は記録機器か配信のための機器をどうにかしてPC→プロジェクターの流れに組み込む必要があります。
先述のプロジェクターつながらない問題がクリアできている方向けの対応になるかと思いますので、ご注意ください。

いかんせん現場ごとに構成も異なるので、中々これだ、というものをはっきりお示しするのが難しいため、緩い表現になっていることはご了承ください。
こういう機能を持った機器がある、などの情報はあまり見受けられなかったので、参考になれば幸いです。

schoo
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