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Slackに慣れた人間が「Teams使いにくい」と言う理由を言語化して、この先生きのこるための方法を考えてみよう(言語化編)

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はじめに

前職では約6年間Slackを使っていましたが(それ以前は今は無きHipChat)、転職して社内チャットがTeamsになりました。
「でも最近のTeamsはSlackみたいになってきてるから慣れれば大丈夫でしょ」と思っていました。
しかし使っていくうちに広がる違和感。
前職で「お客様がTeamsだからTeamsも使ってるけど使いづらい。Slackの方が良い」という人もおり、「そんなに違うのかー」と他人事のように思っていました。
検索しても、SlackユーザーのTeamsディスは結構見かけます。
転職して「なるほど、確かにこれは言語化しづらいけど使いにくい」と感じたので、頑張って言語化し、この先生きのこるか考えたいと思います。

えっ! Slackで当たり前のように使っていたこの機能、Teamsだと最近実装されたばかりなの?

まずはこちらをご覧ください。

Microsoft Teams の新機能

チャネル内のスレッド (2025年9月の新機能)

チャネルの会話をスレッドとして表示して、特定のメッセージに簡単に返信し、関連する会話を 1 か所でグループ化します。 スレッドに従って情報を把握し、[ フォローされたスレッド ] ビューで関連する更新プログラムを表示します。 詳細については、「Microsoft Teamsでスレッドをフォローする」を参照してください。

Teamsにもスレッド機能は前からあったような? と思いましたが、人によっては「Teamsにスレッド機能なんてあった?」と思うかもしれません。後述します。

チャットとチャネルの検索結果をフィルター処理する (2025年8月の新機能)

検索フィルターを追加することで、チャットやチャネル内のファイルを簡単に見つけることができます。 チャットまたはチャネル で、[チャット [虫眼鏡の検索] ボタンで検索 ] または [ チャネルで検索 ][虫眼鏡の検索] ボタン を選択し、[ 添付ファイル あり] フィルターを選択して、添付ファイルを含む結果のみを表示します。 詳細については、「Microsoft Teams でメッセージなどを検索する」を参照してください。

Slackの検索機能も必要最低限だと思っていましたが、フィルター処理検索がなかった時代どうやって検索していたのでしょうか。

保存したすべてのメッセージを表示する(2025年8月の新機能)

Teams でチャット Teams チャット タブ アイコンを開き、[クイック ビュー] で [保存された保存されたメッセージ アイコン] を選択して、保存したすべてのメッセージを表示します。 1 つを選択して会話を開き、直接確認または返信します。

ブックマークがない時代どうやって「これは後で見直さないと」と思っていたチャットを把握していたのでしょうか。

複数の絵文字の反応で自分を表現する(2025年8月の新機能)

反応する絵文字を選択できませんか? 複数のメッセージや投稿に応答します。 メッセージまたは投稿にマウス ポインターを合わせ、共感する複数の絵文字リアクションを選択するだけです。 詳細については、「 Microsoft Teamsのメッセージに対するいいねったり反応したりする」を参照してください。

Slackだと当たり前の絵文字リアクション芸、最近まで実装されてなかった!?
そもそも絵文字の種類やカスタム絵文字も比較的最近実装されたとどこかで見たような……。

絵文字を適切に動作させる(フロー) (2025年7月の新機能)

特定の絵文字の反応によってトリガーされる自動化されたワークフローを使用して生産性を向上させます。 たとえば、テンプレートを使用して、要求を転送する特定の絵文字リアクション トリガーを設定します。 詳細については、「 Microsoft Teamsの絵文字リアクションからワークフローを作成する」を参照してください。

Slackのワークフローみたいなものかな?
Slackでも「これ使いこなしたらもう少し便利になるかなー」と思っていたので、これはこの先生きのこるためにチェックしたいです。
でも最近まで実装されてなかったのね……。

絵文字のキーワード検索(2025年5月の新機能)

探している絵文字に関連する用語を検索して、何千もの標準絵文字に関連する結果を見つけます。

今まで大量の絵文字の中からどうやって探していたのでしょうか。ちょっと想像がつかないのでノーコメント。

アクティビティをカスタマイズする(2025年4月の新機能)

Teams アクティビティ フィードで、 @Mentions フィルターを適用して個人用のメンションを表示するか、[ タグメンション ] フィルターを使用して、ユーザーを含むタグメンションを表示します。
逆に今まで区別できなかったのでしょうか(昔のTeamsを知らないためよくわからない)。

絵文字やリアクションに適した肌のトーンを設定する(2024年11月の新機能)

最適な肌のトーンを選択して、Teams で絵文字やリアクションをカスタマイズします。 スキン トーンの設定を更新するには、[設定] に移動し、[外観とアクセシビリティ]Teams の外観設定アイコン > Teams の [外観とアクセシビリティ] を [その他のオプション] アイコン> します。

個人的には使わない機能ではありますが、最近までなかったことに驚き。

Teamsでみんなが使っているグループチャットはSlackで言うところのDMだった!

「Slackのスレッドみたいな機能ないのかなー(検索)あれ、Microsoftのサイトにはあるけどメッセージからスレッドを作成することができない???」
「Microsoft Planner便利そうだな。チャンネルと連携できるみたいだし……あれ? できないぞ???」

Teamsのチャネルは、多くの組織では管理者権限が必要な設定になっていると思います。
Slackに慣れていると、「チャンネルが気軽に作れない? じゃあみんなが使っているこのチャットは何?」と思うのではないでしょうか。

違和感があるので、それぞれの公式ドキュメントを読み比べてみました。
Microsoft Teamsのチャネルについて最初に知っておくべきこと
Microsoft Teamsでのチャットについて最初に知っておくべきこと
Microsoft Teamsでのグループ チャットについて最初に知っておくべきこと
チャンネルとは? | Slack

読み比べて気づきました。
「これSlackのチャンネルじゃない、DMみたいなものだ!」

Slackだとユーザーが自由に「チャンネル」を作ることができます。
ですが、Teamsだとユーザーが自由に「チャネル」を作ることができません。
ではどうやってみんな使っているかというと、グループチャットを作成していると思います。
そして、グループチャットではMicrosoft Plannerとの連携もスレッドも使えない……。
SlackとTeamsの最大の設計思想の差を感じました。
特にスレッド機能は、SlackだとDMでも使える機能なので、ないととても不便です。
会話の内容がチャット内で乱立しすぎて、普通に重要なチャットを見逃します(一敗)。

絵文字の👀に違和感がある

ここまで来ると言い掛かりのレベルかもしれませんが、Slackは(多分)Noto Color Emojiが使われています。
Teamsは…これなんだ?と思って調べてみたら、Microsoft Teams (3D Animated)というフォントだそうです。
👀 Eyes Emoji | Meaning, Copy And Paste
フラットなNoto Color Emojiと違って目がツヤツヤしていて違和感があります。
Slack使いだと「チャットを見ましたよ」という意味で👀の絵文字を多用することが多いと思うので、どうでもいいことですが頻繁に使うだけに辛いです。しかも動くし。

まとめと次回予告

この記事では、Slackに慣れた私がTeamsで感じた違和感を言語化してみました。
特に以下の3点が大きな発見でした。

  1. 基本機能の実装時期
    Slackで当たり前の機能が、Teamsでは2024~2025年に実装されたばかり
  2. SlackのチャンネルとTeamsのチャネルの設計思想の違い
    自由に作れるSlackのチャンネルに対し、Teamsは管理者権限が必要なので、グループチャットという名のDMが乱立する
  3. グループチャットの機能制限
    Plannerやスレッドが使えず、本来の機能を活かしきれない

「使いにくい」と感じていた理由が言語化されたので、次回は「じゃあどうやってこの先生きのこるか」を考えていきます。

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