サンタさん!こういうシステムを作って運用してください!!!!
これはLabBaseテックカレンダー Advent Calendar 2024 21日目の記事です。遅刻です。
株式会社LabBaseの岩井あらため杉山です。
前置き
皆さんは引っ越してますか?
私は今年は住所変更が2回、氏名変更が1回ありまして、その最中で考えていたものなのですが、個人でどうこうできる感じではないのでアイディアだけ一旦ここで公開させてください。これを見たどなたかが作ってくださっても嬉しいです。
(マネタイズ不可能と判断したので、公共事業的なことになると思っています)
概要
引っ越しをすると、各所に向けて「住所変更」の手続きを行うことになりますが、「誰を相手に手続きをすれば良いか」ということを完全に把握していますか?
もちろん最初は役所へ手続きに行くと思いますが、インフラ、銀行、クレジットカード、保険、通販サイト… など、挙げていくときりがないといいますか、知人友人親族などを含めると「自分が誰に住所を教えたか」という情報が完全に散逸した状態になっていて、どこにある情報を更新すれば良いかわからないことがわかると思います。そんな状況から「役所で住所変更手続きを済ませれば完了」という感じになってほしいわけです。
システムの流れは以下の図のような感じになります。
初回の登録
大抵の方は既に住所を役所が管理しているはずなので、このシステムが運用開始された時点で「住所参照キー」が発行・配布されることを想定しています。
イラストは市役所を使用していますが、自治体を跨いで引っ越すことを考えると、マイナンバーと同じところに管理されているのが筋だと思います。また、最新の住所を参照するためにマイナンバーに紐づいているものとします。
誰かに住所を教える
住所を教える代わりに、住所参照キーを教えることにします。これは、住所を教えることと実質的に同じになります。
住所の参照
キーを提供されている企業や人などが、相手の最新住所へ何かを送ったりしたいときはこんな感じになります。
引越したとき
ここがシンプルになるのがこの仕組みの強みです。誰かに既に教えてある住所参照キーを教え直す必要もありません。
緊急時、住所を伏せたい事情などが発生したとき
住民票ロックみたいなことも必要だと思います。無効化や再発行が簡単に行える方が良いと思うので、マイナンバーとは別のキーを発行することを考えています。
また、「この相手には今の住所だけ知らせておけば良く、引っ越した後は知られている必要がない」ような場合は従来通りに住所を登録すれば良いです。
おわりに
どうでしょうか。
ちなみに、日本人は一生に平均約4回の引っ越しをするそうです。一生を80年とすると1人あたり平均20年に1回引っ越しをすることになります(合ってる?)。
「1人につき20年に1回しか活躍しないシステム」を維持するのはとても大変です。システムの目的上、「20年後にシステムが稼働してなかった」なんてことは絶対に避けたいわけですが、個人でそんなサーバーを維持し続ける自信はありません。企業が運営するサービスとしても、儲からなすぎてやる価値がないでしょう。
国家をあげてこういうのを作ってくれないかなーとサンタさんにお願いするわけです。