環境
- OS: Ubuntu 22.04.3 LTS
odrive.comでの作業
odriveのアカウント作成
odriveのアカウントがない場合、以下の手順でodriveのアカウントを作成する。
- odrive.comにアクセス
- GET ODRIVEを選択
- SIGN IN WITH AMAZONを選択し、
- 保有するAmazonアカウントの情報を入力し、アクセスを許可
- 確認用Eメールアドレスを入力し、Eメールアドレスに届いたリンクをクリックして認証
odriveにAmazon Driveをリンク
odriveにAmazon Driveがリンクされていない場合、以下の手順でリンクする。
- odrive.comにログイン
- Link Storageをクリックし、Amazon Driveを選択して必要事項を入力
odriveのAuth Keyを作成
以下の手順でodriveのAuth Keyを作成する。
- odrive.comにログイン
- odriveのAuth Keysのページにアクセス
- Create Auth Keyをクリックし、Key名を入力し、CREATEを選択
Linuxでの作業
odrive Agent/CLIをインストール
Linux上で以下のコマンドを実行する。これにより、${HOME}/.odrive-agent/bin
にodriveのAgent/CLIがインストールされる。
od="$HOME/.odrive-agent/bin" && \
curl -L "https://dl.odrive.com/odrive-py" --create-dirs -o "$od/odrive.py" && \
curl -L "https://dl.odrive.com/odriveagent-lnx-64" | tar -xvzf- -C "$od/" && \
curl -L "https://dl.odrive.com/odrivecli-lnx-64" | tar -xvzf- -C "$od/"
odrive Agentを起動
以下のコマンドを実行し、odrive Agentを起動する。以下、odrive CLI ($HOME/.odrive-agent/bin/odrive
) を実行する場合は、事前にodrive Agentを起動しておく。
nohup "$HOME/.odrive-agent/bin/odriveagent" > /dev/null 2>&1 &
odrive Agent/CLIにアクセス権限付与(初回のみ)
以下のコマンドを実行する。これにより、odrive Agent/CLIによるクラウドストレージへのアクセスが可能となる。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" authenticate [上記で作成したAuth Key]
odriveのMount
以下のコマンドを実行する。これにより、$HOME/mnt/odrive
にodriveがマウントされる。但し、この段階ではまだodrive下のAmazon Driveフォルダはplaceholderファイル($HOME/mnt/odrive/Amazon Drive.cloudf
)になっており、直接アクセスできない。
mkdir -p "$HOME/mnt/odrive"
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" mount "$HOME/mnt/odrive" /
odrive下のAmazon DriveをSync(同期)
以下のコマンドを実行する。これにより、placeholderファイル($HOME/mnt/odrive/Amazon Drive.cloudf
)がAmazon Driveフォルダ($HOME/mnt/odrive/Amazon Drive
)に同期される(置き換わる)。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" sync "$HOME/mnt/odrive/Amazon Drive.cloudf" --recursive --nodownload
但し、Amazon Driveフォルダ($HOME/mnt/odrive/Amazon Drive
)及びその配下のフォルダ・ファイルの同期が完了するには時間がかかる。そのため、以下のコマンドを実行し、同期を確認する。"Synced"と表示されたら同期完了である。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" syncstate "$HOME/mnt/odrive/Amazon Drive"
写真をAmazon Driveにアップロード
同期後、Linux上の写真をAmazon Driveにアップロードする。
例えば、以下のようなコマンドを実行する。これにより、image/
配下の画像ファイル(JPEG, PNG, BMP)がAmazon Driveにアップロードされる。
rsync -avz --include '*/' --include '*.jpg' --include '*.JPG' --include '*.jpeg' --include '*.JPEG' --include '*.png' --include '*.PNG' --include '*.bmp' --include '*.BMP' --exclude '*' image/ "$HOME/mnt/odrive/Amazon Drive/image/"
Amazonプライムに入会している場合、画像ファイル(JPG, PNG, BMP等)はAmazon Driveに容量無制限で保存できるが、動画等の他のファイルはAmazon Driveに5GBまでしか保存できない。そのため、容量不足が気になる場合は、上記コマンドのように画像ファイルのみをAmazon Driveにアップロードするとよい。
アップロード後、以下のコマンドを実行し、同期を確認する。"Synced"と表示されたら同期完了である。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" syncstate "$HOME/mnt/odrive/Amazon Drive"
odrive下のAmazon DriveをUnsync
以下のコマンドを実行する。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" unsync "$HOME/mnt/odrive/Amazon Drive"
odriveのUnmount
以下のコマンドを実行する。
"$HOME/.odrive-agent/bin/odrive" unmount "$HOME/mnt/odrive"
odrive Agentを停止
以下のコマンドを実行し、odrive Agentを停止する。
killall odriveagent
その他
上記ではodriveのMount/Sync機能を使用したが、odriveのBackup機能(odrive backup, odrive backupnow)を使用する方法もある。但し、Bakcup機能の使用にはodriveのPREMIUM登録が必要である。
参考リンク
odriveの公式ガイド。
- Agent/CLI
- Free vs. Premium Capabilities