はじめに
Oracle Cloud Infrastructure のコマンドライン(OCI CL)で、仮想マシンインスタンス(OCI Compute)の起動・停止・シェイプ変更を試します。
実行にあたって今回は、簡単にOCI CLIを利用できるクラウドシェルを利用しています。
クラウドシェルとは
クラウド・シェルは、Oracle CloudコンソールからアクセスできるWebブラウザ・ベースのターミナルで、Oracle Cloud Infrastructureの全ユーザーが無償利用可能です。
事前承認されたCLIにてLinuxのシェルにアクセスできます。クラウド・シェルは永続フレームとしてコンソールに表示されます。
各OSにてOCI CLIの設定が必要な場合は、
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Windows OS: https://qiita.com/hitsumabushi845/items/795fb8ca9be3add7b50c
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Linux OS: https://qiita.com/sugimount/items/63a8cfe1163030ae8804
の記事が非常に参考になります。
コマンド例
事前に該当するComputeインスタンスのOCIDを確認しておきます。
起動のコマンド例
oci compute instance action --action start --instance-id <インスタンスのOCID>
停止のコマンド例
oci compute instance action --action softstop --instance-id <インスタンスのOCID>
Stop(電源OFF)とSOFTSTOP(OSのShutdown)があります。
シェイプ変更のコマンド例
起動済みのインスタンスのシェイプ変更の際には、再起動がかかります。
(例)VM.Standard.E2.1 (OCPUは1)に変更
oci compute instance update --instance-id <インスタンスのOCID> --shape VM.Standard.E2.1
(例)VM.Standard.E3.Flex(OCPUは1)に変更
FlexインスタンスのCPU数は、”Shape-config”パラメータで指定します。
oci compute instance update --instance-id <インスタンスのOCID> --shape VM.Standard.E3.Flex --shape-config '{"ocpus":"1.0"}'
変更可能なシェイプは、こちらも参照ください。
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/Tasks/resizinginstances.htm
参照情報
『OCI CLI を使い倒す』Oracle Cloud Infrastructure (OCI) の CLI (Command Line Interface) の解説資料
(2019年9月27日のOCIスキルアップセミナー)
https://speakerdeck.com/mmarukaw/oci-cli-woshi-idao-su
『OCI CLI Command Reference』-compute
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/tools/oci-cli/latest/oci_cli_docs/cmdref/compute.html