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キーボードショートカットの正しいマークアップ

Last updated at Posted at 2016-11-06

Qiita、ブログなどの技術系記事やGitHubなどでドキュメントを書くとき、しばしばショートカットキーを書く必要に迫られます。

そんなとき、皆さんはどのようにマークアップしていますか?

直で書いたり、<pre>で囲ったり、<em>を使う人もいるかもしれません。

僕は最近まで<pre>でしたが、ある日MDN<kbd>要素(以下<kbd>)というものを見つけました。

同記事には

キーボードインプット要素(<kbd>)はコンピューターへのユーザーの入力コードを表します。要素名はキーボードの略字ですが、音声入力や手書き入力など他の入力方法も含みます。多くのデフォルトスタイルは、等幅フォントのインラインで表示するものとなっています。

とあります。

Qiitaでは(というより多くのMarkdown記法では)<kbd>はサポートされていませんのでHTMLで書く必要があります。

例:

<kbd><kbd>Ctrl</kbd>+<kbd>C</kbd></kbd>を押下してください。

Ctrl+Cを押下してください。

これを見てあれ?と思った方もいるでしょう。<kbd>が無駄にネストされているように見えるのです。

一見これは奇妙ですが、

  • 外側の<kbd>でキーボード入力であることを示す
  • 内側の<kbd>で押されたキー自体を示す

ということなのです。

QiitaのCSSもそれに合わせていい感じになっています。

また、GitHubでは2016-11-17_20:02:57_範囲を選択.pngのように見えます。

ちなみにこの「押下」ですが、こちらの記事に面白いことが書かれているので、見てみてはいかがでしょうか?

また、<kbd>

<kbd>cmd</kbd>を入力し、OKボタンをクリックします。

cmdを入力し、OKボタンをクリックします。

のように、単なるユーザーが入力した文字にも使えます。

メニュー項目やシステムによってエコーされる場合などにも使える<kbd>ですが、ここはショートカットキーの説明の記事なので割愛します。参考の記事にいろいろ書いてあります。

まとめ

  • キーボードショートカットには<kbd>を使おう!
  • キーを表す場合は<kbd>をネストしよう!

参考

kbd 要素 - HTML | MDN
kbd要素を正しくマークアップできていますか?

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