多くの銀行の勘定系システムでは、IBMメインフレーム上でIMS/SAILで稼働している。IMS-DB、DB2ではVSAMのファイル編集方式が使用されている。こことはVSAMの概要を説明する。
#VSAMの歴史
VSAMは、1970年代にシステム/370の一部として作成されました。直接アクセス記憶装置(DASD)に記憶されているデータに対して、順次方式でも、索引つきでも、また直接方式でも、すべてを実現できる機能をもっており、現在のZ/OSでも稼働している。
※システム/360では、VSAMがなかったですね。第1次オンラインではどのようにシステム構築されたか気になりますので今後調査したいと思います。
♯VSAMとは
仮想機能アクセス方式(VSAM:Virtual Storage Access Method)は直接アクセス記憶装置上のファイルを処理するために極めて効率のよい機能をもっている。
VSAM は、次のアクセス方式を含む:
・KSDS キー・シーケンス・データセット ( Key Sequenced Data Set )
・ESDS エントリー・シーケンス・データセット ( Entry Sequenced Data Set )
・RRDS 相対レコードデータセット ( Relative Record Data Set )
・LDS 線形データセット ( Linear Data Set )
KSDSとは
KSDSとは、あるレコードを検索するための索引情報を保有したデータセットになります。
#<参考資料>
Wikipedia VSAM https://ja.wikipedia.org/wiki/Virtual_Storage_Access_Method
メインフレームで遊ぼう http://www.arteceed.net/?p=805
進化する銀行システム 星野 武史
VSAM J.マーチン