今回の記事は「NFT」です!
以前「DApp」の記事を書かせてもらったのですが
その中で出てきた「NFT」について
「正直良く分からない」と思いましたので、
ここで纏めさせてもらいます。
「DApp」の記事をまだ見ていないという方は、良ければ下記URLより参照ください
前回の記事>
「NFT」とは「Non-Fungible Token」の略で 日本語にすると「非代替性トークン」となります。
では、
まず初めに「NFT」とはどういう物なのかを纏めていきたいと思います。
■「NFT」とは
デジタルデータを資産として価値のある物とする為の技術で、
デジタルデータの一意性と所有権、取引履歴を確立します。
デジタルデータの一意性を確立するために、
ブロックチェーンの技術が使用されています。
■何故「NFT」なのか
一般的なデジタルデータは基本的にコピー可能で、
コピーされた場合、オリジナルとコピー先の判別はつきません。
さらにデジタルなので基本的に劣化しない為、
コピーされれば幾らでもコピー品が存在することになり
希少性もありません。
このようなデジタルデータを、
「資産として価値のあるデジタルデータ」(デジタルアセット)
として扱うことが出来る様にしたのが「NFT」という事になります。
■良く分からないんだけど・・・
ラッセンのリトグラフを例にすると分かり易いかもしれません。
ラッセンのリトグラフには
011/200の様にシリアルナンバーが発行されています。
世界に200枚しかない内の1枚という希少性に価値が生まれます。
ラッセンのリトグラフをカラーコピーしたような物も
お安く売られていたりしますが、
本物のリトグラフの価値が影響を受けることはありません。
全く同じ絵に見えても、
一意性と取引履歴を確立する事により
本物を所持するという価値につながるわけです。
これのデジタル版が「NFT」という訳です。
■最後に
「NFT」はデジタルデータに一意性と履歴性を持たせることが出来ます。
そのことによって
デジタルデータを資産価値のある物に出来る様になった
という事をご理解いただけたと思います。
現在はデジタルアートの取引や
ネットゲームのオリジナルアイテムの管理等で
既に活用され始めていますが、
今後はヴァーチャル空間内の資産管理(仮想の家や土地、自身のアバター等)や
現実世界の資産(絵画などの一意性の高い物)のデジタル管理に
幅広く活用されていくと予想されます。
という事で、「NFT」を纏めてみたのですが、
意外と面白い技術で、近い将来すごく身近にある技術になりそうだと感じました。
是非、この記事を今後の参考にしていただければ幸いです。