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NFT(Non-Fungible Token)について

Last updated at Posted at 2024-05-21

今回の記事は「NFT」です!

以前「DApp」の記事を書かせてもらったのですが
その中で出てきた「NFT」について
「正直良く分からない」と思いましたので、
ここで纏めさせてもらいます。

「DApp」の記事をまだ見ていないという方は、良ければ下記URLより参照ください
前回の記事>


「NFT」とは「Non-Fungible Token」の略で 日本語にすると「非代替性トークン」となります。

では、
まず初めに「NFT」とはどういう物なのかを纏めていきたいと思います。

■「NFT」とは

 デジタルデータを資産として価値のある物とする為の技術で、
 デジタルデータの一意性と所有権、取引履歴を確立します。

 デジタルデータの一意性を確立するために、
 ブロックチェーンの技術が使用されています。


■何故「NFT」なのか

 一般的なデジタルデータは基本的にコピー可能で、
 コピーされた場合、オリジナルとコピー先の判別はつきません。
02_NFT_01.png

 さらにデジタルなので基本的に劣化しない為、
 コピーされれば幾らでもコピー品が存在することになり
 希少性もありません。
02_NFT_02.png

 このようなデジタルデータを、
 「資産として価値のあるデジタルデータ」(デジタルアセット)
 として扱うことが出来る様にしたのが「NFT」という事になります。


■良く分からないんだけど・・・

 ラッセンのリトグラフを例にすると分かり易いかもしれません。

 ラッセンのリトグラフには
 011/200の様にシリアルナンバーが発行されています。

 世界に200枚しかない内の1枚という希少性に価値が生まれます。

 ラッセンのリトグラフをカラーコピーしたような物も
 お安く売られていたりしますが、
 本物のリトグラフの価値が影響を受けることはありません。

 全く同じ絵に見えても、
 一意性と取引履歴を確立する事により
 本物を所持するという価値につながるわけです。

02_NFT_03.png

 これのデジタル版が「NFT」という訳です。

■最後に

 「NFT」はデジタルデータに一意性と履歴性を持たせることが出来ます。
 そのことによって
 デジタルデータを資産価値のある物に出来る様になった
 という事をご理解いただけたと思います。

 現在はデジタルアートの取引や
 ネットゲームのオリジナルアイテムの管理等で
 既に活用され始めていますが、
 今後はヴァーチャル空間内の資産管理(仮想の家や土地、自身のアバター等)や
 現実世界の資産(絵画などの一意性の高い物)のデジタル管理に
 幅広く活用されていくと予想されます。

 という事で、「NFT」を纏めてみたのですが、
 意外と面白い技術で、近い将来すごく身近にある技術になりそうだと感じました。

 是非、この記事を今後の参考にしていただければ幸いです。

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