はじめに
指が勝手にemacsキーバインド操作を行うような人間が、必要に迫られて、MacBookノートを使わざるを得なくなった時に、少しでも快適に使うための試行錯誤をメモしていきます。
新しいMacBookを手に入れたので追記修正。
バージョンは MacOS VentureVenture 13.0 (22A380)
旧バージョンは macOS Big Sur バージョン 11.1 (20C69)
ターミナルの起動
まず、以下のいずれかの方法でコマンドを入力できるターミナルを起動します。
- DockにあるLaunchpadのアイコン(3x3みたいなの)をクリックして、「その他」の中ににある「ターミナル」をクリック
- Launchpad内にアイコンが見つからないなら、検索フィールドに「ターミナル」と入力し表示される「ターミナル」をクリック
- Finderを起動し、「/アプリケーション/ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル」をダブルクリック
移動したら、Dockに表示されるターミナルのアイコンを右クリック(二本クリック)して、Dockに追加しておくと便利。
emacsのインストール
Homebrewのインストール
Homebrewに表示されるにあるインストールスクリプトをコピーし、ターミナルにペーストして実行する。パスワードを聞かれるので入力する。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
==> Checking for `sudo` access (which may request your password)...
Password:
[snip]
% brew --version
Homebrew 2.7.5
[snip]
いつの間にかcaskも同時にインストールされるようになっているようだ。
パスの設定
ホームディレクトリの .zshrc にbrewのパスを追加。ついでに諸々も追加。
# .zshrc
HISTFILE=~/.zsh_history
HISTSIZE=2000
SAVEHIST=2000
# 日本語を使用
export LANG=ja_JP.UTF-8
# brewのパスに追加 (ココ)
export PATH="/opt/homebrew/bin:$PATH"
# ヒストリーの重複を表示しない
setopt histignorealldups
# ヒストリーのサーチ
bindkey '^P' history-beginning-search-backward
bindkey '^N' history-beginning-search-forward
emacsのインストール
homebrew-emacsmacportを参考に、Emacs Mac Portをインストールする。
このEmacs Mitsuharu Yamamoto version (emacs-mac)は、Native Comp 対応で、MacOSのGUI似合っていると思ってます。
% brew tap railwaycat/emacsmacport
[snip] (少し待つ)
% brew install emacs-mac
[snip] (それなりに待つ)
% emacs --version
GNU Emacs 29.1
もし先に他のemacsがインストール済みであれば、brew unlink emacs する必要がある。
terminarl版でよければ、こちらでもインストール可能です。Native Comp には非対応(ざっくり書くと遅い)らしいですが、気したことはありません。
% brew install emacs
[snip]
% emacs --version
GNU Emacs 27.1
おまけ
マウスホイール
Windowsとはホイール操作でのスクロール方向が逆なので変更。
「システム設定」→「マウス」→「ナチュラルなスクロール」のチェックを外す。
日本語かな漢字のショートカット
CTRL-xでの日本語変換に慣れているため、「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」→「入力ソース」を選び、「前の入力ソースを選択」を CTRL-x とする。通常は、半角英数と全角かなのトグルなのでこれで十分。
キーボード設定ツール Karabiner-Elements
純正でないキーボードを使うときにはとても便利。公式ページからdmgをダウンロードしインストール。外部キーボードを使うときのみキーの入れ替えを設定する。
日本語入力でエンター1回で確定させる。
デフォルトではエンター2回なので、1回にする。
「システム設定」→「キーボード」→「入力ソース」にある「日本語 ー ローマ字入力」を選択し「Windows風のキー操作」にチェック。
Brave ブラウザ
プライバシーを確保すると言われるブラウザ。
Brave.comからダウンロードしインストーラーを実行。複数デバイス間の同期は、アカウントを作って同期するのではなく、同期コードを設定することで行う。
SRware Ironブラウザ
SRware IRONのページからダウンロードし、ダウンロードしたファイルをダブルクリップで展開。設定→セキュリティとブライバシーの一般タブを表示し、下の鍵をクリックして外してから、SRWare Iron.appを実行。
アップデート時は、SRWare Iron.appを /Applications にコピーする。
2021年3月頃のgoogleの制限により使えなくなっていた同期は、同期したいGoogleアカウントで
こちらのグループに参加することで回避できます。ちなみに参加しても「このコンテンツにアクセスする権限がありません」と表示されますが、同期はできます。とはいえ、いつまで使えるかはわかりませんが。
参考URL
- karabinerのimport https://decoy284.net/karabiner-input-switch/
- SRWaraIron の同期 https://lemu.blue/698