はじめに
指が勝手にemacsキーバインド操作を行うような人間が、必要に迫られて、MacBookノートを使わざるを得なくなった時に、少しでも快適に使うための試行錯誤をメモしていきます。
新しいMac miniを手に入れたので追記修正。
macOS Sequoia Version 15.3.1
旧バージョン:MacOS VentureVenture 13.0
旧バージョン:MacOS Big Sur バージョン 11.1
mac初期設定および諸々の設定
初期設定
初期自動後、ネットワークに接続し、言語やキーボード種類、Appleアカウント等を設定。サードパーティ製マウスは直接接続が必須(BTは起動後にペアリング)
基本設定
- MacOSを最新版にアップデート
- ネットワークの設定、必要ならば「システム設定」→「ネットワーク」で固定IPアドレス等を設定
- VNC経由で操作する場合「システム設定」→「一般」→「共有」で、画面共有をチェック
- iCloud共有設定の確認(不要なら止める)
emacs の導入
ターミナルの起動
まず、コマンドを入力できるターミナルを起動します。
- DockにあるLaunchpadのアイコン(3x3みたいなの)をクリックして、「その他」の中ににある「ターミナル」をクリック
- Launchpad内にアイコンが見つからないなら、検索フィールドに「ターミナル」と入力し表示される「ターミナル」をクリック
- Finderを起動し、「/アプリケーション/ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル」をダブルクリック
起動したら、Dockに表示されるターミナルのアイコンを右クリック(二本クリック)して、Dockに追加しておくと便利。
Homebrewのインストール
Homebrewにあるインストールスクリプトをコピーし、ターミナルにペーストして実行する。パスワードを聞かれるので入力する。
(Homebrewとは、macOSで利用できるパッケージ管理システム)
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
==> Checking for `sudo` access (which may request your password)...
Password:
[snip]
% /opt/homebrew/bin/brew --version
Homebrew 4.5.8
パスの設定
zshの場合、ホeームディレクトリの .zshrc にbrewのパスを追加。ついでに諸々も追加。
#
# .zshrc
# Written by Yasushi00 2025/06/24
#
HISTFILE=~/.zsh_history
HISTSIZE=2000
SAVEHIST=2000
# 日本語を使用
export LANG=ja_JP.UTF-8
# ~/binをパスに追加
export PATH="$HOME/bin:/usr/bin:$PATH"
# brewのパスに追加
export PATH="/opt/homebrew/bin:$PATH"
# Ctrl+Dでのログアウトを抑制
setopt IGNOREEOF
# 色を使用
autoload -Uz colors
# 他のターミナルとヒストリーを共有
#setopt share_history
# ヒストリーの重複を表示しない
setopt histignorealldups
# history search
bindkey '^P' history-beginning-search-backward
bindkey '^N' history-beginning-search-forward
# alias
alias l='ls -FC'
alias ll='ls -l'
alias cp='cp -i'
alias rm='rm -i'
alias del='rm -i'
alias h='fc -lt '%F %T' 1'
emacsのインストール
homebrew-emacsmacportを参考に、Emacs Mac Portをインストールする。
このEmacs Mitsuharu Yamamoto version (emacs-mac)は、Native Comp 対応で、MacOSのGUIに合っていると思ってます。
% brew tap railwaycat/emacsmacport
[snip]
% brew install emacs-mac
[snip] (それなりに待つ)
% emacs --version
GNU Emacs 29.4
Copyright (C) 2024 Free Software Foundation, Inc.
もし先に他のemacsがインストール済みであれば、brew unlink emacs する必要がある。
terminarl版でよければ、こちらでもインストール可能。Native Comp には非対応(ざっくり書くと遅い)らしいですが、気にしたことはありません。
% brew install emacs
[snip]
% emacs --version
GNU Emacs 27.1
キーバインド
(準備中)
AI連携(ChatGPT)
(準備中)
おまけ
マウスホイール
Windowsとはホイール操作でのスクロール方向が逆なので変更。
「システム設定」→「マウス」→「ナチュラルなスクロール」のチェックを外す。
日本語かな漢字のショートカット
CTRL-¥での日本語変換に慣れているため、「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」→「入力ソース」を選び、「前の入力ソースを選択」を CTRL-¥ とする。「次のソース」は CTRL-option-¥ にする。
日本語入力でエンター1回で確定させる。
デフォルトではエンター2回なので、1回にする。「システム設定」→「キーボード」→「入力ソース」にある「日本語 ー ローマ字入力」を選択し「Windows風のキー操作」にチェック。
ついでに「ライブ変換」のチェックを外す。(こちらも好み)
キーボード設定ツール Karabiner-Elements
CTRLとCapsの入れ替えなどのキーアサインを変更できるツール。MacOSのCommandやOptionキーも設定できるため、Apple配列でないキーボードを使うときは必須と思う。
公式ページからdmgをダウンロードしインストール。
Brave ブラウザ
Chromiunベースでプライバシーに強いと言われているブラウザでメインで利用。
Brave.comからダウンロードしインストーラーを実行。複数デバイス間の同期は、アカウントを作って同期するのではなく、同期コードを設定することで行う。
(実際には各種テスト用に、Chrome/Firefox/Edge等のブラウザも入れる)
参考URL
- karabinerのimport https://decoy284.net/karabiner-input-switch/