「yum コマンドの使い方メモ」をdnfコマンドでどうなるか紹介します。
1. 更新の確認
インストール済みのパッケージで更新可能なアップデートを確認する。
yum check-update
2. パッケージの更新
パッケージを更新する。更新するパッケージの依存関係またはパッケージに利用可能な更新がある場合は、それらも更新される。
yum update <パッケージ名>
3. セキュリティー関連パッケージの更新
セキュリティー更新が利用可能なパッケージのみを最新のバージョンに更新する。
yum update --security
最新のセキュリティー更新を含むバージョンにのみパッケージを更新する。
yum update-minimal --security
4. パッケージグループを更新
パッケージグループを更新する。
yum group update <グループ名>
5. パッケージのインストール
特定のパッケージと、そのパッケージでインストールされていない依存関係をすべてインストールする。
yum install <パッケージ名>
特定のパッケージと、そのパッケージでインストールされていない依存関係をすべてyesでインストールする。
yum install -y <パッケージ名>
6. パッケージの削除
特定のパッケージと、 それに依存するすべてのパッケージをアンインストールする。
yum remove <パッケージ名>
7. パッケージの検索
パッケージ名と概要から検索する。
yum search <検索文字列>
パッケージ情報の全てから検索する。
yum search all <検索文字列>
8. パッケージの一覧表示
すべてのインストール済み および 利用可能なパッケージに関する情報を一覧表示する。
yum list all
glob表現に一致するインストール済み および 利用可能なパッケージを一覧表示する。
yum list <glob表現>
インストール済みのパッケージを一覧表示する。
yum list installed
glob表現に一致するインストール済みのパッケージを一覧表示する。
yum list installed <glob表現>
有効なすべてのリポジトリーでインストール可能なパッケージを一覧表示する。
yum list available
glob表現に一致する有効なすべてのリポジトリーでインストール可能なパッケージを一覧表示する。
yum list available <glob表現>
9. リポジトリーの一覧表示
リポジトリーの ID、名前、使用中のシステム上で 有効な 各リポジトリーでのパッケージ数を一覧表示する。
yum repolist
リポジトリーの詳細情報を一覧表示する。
yum repolist -v
yum repoinfo
有効および無効なリポジトリーの両方を一覧表示する。
yum repolist all
10. パッケージ情報の表示
パッケージに関する情報を表示する。
yum info <パッケージ名>
11. ローカルリポジトリの作成
事前にcreaterepo
とyum-utils
をインストールする。
yum install -y createrepo yum-utils
11.1. パッケージをダウンロードしてローカルリポジトリを作成
# cd /root
# mkdir -p yum/my_repo/Packages
# cd /root/yum/my_repo/Packages
# yumdownloader --resolve <パッケージ名>
# cd ../..
# createrepo my_repo
/etc/yum.repos.d/my_repo.repo
ファイルを作成
[my_repo]
name=MyRepo
baseurl=file:///root/yum/my_repo
enabled=1
gpgcheck=0
11.2. メディア(isoファイル)内のPackagesをコピーしてローカルリポジトリを作成
# mkdir <mount_dir>
# mount -o loop <iso_name> <mount_dir>
# cd /root
# mkdir -p yum/all_repo/Packages
# cd /root/yum/all_repo/Packages
# cp <mount_dir>/Packages/* ./
# cd ../..
# createrepo all_repo
# umount <mount_dir>
/etc/yum.repos.d/all_repo.repo
ファイルを作成
[all_repo]
name=all_repo
baseurl=file:///root/yum/all_repo
enabled=1
gpgcheck=0
参考ページ
以上