要件定義までは進むのに、データ構造へ落とした途端に設計が曖昧になる。
そのままだと、実装が進んでも後から意味のズレが噴き出して、改修コストが大きくなります。
この本は、テーブル設計の前に概念データモデルで業務を捉える重要さを整理できるのが良かったです。
システム設計・データ活用のためのデータモデル入門 ビジネスを飛躍させる概念データモデルの理解
こういう人に向いています
- 業務要件をデータ構造へ落とし込むのが難しい人
- テーブル設計の前段で何を整理すべきか学びたい人
- システム設計とデータ活用をつなげて考えたい人
- 既存システムのデータの持ち方に違和感がある設計者やエンジニア
読んだあとに変わること
- 業務の概念を急いで物理設計に落とさず、整理する順番を持てる
- 属性やエンティティの切り方を、画面都合ではなく意味の単位で考えやすくなる
- システム設計とデータ利活用を分断せずに話しやすくなる
- 後から使えるデータにするための設計視点を持ちやすくなる
実務で効きやすいポイント
- 概念データモデルの価値を、理論だけでなく実務の会話に落とし込みやすかった
- 業務理解とデータ設計がつながるので、要件の解像度を上げるのに使いやすかった
- データ活用を見据えた設計の考え方が入るので、分析基盤との分断も減らしやすかった
- テーブル定義に入る前に、何が本質的な情報かを見極めやすくなった
- 設計レビューで「なぜその構造なのか」を説明しやすくなった
さらに広げて読むなら
データベースの基礎から整理し直したいなら、こちらも入口として相性が良いです。
SELECTは書けても設計で迷う人へ。SQLとデータベースのつながりをやさしく掴める一冊
まとめ
データ設計をテーブル定義の作業で終わらせたくないなら、この本で概念から整理する流れを持っておくと後工程がかなり安定します。