Google Geminiを日常的に使っている方、こんな経験はありませんか?
- 毎回同じようなプロンプトを手動でコピペしている
- 自分のWebアプリからGeminiにデータを投げたいけど、API利用はコストがかかる
- チームメンバーに「このプロンプトで聞いてみて」と共有するのが面倒
Send to Gemini は、これらの課題をたった1つのChrome拡張で解決します。
何ができるの?
一言でいうと、URLパラメーターやJavaScript APIを通じて、Geminiのプロンプトをプログラマブルに操作できるChrome拡張機能です。
これが何を意味するか。Geminiへのプロンプト入力を 「人間が手で打つもの」から「自動化できるもの」 に変えてくれるのです。
しかも、Gemini APIを使わず、ブラウザのGemini Chatをそのまま操作する仕組みなので、APIの利用料金は一切かかりません。無料のGeminiアカウントでも、Gemini Advancedでも、いつも使っているGemini Chatがそのまま自動化の対象になります。
一番の推しポイント:URLパラメーターでプロンプトを渡せる
使い方はシンプルすぎるほどシンプル。GeminiのURLに ?prompt= を付けるだけ。
https://gemini.google.com/app?prompt=今日の天気について教えて
このURLをブラウザで開くだけで、プロンプトが 自動入力&自動送信 されます。たったこれだけ。
これが何を可能にするか
1. ブックマークがプロンプトになる
よく使う質問やプロンプトをブックマークに登録しておけば、ワンクリックでGeminiに質問できます。
📌 今日のニュース要約
https://gemini.google.com/app?prompt=今日の主要ニュースを3行で要約して
📌 英語メール添削
https://gemini.google.com/app?prompt=以下の英語メールを添削してください:&autosubmit=false
autosubmit=false を付ければ、プロンプトの入力だけで送信はしないので、後からテキストを追加してから送信することもできます。
2. チームでプロンプトを共有できる
SlackやNotionにURLを貼るだけで、チーム全員が同じプロンプトでGeminiに質問できます。
「この障害の原因分析、このプロンプトで聞いてみて」
https://gemini.google.com/app?prompt=以下のエラーログを分析して、根本原因と対策を提示してください:
もう「どういうプロンプトで聞けばいいの?」と聞かれることはありません。
3. 外部ツールからのリンクに埋め込める
ダッシュボードや社内ツールに「Geminiで分析」ボタンを設置することも可能。URLを動的に生成するだけで、あらゆるツールがGeminiと連携できます。
もうひとつの武器:JavaScript APIで外部連携
URLパラメーターだけでも十分強力ですが、Send to Geminiはさらに踏み込んで JavaScript API も提供しています。
これにより、自分のWebページやWebアプリから直接Geminiにプロンプトを送信できます。
const extensionId = "あなたの拡張機能ID";
chrome.runtime.sendMessage(
extensionId,
{
type: "autofill",
prompt: "このデータを分析してください:\n" + yourData,
autoSubmit: true
},
(response) => {
if (response?.success) {
console.log("Geminiに送信完了!");
}
}
);
URLパラメーターとの違い
| URLパラメーター | JavaScript API | |
|---|---|---|
| 手軽さ | ◎ URLを貼るだけ | ○ コードが必要 |
| テキスト量 | △ URL長制限あり | ◎ 数千行でもOK |
| 動的データ | △ 事前にエンコード必要 | ◎ 変数をそのまま渡せる |
| ユースケース | ブックマーク、リンク共有 | Webアプリ連携、データ分析 |
JavaScript APIなら、URLの長さ制限を気にせず 数千行のログやコードをまるごとGeminiに投げる ことも可能です。
そして改めて強調したいのが、これらすべてが無課金で使えるという点。通常、アプリケーションからGeminiを呼び出すにはGemini APIを契約し、トークン数に応じた従量課金が発生します。しかしSend to Geminiは、あくまでブラウザ上のGemini Chatを操作する拡張機能。APIキーの発行も不要、課金も一切なし。個人開発でも、チームでの試用でも、コストを気にせず気軽にGemini連携を試せます。
async/awaitにも対応
モダンなJavaScriptに合わせて、Promise版も簡単に書けます。
function sendToGemini({ prompt, autoSubmit = true }) {
return new Promise((resolve, reject) => {
chrome.runtime.sendMessage(
extensionId,
{ type: "autofill", prompt, autoSubmit },
(response) => {
if (chrome.runtime.lastError) {
reject(new Error(chrome.runtime.lastError.message));
} else if (response?.success) {
resolve(response);
} else {
reject(new Error("送信に失敗しました"));
}
}
);
});
}
// 使い方
await sendToGemini({
prompt: "以下のコードをレビューしてください:\n" + codeBlock,
autoSubmit: true
});
まだまだある便利機能
右クリックメニューで即送信
Webページ上のテキストを選択して右クリック → 「Geminiに送る」。これだけでGeminiの新しいタブが開き、選択テキストがプロンプトに入力されます。
気になる記事やエラーメッセージを、コピー&ペーストなしでGeminiに送れます。
カスタムプロンプト
「英語に翻訳」「要約して」「コードを説明して」など、よく使うプロンプトテンプレートを右クリックメニューに登録できます。
選択テキスト + カスタムプロンプトが自動的に連結されるので、テキストを選んで右クリックするだけで 翻訳も要約もワンアクション で完了します。
各カスタムプロンプトごとに自動送信の有効/無効を設定できるのも嬉しいポイントです。
活用アイデア
| シーン | 方法 |
|---|---|
| 毎朝のニュース要約 | URLをブックマーク登録 |
| コードレビュー依頼 | JavaScript APIで自動送信 |
| 記事の翻訳 | テキスト選択 → 右クリック → カスタムプロンプト |
| エラーログの分析 | JavaScript APIで大量テキスト送信 |
| チームへのプロンプト共有 | URLをSlack/Notionに貼る |
| 社内ツールとの連携 | APIで「Geminiで分析」ボタンを実装 |
まとめ
Send to Gemini の本質は、「Geminiをプログラマブルにする」ことにあります。
- URLパラメーターで、ブックマークやリンク共有を通じた手軽な自動化
- JavaScript APIで、Webアプリからの本格的な外部連携
Gemini APIの契約もAPIキーもサーバーサイドの実装も不要。課金ゼロで、ブラウザだけでこれが実現できるのは画期的です。
Geminiをもっと日常のワークフローに溶け込ませたい方は、ぜひ試してみてください。