お疲れさまです。
表題の試験に合格したため記録として残したいと思います。
結果
合格(791点)
AWS-Certified-Database-Specialty_Exam-Guide.pdf
分野 | 名称 | 割合 |
---|---|---|
1 | AWS での SAP ワークロードの設計 | 30% |
2 | AWS での SAP ワークロードの実装 | 24% |
3 | SAP ワークロードの AWS への移行 | 26% |
4 | AWS での SAP ワークロードの運用とメンテナンス | 20% |
事前知識
SAP何それ美味しいの?
所感
練習問題の雰囲気やすでに合格された方の記事を見る限りではオンプレで動いているSAPリソースをAWSに移行する場合の方策や、ハイブリッド接続による運用時のトラブルシューティングが多いと感じました。
加えて、AWS試験に共通するクラウドネイティブな要素があれば比較的合格に至りやすいものと踏んで、7日間詰め込みプランで勉強して挑戦しました。
結果は699点ぐらいで不合格に打ちのめされることとなりました。
この他のAWS試験では、分野が異なっていても「このAWSサービスの組み合わせが最適だろうな…」と推測して回答することができましたが
当該試験では基本的にEC2に閉じた状態でのリフト&シフトが原則となっているため、すでにうろ覚えだったEBSのストレージクラスの特徴などが必要、かつ、動いているSAPリソースのOSや拡張リソースの特徴を殺さないようにAWSの特定リソースで受け入れる必要があるなど、特殊な要件が多く知識のインプットに大変な苦労をしました。。。
学習範囲
今回、一から学習するにあたって先人の記事やSAPつよつよマンによるコンテンツに大いに助けられました。
真面目に暗記したい方はNRIさんの記事が参考になるかと思います。
https://tech.nri-net.com/entry/aws_certified_sap_on_aws_specialty
僕個人の学習方法としては、要点を理解して文脈から正しい組み合わせを推測するようなやり方で今に至っているため、こちらの方の記事を参考にしました。
https://qiita.com/Regryp/items/07c112f15b7598002911
あとは基礎知識の定着にこちらのYoutube動画が非常に役立ちましたので、今から挑戦する方はこちらを一通り見てから模擬試験に取りかかったり、技術ブログを漁ると良いかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=6MsaoLjseCs
受験者に向けたアドバイス
- SAPを業務でやってきた方はSolution Architect Professionalに合格できる知識があれば問題ないと思います
- AWSは触っているけどSAPは全然…という方はSecurityとNetworkの資格を取っておいて、後付けでSAPの知識を仕入れると取りこぼしが減るかと思います
- ハイブリッド接続で使用するAWSサービスも頻出したので、Solution Architect Professionalの問題を見て記憶の整理をすると良いです
- あとはひたすらSAPリソースの特徴や組み合わせ可能なパターンを覚えていくしかないと思います
3年後にまた受験するイメージが湧きませんが、クラウド全盛期とも言える現代ではSAPのような大型の社内向けサービスをクラウド移行していく選択肢が取られていくフェイズに入ったのかなとも感じます。
また、コンテナの恩恵に甘んじていた自分としてはVMベースで要求をどのように処理するかという課題に向き合うことができたので、この試験をきっかけにVMによるサービス展開も再学習しようと思えました。
ChatGPTをはじめとしたAI隆盛期に差し掛かっていますが、インフラ屋はクラウドでも泥臭く頑張っていこうと思います。