#背景
Windows10になる前,RAWファイルは縮小画像は表示されず,PhotoViewerでは開けず,
専用ソフトでしか開くことができませんでしたが,
Windows10になってから,縮小画像も表示されるようになり,PhotoViewerでも開けるようになりと機能アップ!
・・・・・というわけで,ぱっと見はどれがRAWファイルなのか分からなくなりました。
今までのルーチンでは,
1.カメラではjpgとRAWを同時記録をする。
2.両方のファイルを同じフォルダへ取り込む。
3.jpgをPhotoViewerで開き,不要な写真(ピンぼけなど)を削除する。
4.歯抜けになったRAWファイル=削除したjpgと同じ写真を削除する。
5.残った必要な写真の中で,編集が必要なもののみRAWファイルを開いて編集し,jpgを上書き保存する。
6.RAWファイルをすべて消して,jpgだけにする。
7.フォルダを移動させて整理して完了。
という流れでした。
PhotoViewerでRAWファイルも開けるようになったことによる問題は,3番。
PhotoViewerを使って不要な写真を消そうとしても,
jpg表示→RAW表示 と,同じ写真が連続して表示され,イライラ・・・。
対策A:撮影時にはRAWファイルしか保存しない
PhotoViewerでRAWが開けるとはいえ,jpgほどサクサクは開けないので,非常に時間がかかる。
対策B:RAWファイルだけ別のフォルダへ退避させて,jpg選別後に戻す
戻した後に,消したjpgと同じ写真のRAWファイルをどうやって探す・・・。
はアイコンが異なっていたので選別できたが,今は縮小画像が表示されて,jpgと区別が・・・。
一覧表示にすれば何とかなるが・・・。
#解決策=RAWファイルの拡張子を偽装する
ということで取った作戦は,
RAWファイルの拡張子を変更して,RAWファイルではないように偽装し,
不要ファイルの削除が終わったら,拡張子を再びRAWファイルへ戻せばOK。
#バッチファイルのフロー
1.SDカードから写真を"指定したフォルダ"へコピーする。
2."指定したフォルダ"内のRAWファイルの拡張子を偽装する。
3."指定したフォルダ"を開く。
(不要ファイル削除後)
4."指定したフォルダ"内の偽装したRAWファイルの拡張子を元に戻す。
#バッチファイル
写真の転送~偽装用バッチの起動
@echo off
REM 送信元
set pathfrom0="S:\DCIM"
REM 送信先
set pathto0="C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前"
robocopy %pathfrom0% %pathto0% /E /NP
call "C:\TEMP\バッチファイル\RAWファイル偽装.bat"
start "" "C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前"
exit /b 0
RAWファイル偽装用バッチ
サブフォルダも全部変換対象にしています。
@echo off
for /r "C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前" /d %%i in (*) do ren "%%i\*.DNG" *.DNG1
for /r "C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前" /d %%i in (*) do ren "%%i\*.NEF" *.NEF1
exit /b 0
偽装解除用バッチ
偽装用バッチファイルの逆ですね。
@echo off
for /r "C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前" /d %%i in (*) do ren "%%i\*.DNG1" *.DNG
for /r "C:\TEMP\PHOTO 編集前\仕分け前" /d %%i in (*) do ren "%%i\*.NEF1" *.NEF
exit /b 0
写真の転送用のバッチの中に直接,拡張子変更のバッチを書かなかったのは,
やっぱりもう一回偽装して~解除して~を繰り返すことがあるだろうということで,別バッチファイルにしました。
これらのバッチファイルのショートカットを,スタートメニューに置いて完成。