皆様、Yang です。
今年もよろしくお願いします。
ここ 1~2 年で Microsoft Fabric に関する情報や取り組みが急速に増え、AI-Ready Data への対応に向けて、Microsoft 自身も SQL Server を含むデータプラットフォーム全体を進化させ続けています。
そんな流れの中で、コミュニティも次のフェーズへ進むために——
2026 年からコミュニティ名称を変更することになりました。
✅ コミュニティ名称変更のお知らせ
- 旧名称:JSSUG = Japan SQL Server User Group
- 新名称:MDPJP = Japan Microsoft Data Platform User Group
- ハッシュタグ:#mdpjp
今後は私一人ではなく、MVP やコミュニティ参加者の皆さんと共に、Microsoft Data の分野で仲間が集まり、学び合い、成長できる場を、より一層盛り上げていきたいと考えています。
MDPJP の Community Leaders V-Team
MDPJP はどんなコミュニティ?
私たちのコミュニティは、SQL Server / Azure Data Platform / Microsoft Fabric を心から好きなエンジニアたちが集まる、日本発のコミュニティです。
グローバルの Azure Data Community の一員でもあり、旧PASS Local Groupの一員でもあります。

企業のマーケティング予算で運営される「ビジネスコミュニティ」とは異なり、スポンサー前提ではなく、基本はほぼ 0 円運営。
運営メンバー、登壇者、参加者それぞれの 「好き」「学びたい」「共有したい」 という気持ちだけで成り立っています。
MDPJP では、毎月の勉強会を通じて、
- SQL Server や Azure / Fabric の最新技術
- 現場での実践ノウハウ
- トラブルシューティングの知見
などを、ベンダーや企業の垣根を越えて共有してきました。
「登壇」は LT ではなく、成長のプロセス
ここでの登壇は、単なる LT の場ではありません。
自分の経験を言語化し、コミュニティからフィードバックを受けながら成長していく。
その プロセスそのものが価値だと考えています。
その結果、このコミュニティからは Microsoft MVP や各社の テックリード / エバンジェリスト が数多く生まれてきました。
MDPJP は、
- 「MVP を目指す人が育つ場所」
- 「将来のリーダーが安心して最初の一歩を踏み出せるステージ」
として、技術面だけでなくキャリアの面でも、メンバーの成長を後押ししていきます。
私たちが大切にしたいこと:ファン起点
私たちが何より大切にしているのは、
「ビジネスありき」ではなく「ファン起点」であることです。
Fabric や SQL を本気で楽しんでいる人たちが集まり、
- 一緒に学び
- 一緒に悩み
- 一緒に盛り上がる
その結果として、参加企業の DX が前に進み、新しいプロジェクトやビジネスのきっかけが生まれていく——
そんな ポジティブな循環を目指しています。
2026 年に向けて:誰でも発表者になれる場所へ
2026 年に向けて、もう一つ目指したい姿があります。
それは、
「誰でも発表者になれる=誰でもコミュニケーションを取れる場所」
登壇やコミュニケーションのハードルは、できるだけ下げていきたいです。
- LT にプレゼンノートは不要
- 5 分でも 10 分でも OK
- 成功例でも失敗談でも OK
- 「相談レベル」でも大歓迎
目的は、「一方的に聞きに来る場」ではなく、
**「話しに来る・関わりに来る場」**にしていくことです。
Fabric の広さに、コミュニティとしてどう向き合うか
Fabric は Workload の範囲が非常に広く、海外の MVP からも「すでに疲弊している」という声が聞こえてきています。
そこでコミュニティとしては、各 Workload ごとにリーダー的な役割を担ってくださる方を育てていきたいと考えています。
これは将来的な MVP 候補という意味合いもありますし、
Fabric という膨大なソリューション群を、コミュニティ全体で少しずつ深く理解していくための取り組みでもあります。
ぜひ、あなたの「関心」を投げてください
自己研鑽の一環として、関心のある Workload やテーマがあれば、積極的にコメントやご意見をお寄せください。
一緒に、このコミュニティの次のフェーズを作っていきましょう。
現在、Community の体制に関しては、まだ最終的に Fix していないものの (注:それぞれの Workload のリードの担当が、要確認及び変更の可能性があり)、Fabric の各 Workload で、リードする「ボランティア活動の英雄」たちを配置し、今後、それぞれの Workload に対して Deep Dive セッションを増やしていく予定です。
もちろん、未来の Community Leader、MVP を目指している方も大歓迎です。
Community の Leader になりたい方は、ぜひ、DM をお待ちしております。
最後に
では、enjoy Community で、これからも、よろしくお願いします。<(_ _)>
Hash Tag:#mdpjp
URL: https://aka.ms/mdpjp
Join Slack: https://join.slack.com/t/jssug-sqlserver/shared_invite/zt-n5r5n88h-JZgmtyYEaPErE1PxX5xxhQ
旧 JSSUG の過去に関しては、下記の文章をまとめております。ご参考ください。
Japan SQL Server User Group (JSSUG) 2017–2024年の発展歴
イベントの開催状況 (2017–2024)
定期的な勉強会の開催
- JSSUG は 2017年12月のコミュニティ立ち上げ以降、ほぼ毎月のペースで勉強会 (セミナー) を開催しています。
- 2018年には「SQL Server 2017 勉強会」として月次イベントを重ね、2018年11月の1周年時点で第12回 (東京と大阪で記念開催) まで実施されました。
- その後もナンバリングが継続し、2022年9月には第58回の勉強会が開催されています。
- 各回では複数セッションを用意し、登壇者には Microsoft MVP や企業のDB担当者など有識者も多く含まれます。
- 初心者から上級者まで参加できるよう、初心者向けセッションも毎回用意されています。
テーマと内容
- イベントテーマは一貫して Microsoft SQL Server および関連データ技術です。
- 立ち上げ当初 (2018年前半) は、**「SQL Server 2017 自習書」**を用いた新機能のおさらいから始まり、以下のように幅広い内容を扱いました。
- データベースパフォーマンスチューニング
- SQL on Linux
- 認定試験対策
- Always Encrypted 機能の紹介
- 2018年後半〜2019年は SQL Server 2019 にフォーカスし、以下のようなテーマが扱われました。
- 暗号化
- 実行プラン解析
- クラウド上での SQL Server 運用 (Azure VM 上でのバックアップ設定)
- さらに Azure SQL Database 入門 や大規模トラフィック対応事例など、クラウドや実践例を交えた内容も登場しました。
- 2020年以降は「Microsoft Data Platform Day」と称し、SQL Server に限らず Azure のデータプラットフォーム全般へとテーマが拡大しています。
開催形式と場所
- 発足当初は主に 対面形式で、日本マイクロソフト品川本社 (東京) にて開催されました。
- 2018年11月にはコミュニティ1周年を記念して、大阪 (日本マイクロソフト関西支社) でも勉強会を開催し、地域を広げる試みも行われています。
- 2020年の新型コロナ禍以降は基本 オンライン開催に切り替え、Microsoft Teams 上で月次の勉強会を継続しています。
- オンライン化により地理的な制約がなくなり、全国各地から参加者が集うようになりました (オンライン移行後も毎月定期開催を維持)。
- 参加登録や案内は主に Connpass 上で行われ、Slack でもリアルタイムの Q&A や情報共有ができる環境を整えています。
メンバー数の推移とコミュニティ成長
コミュニティ規模の拡大
- JSSUG は発足当初、有志数十名規模で始まりましたが、定期的な勉強会開催と SNS での情報発信により参加者コミュニティが着実に拡大しました。
- 「誰でも参加可能・初心者歓迎」という方針、現場課題を持ち寄って解決し合う実践的な場であることも相まって、リピーターや新規参加者が増加しました。
- オンライン開催への移行後は参加ハードルが下がり、メンバー数は急増したと考えられます。
-
2024年までにコミュニティメンバー数は 2,200 名以上に達しています。
- ここでの「メンバー数」は、Connpass 上の参加者や Slack 登録者数の合計を指すとみられます。
- 国内のデータプラットフォーム系コミュニティとして有数の規模です。
参加者の傾向
- 参加者は SQL Server エンジニアだけでなく、クラウドデータサービスや BI に関心のある データプラットフォーム全般のエンジニアに広がっています。
- 初心者〜熟練者までレベルを問わず交流できる雰囲気があり、登壇者には複数の Microsoft MVP もいます。
- 他社 (例: Oracle、リクルート、デンソークリエイト等) の技術者も参加しており、多様な知見が共有されています。
- 公式 Slack では、イベント告知や資料共有だけでなく、日常的な質問・ディスカッションも行われ、メンバー同士のゆるやかな繋がりを育む場になっています。
- 発足から現在まで、メンバー数・参加者数ともに継続的な右肩上がりで成長している様子が伺えます。
新技術への対応
SQL Server バージョンアップへの素早い対応
- JSSUG では、SQL Server の新バージョン発表時期に合わせて 新機能をいち早く取り上げる勉強会を開催してきました。
- SQL Server 2017 リリース時には、公式の自習書 (ハンズオン教材) を用いて新機能を学ぶ場を提供。
- 2018年末〜2019年には SQL Server 2019 に関する勉強会シリーズを開始し、正式リリース前からプレビュー版の機能解説やハンズオンを実施しました。
- 2019年前半の勉強会でも、暗号化機能やパフォーマンスチューニング、クラウドバックアップ設定など最新機能がテーマに含まれています。
- 直近では SQL Server 2022 のリリースにも対応し、2022年の勉強会で「最新版 SQL Server 2022 をはじめとする SQL Server テクノロジーの学習」をテーマに掲げました。
- 各バージョンの新機能解説や移行ノウハウをタイムリーに提供し、メンバーのキャッチアップを支援しています。
クラウドシフトとデータプラットフォーム技術への適応
- オンプレミス版 SQL Server だけでなく、Azure 上のデータプラットフォーム技術にも早期から着目しています。
- 2019年には「Azure SQL Database 超入門」のような初心者向け講義が行われ、その後も Azure 上のマネージドDB活用や移行事例が紹介されました。
- 2020年には Azure Synapse Analytics の公開プレビュー直後に、概要と活用法を共有するセッションを開催しています。
- 現在は、Azure SQL Managed Instance、Azure Data Factory、Azure Purview、Azure Databricks、Power BI など Microsoft のデータプラットフォーム全般へ対象範囲が拡大しています。
- Azure Databricks や Machine Learning など AI/機械学習の要素技術も、データ基盤との統合活用例として取り上げられました。
- クラウドシフトや AI 統合といったトレンドに沿ってテーマを拡大し、参加者が最新技術をキャッチアップできるよう継続的に適応しています。
コミュニティによるサポート
- 新技術への対応はイベント内の講義だけに留まりません。
- Slack や勉強会を通じて、参加者同士が新機能の試用経験やクラウド移行の知見を共有し合う風土があります。
- 「現場で SQL Server や Azure Data Platform を導入しようとする SE/PM の方々はぜひご参加ください。現場のインフラ・コーディング課題をみんなで解決しましょう」という呼びかけの通り、コミュニティ全体で課題解決と技術習得を支援する姿勢が取られています。
- 公式情報だけでなく実践者のナレッジが蓄積・循環することで、メンバーは新技術への対応力を高めてきました。
まとめ
JSSUG は 2017 年の発足から 2024 年にかけて、定期的なイベント開催を通じて着実にコミュニティ規模を拡大し、SQL Server および関連する最新データプラットフォーム技術への対応を続けて発展してきました。
その歩みは、日本のデータプラットフォームコミュニティにおける成功事例の一つと言えるでしょう。










