はじめに
1年前、Microsoft は、組織がAIによるトランスフォーメーションを推進し、データの接続、管理、分析方法を再定義できるよう設計された、エンドツーエンドのデータプラットフォームを一般提供開始しました。Microsoft Fabricは、AI を活用したサービスを備えたオールインワンの SaaS プラットフォームで、すべてのデータプロジェクトを事前に統合・最適化された環境で実現します。このプラットフォームにより、すべてのデータチームがより迅速かつ効率的に共同作業を行えるようになります。
Microsoft Fabric が、1才になりました。おめでとうございます!
そして、GAして以来、全世界で、すでに16000社のお客様が利用しております。
その中から、フォーチュン500社で、70% も占めています。
2023年5月末に Microsoft Fabric が発表されて以来、Power BI は継続的な成長を遂げています。2024年現在、約38万社、そして フォーチュン500 のうち 95% の企業 が Power BI を活用しており、その存在感はますます高まっています。
Power BI は、世界で最も有名な BI ツールとして広く認識されており、その 開発者数は650万人 にも上ります。さらに、Gartner 社が発表した最新のアナリティクス業界の動向では、Microsoft が引き続き業界をリード していると評価されています。これは、Power BI を活用する全てのユーザーやコミュニティの皆様のご支援の賜物です。
Microsoft は、今後も引き続き革新を続け、より多くの企業やユーザーにとって価値のあるツールを提供し、データ活用の未来を共に築いていきます。
実は、製品チームは毎週の頻度でFabricのリリースを行っています。ご覧のとおり、GA (一般提供) 後は、毎月のアップデート内容をまとめたブログも投稿されています。これは、皆様の組織のイノベーションを加速させるために役立てたいという思いからです。
Microsoft Fabric は、次世代のAIトランスフォーメーションを実現するためのエンドツーエンド (E2E) データプラットフォームです。あらゆる種類のデータに対して、ETL、加工、保存、予測、分析、さらにガバナンスとセキュリティ機能を備えています。これらを統一された形式で提供し、Copilot AIも搭載された、オールインワンの一気通貫型データプラットフォームです。
本記事は、Microsoft Ignite 2024 で発表されたいくつかのアップデートを共有します。
最新の Microsoft Fabric の Roadmap に関しては、下記の URL にアクセスして、ご確認ください。
内容は多いため、後でも読むように、ブックマークやストックをお勧めします。
[Microsoft Build 2023]記事:
Microsoft Fabric の概念、それぞれのワークロード、Azure Synapse との違い、ライセンスなどの情報は、下記のURL記事に詳しく記載しておりますので、ぜひ、事前に読んでおくことを強くお勧めします。
https://qiita.com/yangjiayi/items/605d9679e1e35d391a1a
[Microsoft Ignite 2023]記事:
Microsoft Fabric - The unified data platform for the era of AI の GA 記事もあります。下記のURL記事に詳しく記載しておりますので、ぜひ、事前に読んでおくことを強くお勧めします。
https://qiita.com/yangjiayi/items/e264451e5c83c6ac90a7
[Microsoft Build 2024]記事:
Microsoft Build 2024 - Microsoft Fabric What's new and what's nextの記事です。下記のURL記事に詳しく記載しておりますので、ぜひ、事前に読んでおくことを強くお勧めします。
https://qiita.com/yangjiayi/items/287bf2d6a2fafee6b3f2
Real-Time Intelligence GA
Real-Time Intelligence (RTI) は、組織内の全ユーザーが移動中のデータをリアルタイムで視覚化し、分析情報を引き出すための強力なサービスです。イベントドリブンシナリオやストリーミングデータを含むエンドツーエンドのソリューションを提供し、あらゆるデータをシームレスに統合します。ギガバイトからペタバイト規模のデータを収束し、コード不要のコネクタで多様なデータソースをつなぎ、即座に視覚化や分析、AI活用、トリガーベースのアクションを可能にします。
また、RTIはデータインジェスト、変換、ストレージ、分析、視覚化、AIによるアクションまでを一貫して処理し、Fabric全体とシームレスに連携することで、組織内のデータを動的で実用的な資産へと変換します。
Microsoft Fabric で構築するデータアーキテクチャでは、バッチ処理とストリーミングの両方を統合的に取り込み、リアルタイムに分析やアクションを実行できる環境が整備されます。Snowflake や Excel、BigQuery、Redshift といったバッチソースと、Kafka や Event Hubs、AWS Kinesis などのストリーミングソースを共通の基盤に集約することで、開発者、データエンジニア、データサイエンティスト、アナリストなど、異なる役割のユーザーがそれぞれの観点からデータを活用できるようになります。
RTIのコンポーネントの基本構成ですが、EventStream は、動的なデータのインジェスト、出力に対応し、フィルターや集計機能も備えた強力なツールです。Eventhouseは、時系列データを迅速に保存するためのデータベースインスタンスです。このインスタンスは、KustoDBまたはKQL DBと呼ばれるデータベースを作成可能です。並列処理、自動インデックス、ホットキャッシュ構成により、高パフォーマンスな検索が実現できます。
KQL クエリを活用して、動的データ専用のダッシュボードを簡単に作成できます。また、データが常に流れ続ける環境では、秒単位でのデータ検知が人間には困難です。この課題を解決するのが Activator です。Activator は、データの検知だけでなく、対象データに基づいてアクションをトリガーする機能も持つ、非常に強力なエージェントです。
RTIは、多様なデータソースに対応し、さまざまなアクションを実行可能です。さらに、動的データでありながら、他のFabric Workloadと統合することで、リアルタイムの動的データにも対応したエンドツーエンド (E2E) のソリューションを提供します。
RTIのもう一つ重要な機能は、Real-Time Hubです。
Microsoft Fabric Real-Time Hubは、組織全体のデータインモーションを一元管理するためのプラットフォームです。つまり、組織全体で移動中のデータを一元的に管理し、さまざまなソースからのデータを簡単に検出、取り込み、管理、使用できます。Google Cloud Pub/Sub、Amazon Kinesis、Kafkaなど、さまざまなクラウドやデータベースからのデータ取り込みをサポートする多数のコネクタが用意されています。そして、Azure SQL DB、Azure SQL MI、MySQL、PostgreSQLなどのCDCが対応し、RDBの値がニアリアルタイムで同期することも可能です。今後、Oracle CDCもサポートする予定もあります。RTI Hubは、Real-Time専用のデータカタログとも言えるでしょう。
RTIは、Azure PaaSであるAzure Event Hub、Azure Event Grid、Azure Stream Analytics、Azure Data Explorer をもとに、OneLake、Activator、そしてPower BIまで拡張させ、ノーコードのSaaS版に進化しています。
Real-Time Intelligenceは、様々なインダストリーの応用が可能です。物流、製造、自動車、ファイナンスや保険、リテール、エネルギーや公益事業まで、様々な用途があります。
例えば、下記のような用途があります。
Key Point: Real-Time Intelligenceは、Real-Time のデータはもちろん、非Real-Timeの用途もご利用可能です。
イベントハウスは、ADXと同じ仕様となっているため、AI アプリケーションためのRAG構成は可能です。
それから、イベント駆動のこともできるので、例えば、Formsや、X、ほかのAppsから、イベント駆動で、RTIと連携できます。
さらに、Excelやほかのデータソースが変更された場合、Power BI セマンティックモデルの更新を行わせることもできます。
どのように使うかは、皆様のアイデア次第です。
SQL Database in Microsoft Fabric Public Preview
Fabricは分析プラットフォームであり、基本的に分析用途 (OLAP) 向けのDWHやLHなどの機能を搭載しています。今回、新たにトランザクションデータベース、つまりOLTP系のRDBのワークロードが追加されました。現時点では、その第一号としてSQL Databaseがリリースされています。
オペレーショナルデータベースがFabricに導入されたことで、Fabricは従来の分析プラットフォームから、データプラットフォーム、さらにはAIとCopilotスタックのデータレイヤーへと進化を遂げています。FabricのSQLデータベースは、Fabricを大企業から中小企業に至るまで急成長を支えるサービスにした基本原則を採用しています。この統合プラットフォームにより、AIアプリケーションを従来よりも迅速かつ低コストで構築できるようになりました。
実際に、200人以上のクラウド専門家を対象に調査を実施し、AIアプリケーション開発に関連する一般的なタスクを試してもらいました。その結果、FabricのSQLデータベースを使用することで、タスク実行速度が最大71%向上、効率が最大63%向上、信頼性が最大83%向上することが確認されました。
FabricのSQLデータベースは、「シンプル」、「自律型」、「AI最適化」の3つのテーマを中心に設計されています。
Microsoft SQL は、オンプレミスからクラウド、さらに統合データ基盤である Fabric へと進化を遂げることで、次世代のエンタープライズ対応 AI データベースとしての役割を果たします。この進化により、さまざまな環境での利用が可能となり、柔軟で拡張性の高いデータ管理を実現します。
SQL Server 2025 では、従来のオンプレミス環境における高性能で信頼性のあるデータ処理に加え、AI 対応機能が強化されています。また、SQL on Linux やコンテナ、Kubernetes に対応することで、クロスプラットフォームの利用が可能となり、開発者により多くの選択肢を提供します。さらに、Azure Arc による SQL Server の利用により、オンプレミスや他のクラウド環境でも Azure サービスと同等のエクスペリエンスが得られます。
クラウドサービスとしての Azure SQL は、スケーラブルで安全性の高いフルマネージドなデータベース環境を提供します。さらに、Fabric に統合された SQL Database は、リアルタイムのデータ分析や AI 活用の基盤として機能し、データドリブンな意思決定を支援します。
Microsoft SQL は、開発者が長年親しんできた T-SQL を中心とした一貫性のある開発体験を提供します。また、強力なツール群や AI 支援機能 (Copilots) を活用することで、効率的な開発とデータ処理を可能にします。
こうした30年間以上の歴史を持つSQL Serverのもとに、グラウンドからクラウドへ、そして、SaaSへの進化をしてきます。
SaaS版のSQL Databaseの構成には、自動制御を行うためのフリートマネージャが含まれています。これにより、自動スケーリングが可能となり、すべてのリソースはサーバーレスで提供されます。デプロイはわずか数十秒で完了します。
同じSQLエンジンを使用しているため、従来のSQL Databaseとの互換性が高く、既存の開発エクスペリエンスをそのまま活用できます。また、7日間の自動バックアップ機能も備えています。
さらに、サーバーレスストレージからは、Fabric Mirroring機能を使用して、OneLakeにV-Order最適化されたDelta Parquet形式で同期されます。この仕組みにより、効率的なストレージ運用が可能です。
SQL Analytics Endpointは、レイクハウス(LH)やデータウェアハウス(DW)と同じものを使用しており、SSMSのようなクライアントツールからのアクセスも可能です。加えて、書き込み専用のエンドポイントも別途用意されているため、アプリケーションとの接続にも対応しています。
また、他のレイクハウス、ウェアハウス、イベントハウスといったデータベースから、Fabric SQL Databaseにショートカットを貼ることができます。逆に、Fabric SQL Databaseのショートカットを他のWorkloadに貼ることも可能で、高い統合性と柔軟性を実現しています。
Industry Solutions in Microsoft Fabric GA (一部)
Microsoft Fabric は業界に特化したデータ ソリューションを提供し、その堅牢なプラットフォームはデータ管理、分析、意思決定に役立ちます。 これらのデータ ソリューションを利用すると、さまざまな業界が直面する特有の課題に対処して企業の業務を最適化し、さまざまなソースのデータを統合して効果的に分析できます。
現時点、公開しているこちらの3つのステータスですが、サステナビリティがGA、ヘルスケアがGA、リテールはまだパブリックプレビューの状態です。
Microsoft Fabric の Sustainability データ ソリューション (GA) は、環境、社会、ガバナンス (ESG) に関するデータの、取り込み、標準化、分析をサポートします。 構築済みのデータ パイプラインと持続可能性データ モデルを組織が使用すると、ESG 指標の計算、高度分析で使用するデータセットの準備、さまざまな開示報告要件への準拠を実現できます。 持続可能性に向けた取り組みとレポートの強化を目指す企業にとって、この機能は非常に重要です。
また、製造業界のIndustry Solutionsですが、現在プライベートプレビューの段階です。
Microsoft Fabric の製造業データ ソリューション (プライベートプレビュー) と Azure AI の工場業務向けコパイロット テンプレート (プレビュー) を製造業者が活用すると、データ基盤を統合して、データ資産を意味に応じて業界標準と連携し、さらにカスタム コパイロットで会話データ インサイトと生産性向上を実現させることで、デジタル成熟度を改善できます。
ほかの種類のIndustry Solutionsに関しては、下記のURLにてご参考ください。
Microsoft Fabric ワークロード開発キット GA
Microsoft Fabric ワークロード開発キットは、カスタム機能を Fabric に統合することで、既存の Fabric 体験を強化するように設計された信頼性の高いツール セットです。 開発キットを使用すると、アプリケーションを Microsoft Fabric フレームワークに統合できます。 この開発キットは、包括的な分析ソリューションを必要とするエンタープライズ レベルのアプリケーションに役立ちます。
デプロイされた独自のワークロードは、Fabricのフレームワーク構造に準拠しているため、Copilot、共有ワークスペース、OneLakeストレージ、Entra ID認証といった機能を活用することが可能です。さらに、開発用のSDKも提供されており、Visual StudioやVisual Studio Codeを使用して開発を行うことができます。
簡単に言えば、Fabricのネイティブなエクスペリエンスを活用しながら、皆様が開発したパッケージをSaaSソリューションとしてユーザーに提供することができます。
Microsoft Fabricで新しい機能を探す際には、ワークロードハブを見るのが一般的です。ここでは、さまざまなワークロードを試したり、購入したりすることができます。
さらに、開発パートナーが作成したFabricワークロードは、Azure Marketplaceを通じて収益化することが可能です。フロントエンドでは、ユーザー向けに使いやすいエクスペリエンスを提供しつつ、バックエンドでは、ワークロードの使用量を追跡し、SaaS課金ができる仕組みが整っています。
なお、収益化を目的としない場合でも、Marketplaceを活用することは可能です。皆さまのアプリケーションをSaaS化するために、ぜひFabricを活用してください!
Azure Marketplaceによる収益化に詳細に関しては、下記のURLにてご参考ください。
Adobe と Microsoft Fabric 連携発表
近日中に公開予定の機能として、AdobeのFederated Audience CompositionとFabricの統合が挙げられます。この統合により、アクション可能なプロファイルやオーディエンスを管理するための包括的なソリューションが提供される予定です。
FabricとAdobe Experience Platformの統合により、テクニカルマーケターは以下のことが可能になります。
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Fabricに存在する重要なデータセットへのフェデレーションアクセス
データをAdobe Experience Platformに移動する必要がなくなり、直接Fabricのデータセットにアクセス可能となります。 -
顧客オーディエンスの作成および最適化
Fabricのデータセットを活用して、顧客オーディエンスの作成や絞り込みを行い、セグメンテーション、ターゲティング、パーソナライゼーションを改善します。 -
一貫性のある顧客体験の提供
作成したオーディエンスを複数の目的地やマーケティングチャネルで活性化させ、合理化された一貫性のある顧客体験を実現します。
API for GraphQL in Fabric GA
Microsoft Fabric API for GraphQL は、広く採用され使い慣れた API テクノロジを使用して、複数のデータ ソースの迅速かつ効率的なクエリを可能にするデータ アクセス レイヤーです。この API を使用すると、バックエンド データ ソースの詳細を抽象化できるため、アプリケーションのロジックに集中し、クライアントが必要とするすべてのデータを 1 回の呼び出しで提供できます。GraphQL は、シンプルなクエリ言語と簡単に操作できる結果セットを使用しているため、アプリケーションが Fabric のデータにアクセスするのにかかる時間が最小限に抑えられます。
サポートしているデータソースは、下記のURLにてご参考ください。
Microsoft Fabric Mirroring
Fabricのミラーリングは、さまざまなシステムのデータを単一の分析プラットフォームに統合するための、低コストかつ低遅延なソリューションです。既存のデータ資産を、Azureの各種データベースや外部データソースからFabricのOneLakeへ、継続的かつ直接的にレプリケートすることが可能です。
OneLakeに保存されたクエリ可能な形式の最新データを利用することで、以下を含むFabricの各種サービスをシームレスに活用できます。
- Sparkによる分析の実行
- ノートブックの利用
- データエンジニアリング
- Power BIレポートによる視覚化
Fabricのミラーリングは、ユーザーの分析ニーズを簡素化するよう設計されており、高度に統合されたエンドツーエンドの使いやすい製品として提供されます。このミラーリングは、Microsoftとオープンソース技術のコラボレーションに基づき、Delta Lake形式のテーブルをサポートすることで、さまざまなテクノロジーソリューション間のオープン性を実現しています。OneLakeでデータのレプリカを作成するこのターンキーソリューションは、すべての分析ニーズに対応可能です。さらに、DeltaテーブルはFabricのすべての領域で使用可能であり、これによりFabricへの移行を加速させることができます。
Ignite 2024では、Snowflake と Azure SQL DatabaseのMirroringがGAしました。
残りのAzure Cosmos DB、Azure SQL MI、Databricks Catalogは、まだパブリックプレビュー状態です。
プライベートプレビューの対象データベースは下記です。
SQL Server、SQL Server 2025も含む、Azure PostgreSQL、Oracleです。
そして、MirroringのRest APIも、Ignite 2024にて、GAしました。
現時点、Fabric Mirroring構成は、Public接続が必要ですが、Private接続の要望がたくさん寄せられています。そのため、2025年1月か2月あたりに、正式に、プライベートプレビューの受付が始まり、NDAをお持ちのお客様が参加できます。
Microsoft Fabric Open Mirroring Public Preview
Fabricのミラーリングは、複雑なETL(抽出、変換、読み込み)プロセスを回避し、既存のデータをOneLakeに統合するシンプルで効率的なエクスペリエンスを提供します。この機能により、既存のデータをFabricのOneLakeに直接かつ継続的にレプリケートすることが可能です。これにより、Fabric内ではビジネスインテリジェンス、人工知能、データエンジニアリング、データサイエンス、データ共有といった多様なシナリオを実現できます。
さらに、オープンミラーリングを利用することで、任意のアプリケーションがFabric内のミラー化されたデータベースに変更データを直接書き込むことが可能になります。このオープンミラーリングは、拡張性、カスタマイズ性、オープン性を兼ね備えた設計となっており、オープンDelta Lakeテーブル形式を基盤とすることでFabricのミラーリング機能をさらに強化しています。
データがFabricのOneLakeに到着すると、オープンミラーリングにより複雑なデータ変更の処理が簡略化され、ミラー化されたすべてのデータが常に最新かつ分析可能な状態に維持されます。このように、Fabricのミラーリングはシンプルでありながら強力なデータ統合ソリューションを提供します。
Fabric Open MirroringのPMであるMarkさんが、自らYoutubeチャンネルを開設し、いくつかの素晴らしいアイデアのDemoもご確認いただけます。
Microsoft Fabric は、すべてのデータを OneLake に統合し、データ管理と分析の基盤を一元化することで、データ活用を最大化します。Azure SQL DB、Azure Cosmos DB、Azure SQL Managed Instance、Azure Databricks などのデータソースからミラーリングによってデータを取り込み、さらに Oracle GoldenGate、MongoDB、Striim などの Open Mirroring と連携することで、あらゆるデータ基盤を構築します。
OneLake は、AI イノベーションのためのデータストレージ です。Fabric は ミラーリング、マルチクラウドショートカット、API、そして今回発表した Open Mirroring を通じて、すべてのデータを OneLake に集約します。これにより、組織内外のあらゆるデータソースが統合され、データの価値を最大限に引き出すことが可能です。
Microsoft Fabric 世界基準レベルの認定資格
2023年5月、GAして以来、Fabricが様々な世界基準レベルの認定資格を取得しております。
直近の資格ですが、Microsoft Fabric は、Azure Commercial の 米国連邦リスクおよび承認管理プログラム (FedRAMP) の 高承認 に含まれるようになりました。この暫定的な運用許可 (P-ATO) は、FedRAMP Joint Authorization Board (JAB) によって、既存の FedRAMP High Azure Commercial 環境内で承認されています。
FedRAMP High は、クラウド製品およびサービスの セキュリティ評価、承認、継続的な監視 に対する標準化されたアプローチを提供する、政府全体のプログラムです。これにより、政府機関は高いセキュリティ基準を満たし、連邦規制に準拠しているクラウドサービスを 自信を持って採用 することができます。FedRAMP 認証は、独立した第三者評価者による 文書化、テスト、監査 を含む、非常に厳格で包括的なプロセスです。
この認定は、米国政府の最も厳しいセキュリティおよびコンプライアンス要件 を満たすクラウドサービスを提供するという Microsoft のコミットメント を示しています。特に、Microsoft Fabric の FedRAMP High 認定は、政府機関が AI イノベーションを推進し、データの接続、管理、分析の方法を再構築するための信頼できる基盤を提供します。
政府機関は、Microsoft Fabric を使用することで、ミッションクリティカルな業務の変革を進め、新しい洞察を迅速に引き出すことが可能になります。Microsoft は、厳格なセキュリティとコンプライアンスの要件を維持しながら、組織の AI 活用やデータ分析を支援し、業務効率化と意思決定の高度化を実現します。
Microsoft Fabric Securityに関するステータス
こちらは、ネットワークセキュリティ、データセキュリティ、ガバナンス に関するロードマップ機能の一覧です。また、パブリックプレビュー の機能一覧も含まれています。
右下にあるリンクは Fabric セキュリティのホワイトペーパー です。Fabric の管理者や、導入を検討している立場の方にとって、非常に有益な内容となっています。Fabric のセキュリティ機能や運用管理のポイントが詳しく解説されていますので、ぜひ一度お読みください。
Fabric Surge Protection Public Preview
容量管理者から寄せられている「バックグラウンドジョブに制限を設定し、一定の制限に達したら実行を停止させたい」という要望に応えるため、サージプロテクション機能 が導入されました。この機能は、バックグラウンドでのワークロード消費が急増した場合でも、容量を適切に保護するのに役立ちます。
Admin ポータル から制限を設定することで、その制限を超えた場合に バックグラウンドジョブの開始を防ぐ ことができます。また、組織内のそれぞれの容量に応じて制限を設定できるため、柔軟にニーズに合わせた対応が可能です。
この機能により、突発的なリソースの過剰消費を抑え、容量全体の安定運用を実現できます。
Fabric Workspace Monitoring Public Preview
ワークスペース監視 は、Microsoft Fabric の新しい監視エクスペリエンスであり、管理者と開発者がワークスペースに関する詳細な診断ログやワークロードメトリックを確認できる機能です。この機能により、パフォーマンスの問題のトラブルシューティング、容量パフォーマンスの最適化、データのダウンタイムの追跡を効率的に行うことができます。
Fabric では、読み取り専用の Eventhouse が提供されており、この中には KQL データベース が含まれています。これにより、ユーザーは以下のことが可能になります。
- アドホックにクエリを実行する
- パターンや異常を分析する
- クエリを クエリセット として保存する
この KQL データベースを活用することで、エラー、実行時間の長いクエリ、更新エラーなど、さまざまな問題の根本原因分析を行うことができます。
現在、このワークスペース監視機能は プレビュー版 で提供されており、サポートされるワークロードは以下のとおりです。
- AS エンジン または セマンティックモデルログ
- RTI - Eventhouse ログ
今後、さらに多くのワークロードが追加される予定です。この機能により、管理者や開発者は、システム全体のパフォーマンスを把握し、発生した問題の迅速な分析と改善に役立てることができます。Microsoft Fabric のワークスペース監視は、データ運用の効率化と可視化を実現し、より安定した運用基盤を提供します。
Fabric OneLake Catalog GA
Microsoft は、Fabric データ資産全体を探索、管理、制御するための 完全なソリューション である OneLake カタログ を発表しました。OneLake カタログは、OneLake データハブ エクスペリエンスを進化させ、Fabric ユーザーが 信頼できるデータ を見つけて管理するための機能を強化しています。さらに、データ所有者には 分析情報、推奨アクション、および ガバナンスツール を提供します。
OneLake カタログ には、次の 2 つの主要なタブがあります。
-
[探索] タブ
ユーザーは、ドメイン、アイテムタイプ、所有者、承認、タグ などのフィルターを使用して、アクセス可能な すべての Fabric アイテム を一か所で探索および管理できます。
Fabric アイテムをダブルクリックすることで、アクションを実行したり、データに関する詳細情報(説明、データリネージ、権限、アクティビティ)を探索することができます。 -
[ガバナンス] タブ
データ所有者は、データの エンドースメント、データラベリング、データ型 などに関する 分析情報 を確認できます。
また、データ品質の向上やコンプライアンス強化のための 推奨アクション を取得できるため、データ管理とガバナンスの最適化を実現します。
このように OneLake カタログ は、データ探索とガバナンス機能を一つのエクスペリエンスに統合することで、Fabric ユーザーにとって効率的なデータ管理を可能にします。データ所有者は、ガバナンス体制を強化しながら、データの品質とコンプライアンスを維持し、組織全体で信頼されるデータ基盤を提供することができます。
OneLake カタログ機能 は、外部ストレージショートカット、内部ショートカット、ミラーリング、さらにはオンプレミスを含む すべてのデータ を OneLake に統合することで、即座に反映されます。この統合により、データの探索、管理、ガバナンスが一元化され、すぐに利用できる状態になります。
これまでデータを分散管理していた場合でも、OneLake にデータを集約することで、OneLake カタログ が持つ強力な機能を最大限に活用できます。「もう OneLake にデータを入れない理由はない」と言えるでしょう。データの一元管理により、効率的な運用、信頼性の向上、そしてガバナンス強化が実現されます。
Microsoft Fabric Copilot
Microsoft Fabric は、すべてのレイヤーに AI を統合 することで、データ専門家がより迅速かつ効率的に作業を進められる環境を提供します。Fabric の Copilot を活用することで、自然言語を使用して以下のようなタスクを簡単に実行できます。
- データフローとパイプラインの作成
- SQL ステートメントの記述
- レポートの作成
- 機械学習モデルの開発
Power BI では、魅力的なレポートを作成し、分析情報をわかりやすい説明の概要にわずか数秒で要約できます。これにより、迅速な意思決定を支援します。
Data Factory では、自然言語でデータの取り込み方法や変換方法を記述するだけで、その後のプロセスを Copilot が自動的に実行します。これにより、データ統合と変換のプロセスが大幅に効率化されます。
さらに、データエンジニアリングやデータサイエンスのノートブックを使用する際には、データのエンリッチメント、モデリング、分析、探索をより迅速に行うことが可能です。これにより、データの価値を最大限に引き出し、業務効率と生産性を向上させます。
Microsoft Fabric は、AI の力を活用することで、データ専門家が複雑な作業をシンプルにし、より高い付加価値を生み出すサポートをします。
現時点では、RTIとPower BIのCopilotがGAで、ほかはまだパブリックプレビューの状態です。
Fabric AI capacities 発表
ここで、一つエキサイティングなお知らせがあります。Fabric AI Capacities、つまり Copilot 容量 が新たに登場します。この機能は、現在 Premium 容量扱いのワークスペースでしか使用できなかった Copilot を、ユーザーやセキュリティグループをアサインすることで、Power BI Pro で作成されたワークスペースでも利用可能にするものです。
これにより、以下のようなユースケースに対応できるようになります。
- Pro ワークスペースで Copilot を使用できるユーザーを制限したい場合
- Fabric の CU 消費を Copilot 容量に帰属させたい場合
この新しい仕組みは、Copilot の利用範囲を広げるだけでなく、運用やコスト管理の柔軟性を大幅に向上させる可能性を秘めています。
つまり、Copilotを利用したいお客様は、F64以下でも、別途でAI容量を購入すれば、Copilotをご利用いただけることです。
詳細については来年発表予定となっていますので、引き続き注目していただければと思います。この新機能がどのように Power BI の利用体験を変革するのか、期待が高まります。
AI Skill in Microsoft Fabric Public Preview
Microsoft Fabric AI スキルを使用すると、同僚がデータにアクセスしやすくすることができます。 データに関する質問に回答するクエリを生成するように生成 AI システムを構成できます。 AI スキルを構成した後は、同僚と共有できます。同僚は、平易な英語で質問できます。 AI は、質問に基づいて、それらの質問に回答するデータに対するクエリを生成します。
AI スキルは、生成 AI (具体的には大規模言語モデル (LLM)) に依存しています。 これらの LLM は、特定のスキーマと質問に基づいて、T-SQL クエリなどのクエリを生成できます。 このシステムは、AI スキルの質問、選択したデータに関する情報 (テーブルと列名、テーブルで見つかったデータ型を含む) を LLM に送信します。 次に、質問に回答する T-SQL クエリの生成を要求します。 生成されたクエリを解析して、最初にデータが何も変更されないようにします。 その後、そのクエリを実行します。 最後に、クエリの実行結果を表示します。 AI スキルは、特定のデータベース リソースにアクセスし、関連する T-SQL クエリを生成して実行することを目的としています。
AI Skill は現在、パブリックプレビューで提供されています。この機能により、ビジネスユーザーは 独自の生成 AI モデル を作成し、ノーコードでカスタマイズされたソリューションを構築することが可能です。これにより、データに関する質問を簡単に取得して回答を得ることができます。
さらに、API エンドポイント も提供されており、作成した AI モデルをアプリケーションや他のシステムと連携させることが可能です。これにより、ビジネスプロセスへの AI の統合が容易になります。
現時点では、AI Skill を利用するには F64+ SKU が必要です。この機能を活用することで、ビジネスユーザーはより柔軟かつ迅速に AI ソリューションを構築し、業務に適用することができます。
AI Skill Version2 (これからの強化)についてですが、今後のGAに向けて、開発チームは、いくつかの新しい要素を追加しています。例えば、データソースに、セマンティックモデル、イベントハウスを加えます。
さらに、Teams Chat、Copilot Studio、AI Studio、Power BI、Rest APIも今後のユーザーエクスペリエンスとして、提供する予定です。
AI Function in Microsoft Fabric Public Preview
AI Function は、まもなくパブリックプレビューが開始される予定です。この機能は、ノートブック開発者 に向けたエクスペリエンスを提供し、AI の活用を極めてシンプルにします。わずか 1行のコード で、以下のような AI 機能を利用することが可能です。
- 要約
- 翻訳
- 感情分析
さらに、今後は Spark、SQL、OneLake、Data Wrangler などに対応した AI Function の発表も予定されています。このような機能により、開発者は複雑な AI モデルをゼロから構築する必要がなくなり、簡単に AI を活用した高度なデータ処理や分析を行えるようになります。
AI Function は、ノートブック環境での効率を大幅に向上させ、データ分析やアプリケーション開発における AI の導入を加速させる重要なツールとなるでしょう。
Power BI Desktop TMDL View
TMDL (Tabular Model Definition Language) は、Power BI のセマンティックモデルを定義するための言語であり、その機能を活用した TMDL View は、Power BI Desktop 上でセマンティックモデルを読みやすく、書きやすい形式で編集できるコードエディタです。
TMDL View を利用することで、テーブル、列、パースペクティブ、DAX メジャー、書式設定 などのモデル定義を直接編集できます。これにより、プロ開発者は高度なカスタマイズや効率的なモデル開発が可能になり、より柔軟な開発環境が整備されます。
さらに、TMDL View では Copilot を活用することで、以下のような生産性向上が期待できます。
- モデルのドキュメント作成の自動化
- 日本語で定義されたモデルを一括で英語定義のモデルに変換
これらの機能は、プロ開発者からの要望を反映して設計されており、Power BI におけるモデリングや開発の生産性を大幅に向上させます。TMDL View によって、開発者はモデルの構築やメンテナンスを効率化し、より高度な分析基盤を迅速に構築できるようになります。
Fabric Metrics Hub
Metrics Hub は、ビジネスロジックを定義した指標である Metrics を簡単に発見し、活用できるようにする管理ハブです。Metrics には、収益や効率性など、組織にとって重要な指標が含まれており、Metrics Hub はそれらを組織全体で共有しやすくすることを目的としています。
この仕組みにより、組織内で頻繁に使用されている重要な Metrics を、より多くの人が活用できるようになります。これにより、組織全体で指標の一貫性が保たれ、データドリブンな意思決定が促進されます。
Metrics Hub を活用するには、まず Metrics Set を定義し、組織で頻繁に使用される メトリックス(指標) と 切り口 を選択します。これにより、情報を持っていないユーザーが「どのような切り口でデータを見るべきか」というプロセスを省き、必要な指標に簡単にアクセスできる仕組みを提供します。
データを必要とするユーザー は、Metrics Hub から自分に合った Metrics Set を選び、既に定義された指標を基に素早く情報を得ることができます。これにより、分析や意思決定のスピードが向上し、業務の効率化が図れます。
また、Power BI ユーザー以外 に向けて、Spark Notebook との連携も可能です。これにより、データサイエンスの分野でも Metrics Hub を活用し、データに基づくモデル構築や高度な分析を実現できます。
Metrics Hub は、組織全体で指標の統一性を高め、幅広いユーザー層にとって使いやすいデータ活用の基盤を提供します。
Microsoft Fabric Org App Public Preview
この新しい機能は、Fabric に向けて再構築された Power BI ワークスペース アプリ です。従来のワークスペース単位での管理に加え、アイテムとして組織アプリを利用することで、より柔軟で直感的な管理が可能になります。
この機能を活用することで、1つのワークスペースから複数の組織アプリ を作成できるようになります。また、組織アプリの作成、アクセスの管理、共有など、レポートやダッシュボードなどの他のアイテムの操作に馴染みがあるユーザーにとっては、使いやすいエクスペリエンスとなっています。
Power BI ワークスペース アプリ は、レポート作成者やコンテンツ作成者が、同僚やエンドユーザー向けに 安全でカスタマイズされたデータエクスペリエンス を提供するための効果的な手段です。この新しいアイテムとしての組織アプリを利用することで、次のようなメリットがあります。
- 必要に応じた複数の組織アプリケーションを作成可能
- チーム全体で効率的に作業する環境の提供
- 任意のテーマ色を使用した 消費者エクスペリエンスのカスタマイズ
- ナビゲーション構成 や 独自のランディングエクスペリエンスの構築
また、Org Appでは、RTIのダッシュボードとPower BIダッシュボードを同じAppsに入れることも可能です。
Power BI 機能のステータス一覧
Power BI では、直近で一般提供された機能やパブリックプレビューとして公開されている新機能が数多くあります。その中でも注目されるのが、Power BI ダークモード と Power BI Direct Lake のライブ編集 です。
Power BI ダークモード は、ユーザーインターフェースをダークテーマで利用できる機能で、視認性の向上や作業環境に合わせたカスタマイズが可能です。特に長時間の作業時に目の負担を軽減する効果が期待されています。
また、Power BI Direct Lake のライブ編集 は、Power BI Desktop を使用して Direct Lake を活用したデータモデルのライブ編集が可能になった機能です。
さらに、これらの一般提供機能に加え、新しいエクスペリエンスや機能がパブリックプレビューとして提供されています。これらのプレビュー機能は、ユーザーからのフィードバックを反映しながら改良され、正式リリースに向けて進化を続けています。
Microsoft Fabric 統一されたデータカルチャ
Power BI は、セルフサービスを含むエンタープライズ用途の Fabric と、ビジネスユーザー向けの Office ソリューション を結ぶ架け橋として機能しています。この役割により、Power BI は企業全体でのデータ活用を支援し、あらゆるレベルのユーザーにとって価値のあるツールとなっています。
また、Power Platform にも Power BI は含まれていますが、その本質は「データがあるところに Power BI が存在する」という点にあります。つまり、データがどこにあっても、Power BI を通じて分析や可視化が可能であり、データの一貫した利用体験を提供するプラットフォームとしての役割を果たしています。
Power BI は、Fabric を基盤としながら Office や Power Platform と統合することで、組織内外でのデータドリブンな意思決定を強力に支援します。
OLAP + OLTPの統合で、今回のIgnite 2024では、Fabric SQL Databaseを導入されました。
そこで、Transactional用のDatabase、Analytical用のDatabase、それを融合させます。
Transactional + Analytical = Translytical という概念が生まれます。
ビジネスにおいて、単に基本的なレポート作成のニーズを満たすだけでは、もはや十分ではなくなってきています。多くのケースでは、データとの双方向通信 が求められるようになっています。たとえば、生産データの外れ値に注釈を付けたり、管理図に示された異常を記録したりする場合が典型的です。さらに、MLモデルの分類を修正 したり、モデルを再実行 したり、単純にデータを更新する必要も出てきます。これまでは、これらの操作を実現するために、Power App をレポートに埋め込んだり、外部データベースを設定・構成する必要がありました。しかし、こうしたプロセスには手間と複雑さが伴っていました。このような背景を受け、Microsoft は、データの閲覧だけでなく、データとの対話 の重要性を認識し、Translytical 機能 を提供するようになりました。この機能を活用することで、Fabric データベース、ユーザーデータ機能、および Power BI Desktop Format ボタンを使用して、直接データを更新することが可能になりました。それで、外部リソースを必要とせず、シンプルで効率的な方法でデータとやり取りできるようになります。この進化により、Power BI を中心としたデータ活用はさらに強力なものとなり、リアルタイムのデータ操作や意思決定が簡単に実現できるようになります。
Microsoft Fabric を使って、データの価値を生み出す
データは単なる技術的な要素ではなく、それを扱う 多様な役割 の人々が協力し合うことで、初めて真の価値が生み出されます。データ活用には、さまざまな専門家が関わり、それぞれの役割が重要な役割を果たしています。
データエンジニア はデータ基盤の構築や管理を担当し、ビジネスアナリスト はビジネスの視点からデータを分析し、インサイトを導き出します。インフォメーションワーカー は日々の業務でデータを活用し、ソリューションアーキテクト は全体のシステム設計を担います。さらに、データサイエンティスト はデータのモデリングや高度な分析を行い、プロジェクトマネージャー はデータプロジェクト全体を統括し、進行管理を行います。
そのほかにも、デベロッパー はシステムやアプリケーションの開発を担当し、IT管理者 はデータインフラの運用や保守を行います。SQL開発者 はデータベースの最適化やクエリの構築を行い、データベース管理者 はデータの整合性やセキュリティを確保します。データアナリスト はデータ分析を通じてビジネスの意思決定をサポートします。
これらの多様な人々が協力し合うことで、データは真の価値を生み出します。それぞれの専門知識や役割が組み合わさることで、組織全体がデータドリブンな文化を構築し、ビジネスの成長や効率化を実現するのです。
Microsoft Fabricはすべてのペルソナが利用可能です。Fabricを使って、その特徴を最大限に発揮し、組織のデータ価値を生み出しましょう。
それが、現在のFabricのコンセプトです。
Exam DP-700: Microsoft Certified: Fabric Data Engineer Associate
現時点、まだBeta版で、英語のみの受験になります。まもなく、DP-700がGAしたら、日本語でも受験可能です。
試験に関しては、下記のURLをご参考ください。
2nd Microsoft Fabric Community Conference
2025年3月31日から4月2日まで、ラスベガスで、行うFabric Community Conference もあります。早期割りのクーポンコードもありますので、行ける方は、ぜひ登録して、現地参加してみたらいかがでしょうか。
Discussion Request - Japan
導入事例、導入相談、資料請求、テクニカル相談は、Ask Professional を用意しております。
Microsoft Fabric Discussion Request - Japan
https://forms.office.com/r/FeuVqCQ4qn
Real-Time Intelligence in Fabric Workshopのご案内
Microsoft Fabric の導入を検討している企業様向けに、無償で Fabric RTI にフォーカスしたWorkshopを用意しております。最大参加者は20名で、ご参加されたい企業がおられましたら、ご連絡ください。日程や場所などの調整を行います。
最後に、Community の紹介
また、当 Community では、Azure Data Platformの勉強会は毎月に開催しています。ぜひ、Communityもアクセスしてみてください。そして、SQL Server 2022 新機能などのイベントも開催しております。
Japan SQL Server User Group
https://aka.ms/jssug
Join Japan SQL Server User Group Slack
https://join.slack.com/t/jssug-sqlserver/shared_invite/zt-n5r5n88h-JZgmtyYEaPErE1PxX5xxhQ