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飛行機内で楽しむGearVRコンテンツ制作のアンチパターン

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カンタス航空が機内エンターテイメントに導入するという話題も出ていますが、海外便エコノミークラスでGearVRを使ってみて気になった点をまとめます。

Samsung's Gear VR will entertain Qantas' first-class passengers

インターネット接続が必要

GearVRはスマートフォンと接続して使うので常時オンラインであることが多い環境です。ですが、機内ではオフラインとなるので通常時とはいろいろと変わってきます。

  • そもそもOculus Home上でソフトのアイコンなどが表示されない
  • Oculus Cinemaのショートムービーが見れない
  • オンラインハイスコアなどは動かない

ネット接続を使うことでアプリサイズの削減やオンライン機能などの実装ができるのは利点ですが、機内での利用を想定するのであればオフライン時の挙動も考慮に入れたほうが良さそうです。

視点を使ったカーソル操作が必要

飛行機内は安定していても細かく振動しています。この為、視線をつかった注視カーソルは操作が困難でした。同じ場所を見つめずにカーソルなどを動かす代替手段があると操作がしやすいです。

環境音やBGMが弱い

飛行機内はかなり騒音が激しく、ノイズキャンセリングヘッドホンを使っても完全には防ぎきれません。外部の音が聞こえるとどうしても没入感が落ちてしまうので、BGMや環境音などが適度に発せられていると快適です。
特に3次元的なサウンドが再生されると実際の空間よりも広く体感できるので効果が高いようです。

見回して画面を広く見ることが必要

飛行機内は狭く、隣の乗客もあるので自由にあちこちを見回すというのはかなり難しいです。
ゲームの進行などに見回す操作が必須になっているとプレイ不可能といって良い状況です。これはあくまで正面だけを見ればよい形式やゲームパッドでの代替方法があると良さそうです。

あくまで飛行機内でGearVRをプレイした際の気付きですが、通常の状態でも遊びやすいコンテンツを作る助けになりそうです。

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