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はじめに
みなさん、IBM Videoというサイトをご存知でしょうか?
IBMが提供する製品をショート動画でわかりやすくご紹介している動画サイトです。
- スキルアップしたくてもなかなか時間が取れない
- 気になる製品があるけど、マニュアルを読んで理解するのはきつい
- 製品の特徴やメリットをクイックに知りたい
という方には、うってつけの動画を提供するサイトです。
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
また、IBM Videoサイトには、ショート動画だけではなく、IBM Expertが実施したセミナーの動画もアップロードされていて、今回は、セミナー動画の紹介になります。
今回ご紹介する動画へのリンク
Db2 SaaS(Db2 on Cloud Gen3)を見てみよう
概要
本動画デモでは、新しい IBM Db2 SaaS(Db2 as a Service / 第3世代 Gen3 パフォーマンスプラン) を実機画面と SQL 実行を交えながら紹介します。
従来の Db2 on Cloud(スタンダード/エンタープライズプラン)との違いや、Db2 12.1 ベースになったことによる機能強化、IBM Cloud 東京リージョンでの最新インフラ(VPC Gen2)活用ポイントなどを、紹介する内容です。
デモの流れと特徴
1. Db2 製品ラインナップと Db2 SaaS の位置づけ
まず、Db2 がどのような形態で提供されているかを整理します。
-
Db2(主に OLTP 向け)
- 従来型ソフトウェア
- IaaS への導入
- コンテナ版
- フルマネージドなクラウドサービス(SaaS)
-
Db2 Warehouse(主に情報系・分析系向け)
- 同様にソフトウェア/IaaS/コンテナ/SaaS で提供
その中で、本動画で扱うのは IBM Cloud 上のフルマネージド Db2 SaaS(Gen3 パフォーマンスプラン) です。
従来の「Db2 on Cloud (スタンダード/エンタープライズプラン)」と比較しながら、第3世代サービスとしての進化ポイントを確認していきます。
2. 第3世代 Db2 SaaS(Gen3 パフォーマンスプラン)のポイント解説
セッション前半では、スライドを用いて新プランの概要を紹介します。
-
名称とバージョン
- 旧:Db2 on Cloud
- 新:Db2 SaaS / Db2 as a Service
- エンジンは Db2 12.1 ベース に更新
-
スケールアップ
- 最大 128 vCPU
- ストレージ最大 40TB(OLTP 用途としては十分な上限)
-
IBM Cloud VPC Gen2 ベースの最新インフラ
- 性能・運用性の向上
- 東京リージョンでも利用可能になったタイミングや展開状況に触れつつ解説
-
HA 構成の変化によるコストメリット
- 旧スタンダード/エンタープライズ:
- 3台構成の HADR(3つの AZ にまたがる構成)
- 新パフォーマンスプラン:
- 2ノード構成 にシンプル化(HADR は継続利用)
- 3台目が不要になる分、コスト効率が向上
- 旧スタンダード/エンタープライズ:
-
バックアップ方式の刷新
- 旧:オンラインバックアップ(DB コマンドベース)
- 新:スナップショットベース に変更
- 大容量ストレージでも「ほぼ一瞬で終わる」バックアップを実現
-
オンプレ Db2 からの移行性
- Linux 版などオンプレ Db2 のバックアップを
- IBM Cloud Object Storage(iCOS)へ格納し
- Db2 SaaS へリストアすることで移行 できる点を紹介
- Linux 版などオンプレ Db2 のバックアップを
-
セルフアップグレード構想紹介
- 既存のスタンダード/エンタープライズプランから
- 将来的に ボタンクリックでパフォーマンスプランへ移行できるセルフアップグレード機能 が提供予定であることにも触れています(仕様は変更の可能性あり)。
3. IBM Cloud カタログ&新 Web コンソール デモ
続いて、 画面デモ パートに移ります。
IBM Cloud カタログからの作成フロー
- リージョンを 東京 に切り替えると、新しく 「パフォーマンス」プラン が選択可能に
- 作成時点で インスタンスプロファイルを選択 できるようになった点を紹介
- 旧エンタープライズプラン:作成後に vCPU 数を変更するスタイル
- 新パフォーマンスプラン:最初から希望のプロファイルを指定 して作成可能
新旧コンソール画面の違い
- 見た目は従来のコンソールに近いが、以下の点が大きく変化:
- サービス名表記:
- 旧:Db2 on Cloud
- 新:Db2 as a Service(パフォーマンスプラン)
- SQL 画面でバージョンを確認すると、
- パフォーマンスプラン:12.1
- スタンダードプラン:11.5.9
→ バージョンアップが行われていることを実際のコマンドで確認
- サービス名表記:
管理タブでのスケーリング・ストレージ設定
-
スケーリング(Change Profile)
- プロファイル一覧から構成を選び直すことで、スケールアップ/スケールダウンが容易
- 旧プランでは「vCPU 数」を直接指定する UI だったのが、「プロファイル」を選択するスタイルへ
-
ストレージ & IOPS 設定
- ストレージ容量に加え、IOPS を明示的に指定可能
- ディスクサイズに応じて選択可能な IOPS のレンジが変わることも画面で確認
-
バックアップ/リストア
- 新たに 「リストア」機能 がコンソールに追加
- iCOS 上に保存されたオンプレ Db2 バックアップからのリストアが可能であることをデモ
-
HA 構成の動的切り替え
- シングル構成で作成したインスタンスを、
- 後から HA 構成に変更
- 逆に、HA からシングル構成へ戻すことも可能
→ 旧プランでは「作成時に HA かどうかを決めて固定」だったのに対し、柔軟な構成変更ができるようになった点が強調されています。
- シングル構成で作成したインスタンスを、
4. Db2 12.1 のテナント機能デモ
動画の中盤では、Db2 12.1 で追加された テナント機能(Namespace/Schema 間の分離) を、SQL を使ったライブデモで確認します。
コンセプト
- 1つの DB(BLUDB)内に 「テナント」層 を追加
- これまでは
Database > Schema > Table
という構造だったものが、
Database > Tenant > Schema > Table
という階層構造に
- これまでは
- これにより、同じスキーマ名・テーブル名をテナントごとに持つことが可能 になり、
- 部門ごと
- 顧客ごと
など、マルチテナント構成 が取りやすくなります。
デモ内容
- 管理者 ID でテナント T1・T2 を作成(1つあたり約 50 秒程度)
- テナント T1 用のユーザー1、テナント T2 用のユーザー2 を事前に作成
- 各テナントに対して、対応するユーザーにテナント管理権限を付与
- それぞれのユーザーでログインし、次を実行:
-
SET CURRENT TENANT T1/T2 CREATE SCHEMA TESTCREATE TABLE TEST.TB1 (C1, C2)- テナント T1 では
(1, 'A')、T2 では(2, 'B')を INSERT
-
-
SELECT * FROM TEST.TB1を各テナントで実行すると、- T1 では
1, 'A'のみ - T2 では
2, 'B'のみ
→ 同一スキーマ・同一テーブル名でもテナントごとに完全に分離されている 様子が視覚的に理解できます。
- T1 では
このデモによって、SaaS 型で 1 インスタンス・1 DB 提供であっても、テナント機能を活用することで複数部門・複数顧客を安全かつ効率的に収容できる ことが伝わる構成になっています。
5. コスト比較とまとめスライド
最後に、旧エンタープライズプランと新パフォーマンスプランの概算料金を具体的な構成で比較します(数値はセッション内の参考値)。
- 想定構成例:
- 4 vCPU / 16GB メモリ
- ストレージ 500GB
- HA 構成
- 旧エンタープライズプラン:
- 約 3,442 USD / 月
- 新パフォーマンスプラン(最小 IOPS を指定):
- 約 1,813.813 USD / 月
HA ノード数削減などが効き、ほぼ半額程度までコストが下がるケース がある、というインパクトを示す内容になっています。
まとめ
本動画デモは、以下のようなポイントを短時間で把握したい方に最適な内容です。
- Db2 on Cloud から進化した Db2 SaaS(Gen3 パフォーマンスプラン)の全体像を知りたい
- IBM Cloud の最新インフラ(VPC Gen2)上での Db2 運用イメージを掴みたい
- コンソールからのスケーリング・ストレージ・IOPS・HA 切替など運用面の“手触り”を確認したい
- Db2 12.1 のテナント機能を使ったマルチテナント構成を具体的な SQL で見てみたい
- 旧プランとの機能・コスト差分や移行の方向性(セルフアップグレード構想やバックアップリストアによる移行)を押さえたい
道場形式で Q&A も含まれているため、単なる機能紹介にとどまらず、
「これから DB2 をクラウドでどう使っていくか?」を具体的にイメージしたい方にとって、実務的なヒントが得られる構成 になっています。
Db2 のクラウド活用を検討中の方は、ぜひ本動画デモを通じて、
新しい Db2 SaaS の使い勝手とポテンシャルを体感してみてください。

