IBM iの「今」と「これから」を語る、愛にあふれた動画の内容
この記事は、菅田丈士さんが開設している菅田丈士のクラウドchで紹介されている
【第19回:対談企画〜IBM i の開発者の育て方〜】iBM i の"今"を熱く語る!
の内容を要約したものです。
菅田丈士のクラウドchとは、
- クラウドリフト、どんな形でプロジェクト進める?
- IBM i はSDGs?
- IBM Cloud って、実際どう?
- オンプレとクラウドの違い
- 一般的なクラウドとIBM Cloud の違い
- IBM i リプレースのよくある課題
- ChatGPT とIBM i
- フリーフォームRPGって、実際どう?
そんな疑問を解決すべく開設されたチャネルとのことです。
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
概要
本動画は、IBM i製品を紹介する動画の後編インタビュー音声をもとに構成した紹介記事です。
動画では、オムニサイエンス(現MONO-X) CTO 菅田さんと、IBM i開発を長年牽引してきた牛田さんが、若手エンジニア2名へのインタビューを通じて、
- どうやってIBM iエンジニアが育っていくのか
- なぜIBM iが若手にも受け入れられているのか
- どんな未来を彼らが描いているのか
を、非常にリアルで温かい言葉で語っています。
単なる技術紹介ではなく、「人が育つ」「文化が育つ」「技術が未来につながる」 そんなIBM iの魅力が、インタビューの随所から溢れ出てくる内容でした。
みんなに知ってほしいポイント
プログラマーとして成長できた理由
若手エンジニアの一人は、
「なぜプログラミングができるようになったのか?」
という問いに対して、次のように語ります。
- 牛田さんが開発してきた過去のシステムを分析したこと
- オープンソースやYouTube配信などで他人の開発手法を学び、吸収してきたこと
- 分からないことを気軽に聞ける社内の文化・環境があったこと
この「聞ける」「学べる」「参考にできる」という土壌こそが、IBM i開発現場の大きな強みだと感じさせられます。
システム開発で本当に大切なこと
若手メンバーが共通して語っていたのは、「ユーザー様の立場に立つこと」。
- ユーザー様の効果・効率を上げるためにシステムは存在する
- 要望を十分に理解することが何より重要
- ユーザー様がまだ気づいていない点にアドバイスできたら最高
さらに、
- 柔軟な思考
- 広い視野
- 業務全体を意識したプログラム開発
といった、技術以上に大切な姿勢が語られていました。
牛田さんも「人のソースコードを見ることの大切さ」を強調し、20年前のコードであっても、学べることは多いと語ります。
IBM iの長年の資産が“学び”として活きる点は、まさに唯一無二です。
IBM iが「便利だ」と感じた瞬間
若手エンジニアが語るIBM iの魅力は、とても具体的でした。
-
継承性の高さ
- 何年も前のプログラムが、今も参考になる
- 新技術をすぐに試せる柔軟性
- テクノロジーリフレッシュによる頻繁な機能追加
- F1キーでどこからでもヘルプが見られる親切さ
特にF1ヘルプについては、「初心者の頃にとても助かった」「今でも使っている」という声があり、IBM iが若手にもやさしいOSであることが伝わってきます。
Qiitaアドベントカレンダーへの挑戦
昨年から取り組んでいるQiitaアドベントカレンダーについても、率直な感想が語られました。
- 投稿することで自己知識が深まる
- いいねやストックが大きな励みになる
- 情報発信する人の気持ちが分かるようになった
- アウトプットこそが学習への一番の近道
「いいねをもらうと嬉しいですよね?」というやり取りには、思わず共感してしまいます。
前向きで素直な姿勢が、エンジニアとしての成長を加速させているのがよく分かります。
開発で活躍するツールたち
実際に使っているツールとして紹介されたのが、
- ホワイトボードサービスのMiro
- 思考整理
- フローを俯瞰して眺める
- プログラミング前の構想整理
-
デモクリエイター
- デスクトップ動画や操作説明動画の作成
- 巻き戻して確認できる点が非常に便利
動画で残す文化が、学習や引き継ぎにも大きく貢献していることが伝わってきます。
PVS(クラウド環境)の学習効果
PVSを初めて使った感想としては、
- オンプレと比べても違和感なく使える
- 学習用として十分なパフォーマンス
- コストを最低限に抑えられる
特に、
学習用・個人専用の環境を持てる
という点は、若手育成において非常に大きなメリットだと語られていました。
Linux認定試験がIBM iに活きた話
2023年にLinux認定試験を取得した若手エンジニアは、
- 試験内容そのものよりも
- 概念・用語・操作感がIFS環境と非常に近かった
ことで、IBM iのベース環境に全く違和感がなくなったと話します。
Linuxの学習が、そのままIBM iにも活きる。
この相乗効果は、育成戦略として非常に示唆に富んでいます。
IBM iを使って、これからチャレンジしたいこと
若手エンジニアたちの目は、すでに未来を見据えています。
- 人材不足を補うための
- 生成AI API連携
- システム自動化
- PythonやRなど、IBM i上でどこまでできるかの挑戦
IBM iを「守る技術」ではなく、「攻め続ける技術」 として捉えている姿勢が印象的でした。
10年後、どんなエンジニアになりたいか
最後の質問に対する答えは、とても力強いものでした。
- 旬なテクノロジー(生成AIなど)とIBM iを組み合わせ
ユーザーの問題を解決できるエンジニア - 日常業務だけでなく、
IBM iの情報を積極的にアウトプットするSE - 先輩を超える存在になることへの素直な決意
未経験からわずか1年半。それでもここまで高いモチベーションと将来像を描けていることに、聞いている側も胸が熱くなります。
まとめ
本動画は、IBM iという技術そのもの以上に、
- 人を育てる文化
- 学び続ける姿勢
- 若手が未来を語れる環境
そのすべてが詰まった内容でした。
牛田さんが語った育成のポイント、
- プログラムと一緒に業務フローを教える
- 答えを教えず、考えさせる
- できたことをしっかり褒め、認め合う
これはIBM iに限らず、どんな技術・どんな業界でも通用する普遍的な考え方です。
「IBM iは古い」と言われることもあります。
でも、この動画を見れば分かります。
IBM iの未来は、若手エンジニアの中で、確実に進化し続けています。
