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はじめに
みなさん、IBM Videoというサイトをご存知でしょうか?
IBMが提供する製品をショート動画でわかりやすくご紹介している動画サイトです。
- スキルアップしたくてもなかなか時間が取れない
- 気になる製品があるけど、マニュアルを読んで理解するのはきつい
- 製品の特徴やメリットをクイックに知りたい
という方には、うってつけの動画を提供するサイトです。
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
今回ご紹介する動画へのリンク
【日本語環境デモ】Explain RPGソースから内部仕様書の作成
概要
本動画デモでは、IBM製品を活用して RPGⅢ(RPG3)ソースコードから内部設計書を自動生成するプロセス を紹介しています。
レガシーシステムとして長年利用されてきたRPG資産は、担当者の異動や時間の経過とともに仕様把握が難しくなりがちです。本デモは、そのような課題に対し、既存のRPGソースと関連ファイルを有効活用しながら、設計情報を効率よく可視化・文書化できる点をわかりやすく示しています。
動画は短時間ながら、ローカルPC上に存在するRPGソースを起点に、内部設計書の作成、処理フローの可視化、さらに追加修正指示まで行える一連の流れを凝縮して体験できる内容となっています。
特に、人手での設計書作成にかかる工数削減 や 設計情報の標準化 といった点に関心のある方にとって、非常に示唆に富んだデモです。
デモの流れと特徴
デモは、ローカルPCにあらかじめ配置されたRPGソースコードと関連ファイルを確認するところから始まります。
Bobと呼ばれるアシスタントが、指定されたフォルダ内の構成を把握し、その内容を前提として作業を進めていきます。

次に、「BCH-110の内部設計書を作成してください」という指示が与えられ、あわせて
「フロー図はマーメイド形式で作成してください」という具体的な要望が送られます。
これにより、単なるテキストベースの設計書ではなく、後続工程やレビューで活用しやすい構造化された成果物の生成が期待できます。
生成された内部設計書には、以下のような要素が網羅的にアウトプットされます。
- プログラムの概要説明
- パラメータ情報や入出力項目
- 処理全体の流れを示すフロー図
- 各処理の詳細なロジック説明
特にフロー図は、VS Codeの拡張機能であるマーメイド(Mermaid) を利用してグラフィカルに表現されており、RPGソースを直接読まなくても処理イメージを直感的に理解できる点が大きな特徴です。
さらに、このデモでは「このまま追加で修正指示をすることも可能」であることも示されています。
一度生成した設計書に対し、粒度や表現方法の変更、追記要望などを柔軟に反映できるため、対話的に設計書をブラッシュアップできる点 が強調されています。
まとめ
本動画デモは、RPGⅢというレガシー言語の資産を有効活用しながら、内部設計書を効率的かつ高品質に作成できること を短時間で示しています。
概要説明からパラメータ情報、詳細処理、そしてマーメイドによるフロー図までを一貫して生成できる点は、設計書作成作業の大幅な省力化につながります。
また、生成後も追加指示による修正が可能なため、現場の要件やレビュー結果に応じて柔軟に対応できる点も大きな魅力です。
RPG資産の保守・刷新に課題を感じている方や、設計情報の属人化を解消したい方にとって、本デモはIBM製品の有効性を具体的にイメージできる内容となっています。
短い動画ながら、「RPGソース理解」「設計書作成」「フローの可視化」 という重要な要素が凝縮された、実践的なデモです。


