フリーランスになってから1年弱経ったので、フリーランスになるまでの軌跡を振り返る
転職活動前(2021/04 - 2023/10)
新卒でITエンジニアとして入ったが、もともとフリーランスに興味があった
なので、将来的にフリーランスになれるように意識して行動していた
実際その行動がフリーランスになるために役立ったかはわからないが、どういうことを意識していたか書いていく
わかりやすい実績を作った
商談の際,スキルシートでアピールできるように,以下のようにわかりやすい実績を作った
- 資格取得
- AWS系とかLinuxとか色々とったが、基本情報と応用情報は意外に実務でも役立つ時があるので取ってよかった
- 個人開発でiOSアプリを作った
食わず嫌いせず、技術を幅広く学んだ
以下の理由から,個人的には,最初は幅広く技術を学ぶべきだと思っている
- 幅広い技術を学ぶことで、幅広い案件で商談ができる
- IT技術は繋がっているので、幅広く学ぶことで一つの技術に対しても理解が深まる
- 広い技術を学ぶことで俯瞰して物事が見られるようになる
- 様々なポジションのエンジニアと会話ができるようになる
税金等について色々調べた
基本的には以下の4つについて調べれば良い
いったん細かい手続きは置いといて、会社員からフリーランスになったら税金がどれくらい変化して,手取りとなる金額はどうなるかだけ把握しといた
以下について調べておけば良い
- 所得税・住民税
- 年金
- 健康保険
- 消費税(インボイス制度関連)
妻の信用を勝ち取った
フリーランスになると妻に告げたとき,最初は反対された
社会的信用も低いし,収入的にも安定しないし,本当に仕事ができる人しかなれないというイメージがあったらしく,色々心配をされていた
フリーランスを目指すとき,多くの結婚してる方は,結婚相手の心配という障壁があると思う
もちろん,収入面や仕事の取り方など,フリーランスエンジニアについての誤解を解いていくことも大事だが,一番大事なのは日々の生活で信用を勝ち取ることだと思う
約束を守るとか,時間を守るとか,基本的だけど大事なことを続けていけば「この人ならフリーになっても責任もってやっていける」と思ってもらえるはず
妻も「最初は心配だったけど,日々の生活を見てフリーになってもやっていけそうと思ったから,OKサインを出した」と言っていた
結果,入籍した翌月にフリーランスになることになった
エージェントに相談(2023/10)
転職活動のスタートとして、まずはフリーランスエージェントに相談した
利用したエージェントは以下
- geechs
- レバテックフリーランス
- Midworks
世にエージェントの特徴がまとめられたサイトが色々蔓延ってるが、個人的な所感としては担当者の特徴に依存していると思う。なので、個人的にはエージェントはどこでも良いと思う。ただし、色々交渉するために複数のエージェントを利用することを勧めする
上司に退職を告げる(2023/11)
エージェントに相談したところ、なんとなく案件を取れそうな感じだった
商談は案件参画の1〜2ヶ月前から始まるのが相場だそう
なので、4月からフリーランスになるとしたら、2月か3月くらいに商談が始まるとのこと
商談もしてなければ案件も決まっていなかったが、エージェントの話で案件は貰えそうな雰囲気だったので、4月からフリーランスになると決め、3月末で退職することを告げた
商談(2024/02後半)
商談は2月後半に2週間くらいの期間で3案件受けた
それぞれ1回で決まる
当時のスペック
- 神奈川在住
- 国立理系の修士卒(非情報系)
- 研究で少しPythonを使っていた
- 実務経験
- Vue.js、SpringBoot、PostgreSQLを用いた業務アプリ開発経験 2.5年
- 基盤はAWS
- マイクロサービスアーキテクチャを採用していた
- 開発当初から携わったわけではなく、開発途中から参戦した
- Azureを用いたインフラ構築の経験 0.5年
- PoC開発で小規模なものであったため、マネージドサービスを最大限に活用する感じではなく、ほとんどのアプリケーションは単一VMにコンテナを立てて、DB・ALB・WAFなどできる範囲のものだけマネージドサービスを用いていた
- Vue.js、SpringBoot、PostgreSQLを用いた業務アプリ開発経験 2.5年
- 実務以外ではpythonやflutterで個人開発を行なっていた
希望した条件
- 勤務地は東京 or 神奈川
- 出社は週2以下
- 将来的にはフルスタックの知識を身につけたいので、経験の浅いインフラ側に携わりたい
- 希望単価:税抜80万~/月(最低税抜70万/月)
商談の流れ
基本的に商談は以下の流れで行われる
- 企業側からの案件の説明
- 候補者側から企業側への質問
- 候補者側から事前に提出したスキルシートの説明
- 企業側から候補者側への質問
個人的に1番頭使ったところは、1の案件説明と2の企業側への質問
ここでいかに話を聞き出せるかで、案件に入った後の具体的な業務内容が見える。自分がその案件に入りたいかも判断できるし、加えて、実際に案件に入った後のイメージを掴もうとしていることをアピールできる。
商談前に業務内容の簡単な説明は文章で送られてくるので、おおまかなイメージと質問したい内容は考えておいた方が良いと思う
商談をした案件の内容
商談は3案件行った
商談1(Java開発案件)
- MidWorksの案件
- データ収集基盤の開発
- Azure上に構築されたシステム
- SpringBootを使ったシステム
- 監視はDataDog
- CI/CD周りはGitLabRunner, ArgoCD
- メンバーは10人くらい
- 週1出社
商談2(SpringBootシステムの運用保守案件)
- Geechsの案件
- いわゆるWeb系の会社
- トラフィック多め
- AWS上のシステム
- SpringBootを使ったシステム
- たまにGoやPythonも混じってる
- 監視はDataDog
- 週3出社
商談3(クラウドリフト案件)
- Midworksの案件
- 現行の業務システムを更改し、AWSへ移行する案件
- SpringBootのシステム
- 週2〜3出社
商談で心掛けたこと
- 少ない武器だったが、いかに自分の価値を提供できるかを考えた
- 面接官もできれば採用したいはず
- 面接官は理由がなければ採用できない。経験年数では戦えないので、自分はポテンシャルがあることを頑張ってアピールした
- 基本的には本音ベースが良いが、建前はしっかり用意しておいた
- 本音がバレても良いが、建前を使える人間であることをアピールした方が良いと思う
結果
ありがたいことに全ての商談でオファーをいただくことができた
知り合いが商談2の会社で働いていたということもあり、最終的には商談2で働くことにした。
提示された単価は以下の通り
商談1:最初契約単価が70万(税抜)だったが、商談2との兼ね合いで最終的に80万(税抜)まで引き上げていただいた
商談2:契約単価70万(税抜)
商談3:具体的な契約単価の話が始まる前にお断りさせていただいた
案件確定から退職まで(2024/02 - 2024 / 03)
今後の関係性も考えて、綺麗に辞められるように引き継ぎなども丁寧に行なった
案件参画から(2024/04 - )
また別記事で書く
とりあえず、1年弱経った今も案件2を続けている