中央の黒いのが40年位前の中学時代に作ったカホ無線のキット(RS-563)です。このキットはAMラジオが受信でき、NECのICのuPC1018Cを使っています。元々イヤフォンで聞くようになっていて、アンプが同じようなケースに入って別売でした。確か結構高かったので、これだけ買って作りました。バーアンテナもしっかりしていて良く入ります。さすがカホ無線のキットだけあり、受信周波数の上下もぴったりです。
昔は中学生の電子工作の一歩はラジオでした。
数年前にLM386とスピーカーを入れてこれだけで聞けるようにしました。アンプのキットも同じケースだったので、ちょうどスピーカーがつけられるスペースがありました。スピーカーがちょっと大きかったので、すこしケースを削って加工しました。LM386は小さな基板で組み立てて、インジケーターの後ろに入れました。緑のLEDが受信感度ですが、ループアンテナのバリコンを回すと同調がしっかり分かっていいです。昔はメーターに憧れましたが、これで十分です。ループアンテナは接続しなくてもバーアンテナの近くに置くだけで十分感度が上がります。
スピーカーも大きく音にメリハリがあり、ニュースのアナウンサーの調子がよく分かりとっても気に入っています。
単三四本で、エネループで半年くらい持ちます。
右のがSONYのICF-SW1です。これは1990前後にシリコンバレーに出張するときに日本のラジオを聞こうと思い買いました。その後20年位前に修理に出して、表面実装のコンデンサーを替えてもらえたのでちゃんと使えます。アンテナが折れてしまいSONYに問い合わせたところ部品はもう無いという事だったので、同じような太さのアンテナをつけていますが、ちょっと長いので本体に収まりません。(2023年追記:またコンデンサーの劣化で正常に受信できなくなりました)
コンデンサーが劣化して、電池交換時にメモリが飛ぶのでとっても不便です。昔はデジタルの方がいいと思いましたが、アナログバリコンの方が便利です。
FMは大丈夫ですがAMがちょっと周波数ずれてしまっています。調整方法がわかればSSGもあるので、どうにかできるかもなのですが。
単三二本で、エネループで半年くらい持ちます。
黄色いのはSAMSUNGのKA22425Dを使った防水のラジオです。うっすら分かりますが、バーアンテナを倍くらいの長さのものに替えてあります。手持ちのものをダメもとで替えてみたのですが、うまくいきました。AMはかなり良く入りますが、ちょっと上のほうの周波数が切れてしまってラジオ関東が入りません。FMの選局は片寄っていてよくありません。そのうち調整します。
どちらかでこのラジオをいろいろ調べている人を見かけました。
単三三本で、エネループで半年くらい持ちます。
左上のがDSPラジオです。単四二本ですが、OFFでも1週間で電池が切れてしまいます。OFFでも5mAくらい流れてしまっているので、ON/OFFできる電池ボックスをつないでいます。
海外はラジオがデジタルになってしまい、昔のラジオでは聞けなくなってる国もあるようですが、日本はデジタル化に失敗したのでよかったです。デジタルだったらネットでもいいわけですし。
災害が激甚化している今日においては適切な情報源として、より原始的なラジオが有用だと思われます。
ラジオが大好きです。