自粛明けのHardOffで110円で中国製のラジオを購入しました。FM/AMが受信できます。単四x2で非常にコンパクトでデジタルラジオでした。
エネループの単四を入れて試したところFM/AMとも感度よく受信できます。
結構いいな思った矢先、OFFにしていても、すぐに電池が切れることが判明しました。
仕方が無いのでバラして確認してみました。
基板は綺麗でおかしなところはなさそうです。
電流を測ってみました。
状態 | 電流 |
---|---|
ON | 40-50mA |
OFF | 5mA |
OFFでも5mAも流れてしまっているので750mAhのエネループは一週間持ちません。^ ^;
使うときだけ電池をいれると、毎回選局しなくてはなりません。
液晶を外してもほとんど変わりません。電池駆動の機器の待機電流はuAが普通です。
使われているチップはAKC6951と表示の無い48ピンのICです。 48ピンのICは制御用のマイコンと思われます。
AKC6951を手がかりにネットをいろいろ検索してみたところいろいろロシア語のページがいくつか見つかりました。ロシア語は読めないので、画像だけを手かがりにします。
下記の二つの写真の製品はチップセットが同じことや、 48ピンのチップを丸く囲ったプリントが共通しているので、おそらく同じところで作られていると思われます。
両方ともUSBからも電源を取れるようになっています。同じように外部電源を使うようにしたほうがよさそうです。下の写真ではUSBのD+,D-がどこかにつながっているようなのですが謎です。
AKC6951はaitendoでも取り扱いがあり、ページを見たところ韓国のABOVという会社の8051系マイコンとの組み合わせの例がありました。ABOVにはMC96P6408Lという48LQFPのOTPなチップがあり、水晶の接続が12,13pinであることから48Pinはこのチップと思われます。
通常のマイコンのスリープ時には数uAまで落ちますが、ハードかソフトのバグで、正しくスリープ出来ていないように思われます。昔の普通のポータブルラジオはボリュームに電源スイッチが付いていて、OFF時には0mAです。
使用頻度が高ければ、ACアダプタを使うようにするのが良いと思います。使用頻度が低ければ、毎回選局が必要になりますが、電池の接続を切れるようにするのが良いと思います。
2023/5追記 単三電池二本のスイッチ付電池ボックスから電源を取ることにしました。
2024/9追記 結局スイッチを付けました。毎回選局しなければなりませんが、きくときだけONにすればトータル15時間くらいはきけると思います。