FPGA FMチューナ用に5Vの定圧回路を作って見ました。
ACアダプタはトランスタイプのものとスイッチングタイプのものがあります。テスターで計ると無負荷時には定格の電圧より高くなります。これは定格の電流を流した時にその電圧になる様になっているためです。トランスタイプのほうがより高く出る傾向があるようです。
7805などのレギュレーターの入力は2V以上高くないといけません。またあまり高すぎると発熱が激しくなります。7805の場合は7V以上必要です。
モールドタイプの部品を使ったので、金属のネジでヒートシンクにとめています。
使用する電解コンデンサーは倍くらいの耐圧があればよいようです。
定格5.5V 900mAのトランスタイプのACアダプターは無負荷で8Vちょっと出ていて、FPGA FMチューナーの負荷450mAをかけたとに7.3Vとなっていて、発熱もほんのりで良い感じです。
当初これより4Vくらい高いアダプタを使用したら結構発熱していました。
使っていなかった、スイッチを付けたケースにちょうど入ったので入れて、テスト用のジャックも付けてみました。
このジャック千石電商のジャンク袋に50個くらい入っていたものです。かなりしっかりしたもので、おそらくマル信のチップジャックではないかと思われますが、カタログにはありません。
FPGA FMチューナ用に作りましたが、5V系の電源としていろいろ使いまわしています。
トランスを使った電源は
- LDOのレギュレータ
- 普通のレギュレータ
- FETのディスクリート
- トランジスタのディスクリート
作れますが、いろいろディスクリートの実験をされている方がおられました。
ディスクリートといっても制御部分をNJM723のようなICを使うケースとオペアンプとシャントレギュレーター(TL431)で作るケースなどがあるようです。
部品取りした小さいトランスで、レギュレータで10Vの電源を作ろうとしました。無負荷でトランスの出力がAC10.7Vあブリッジとコンデンサーで整流してDC 14.8Vくらいあったのですが、負荷をつなくと11.8Vくらいまで下がって、普通のレギュレータでは出力が10Vを切ってしまうようでした。