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HD電源の修理

Last updated at Posted at 2021-08-11

PC-9801VM2用に買ったICMという昔大阪にあった会社の40Mのハードディスクの電源を再利用してみようと思ったところ、うまくいきません。

負荷無しで電圧を測ったところ4.7Vと12.5Vくらいは出ます。

ところがHDDをつないで負荷をかけると3Vくらいしか出なくなります。

最初分解方法が分からず、いろいろ試しているうちにブラスチックがかけてしまいました。正解は中の四つのネジを外すと中の金属フレームがベッセルごと前に引き抜けます。反対側に電源が入っています。

電源はTDK製でコンデンサーが膨らんだりはしていなくて、見た目では分からなかったのであきらめかけたのですが、もう一度基板を見たところコンデンサーの下の方が黒くなっています。

IMG_20210811_201340.jpg

1000uF10Vと470uF25Vを他の基板から取った1000uF10Vと470uF50Vに交換してみました。元は105Cでしたが交換した部品は85Cです。

元は90年くらいの製造ですが、交換した部品は97年くらいのものです。

どうもこのコンデンサー(日本ケミコン製 SXF)は悪名高き「四級塩電解液使用電解コンデンサ」のようです。

このタイプのコンデンサーは上部は膨らまないけど、下に漏れることがあるようです。

やばいコンデンサーのようなので小さいほうの150uF35V(220uF35V)と470uF10V(470uF16V)も交換しました。やはり足のところに小さく漏れが確認できました。

ちゃんと使えるようになって気をよくして電源のLEDを点灯するようにしてみました。電源から5Vを取りLEDの基板につないで、基板のパターンをカットして制限抵抗入れました。三番目の帯が茶色の100Ω台の抵抗を探して400Ω位を部品取りをして入れたらちょうどいい感じになりました。

IMG_20210812_104514.jpg

上に載ってるのはSATAの250Gのディスクです。IDE変換してUSB変換してます。元々40Mだったので、6250倍です。

このハードディスクの全領域に/dev/zeroをddして正常に終了していたので、おそらく当面は問題なく使えそうです。

分解して気がついたのですが、青い電源のプッシュスイッチは自社製でした。こだわりがあったのかもしれません。

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