El Capitanに少しづつ移行するためにちょっと調べてみました。USBシリアルはMCP2221Aを使って確認しました。
MCP2221AはEl Capitanではシリアルポートとして認識されますが、雪豹では認識されませんでした。
cu
$ sudo cu -s 115200 -l /dev/cu.usbmodem641
unixに古くからあるコマンドです。雪豹くらいから属性ファイルを書き込むためにroot権限が必要になっています。
抜ける時:~ .
screen
$ screen /dev/cu.usbmodem641 115200
FreeBSDではデフォルトでは入りませんが、Mac OS Xには入っているみたいです。
抜ける時:ctrl+a k
jerm
オープンソースのツールです。ccでビルドする必要があります。昔cuのフロー制御で問題があって使うようになった記憶があります。サイトがなくなったので、ローカルエコーを追加してgithubに置きました。
$ jerm -f none -b 115200 /dev/cu.usbmodem641
抜ける時:~ .
minicom
たしか古くからあるオープンソースですが、おそらくオリジナルの開発者がやめてdebianが引き取ってるようです。試してません。
CoolTerm
GUI版のオープンソースのフリーウエアです。
「開発元が未確認のため開けません。」で試していません。
たいていのシリアル通信のボーレートは9600、19200、38400、57600、115200のどれかです。
余談ですが、インターネットが普及する前のパソコン通信華やかし頃は、機能豊富なパソコン用のシリアル通信ソフトがたくさんありました。当時tipやcuしかないUNIX環境を恨めしく思ったのですが、逆にそれしか残っていないというのも、なんとも不思議なものです。
Arduino IDE
シリアルモニタでシリアル通信できますが、El Capitanでは試していません。
platformio
マイコンの開発環境なのですが、通信できます。
$ pio device monitor -b 115200
抜ける時:ctrl+c
デバイスいろいろ
メーカー | チップ | 署名ありドライバ | 電圧 |
---|---|---|---|
Microchip | MCP2221A | ○ | 5V |
FTDI | FT232R,FT2232D | ○ | 5V |
FTDI | FT231,FT232H | ○ | 3.3V |
SiLabs | CP2102 | ○ | 3.3V |
Prolific | PL2303HX | ○ | 5V |
WCH | CH341 | ○ | 5V,3.3V |
5Vのものもレギュレーターで3.3Vを作って流せば3.3Vで使えるものもあります。