IsMisMatch関数の構文
IsMisMatch関数の構文は以下の通りです。
IsMisMatch(ユーザー入力値, 検証条件)
- 第1引数のユーザー入力値には、テキスト入力コントロールなどで入力された値を指定
- 第2引数の検証条件には、正規表現パターンやデータ型、または事前に定義した検証ルールを指定
IsMisMatch関数は、ユーザー入力値が検証条件を満たしていればfalse
、満たしていなければtrue
を返します。
IsMisMatch関数の使用例
具体的なIsMisMatch関数の使い方を見てみましょう。
例1. メールアドレスの形式をチェックする
IsMisMatch(TextInput1.Text, Email)
TextInput1に入力されたテキストが、Emailの形式に合致しているかをチェックしています。
メールアドレスとして正しい形式であればfalse
、そうでなければtrue
が返されます。
例2. 数値の範囲をチェックする
IsMisMatch(TextInput1.Text, And(IsNumeric(Value), Value >= 0, Value <= 100)
TextInput1には数値を入力するものとし、その値が0以上100以下の範囲内にあるかを検証しています。
IsNumeric関数で数値かどうかのチェックと、値の範囲指定を組み合わせています。
例3. 英数字のみかをチェックする
IsMisMatch(TextInput1.Text, Match(["a-zA-Z0-9"]))
正規表現パターンを使って、英数字のみで構成された文字列かどうかを判定しています。
Match関数の引数に正規表現を指定することで、柔軟なパターンマッチが可能です。
エラーメッセージの表示
IsMisMatch関数の結果を使ってエラーメッセージを表示することで、ユーザーにわかりやすいフィードバックを返せます。
例えば、メールアドレスのチェックにIsMisMatchを使用した場合、以下のようにエラーラベルの表示/非表示を切り替えられます。
ErrorLabel1.Visible = IsMisMatch(TextInput1.Text, Email)
ErrorLabel1.Text = "メールアドレスを正しい形式で入力してください"
TextInput1に正しい形式のメールアドレスが入力されていない場合に、エラーメッセージが表示される仕組みです。