突然CloudFrontの料金が急増した際の原因調査方法です。
調査方法
いちいちログの解析とかしなくても、CloudFrontには便利なレポート画面があります。
レポートはCloudWatchでなく、CloudFrontの画面で確認できます。
Usage
まずは、Usageを確認しコスト増の原因となっている期間、リージョン、ディストリビューションを特定します。
そして、リクエスト数が増えているのか、データ転送量のみが増えているのかを確認します。
上記画像のケースでは、リクエスト数は増えていないのにデータ転送量が増えているため、容量の大きなデータが転送されているのが原因と推測できます。
リクエスト数が著しく増えている場合は、単純に何かがバズった、DoS攻撃に遭った等の理由が考えられます。
Popular Objects
次に、Popular Objectsを見ます。ここでは、指定期間内で50番目までのアクセス数が多いコンテンツを見ることが出来ます。
ただのアクセス増やDoS攻撃の場合はリクエスト数でソートすれば一目瞭然です。
データ転送量でもソートできるので、転送量の大きいコンテンツも確認できます。
※注意点として、転送量の大きいコンテンツが「50番目までのアクセス数が多いコンテンツ」に含まれない場合は表示されません。
これを確認し、アクセスが多い、帯域を食っているコンテンツに対して対応を行います(データの圧縮を行う等)。