この記事で分かること
- 身体に関わる障害を持つ方の雇用率
- それをデスクワークで改善させることにおいてはアクセシビリティは有効
1. 背景
アクセシビティにも色々定義がありますが、身体に関わる障害を持つ方のための実装をする意義を確認したいと思った為です。
2. 各身体に関わる障害と有効なアクセシビリティ
身体に関わる障害のカテゴリ | 有効なアクセシビリティ |
---|---|
視覚 | スクリーンリーダーや拡大/ズームを使用してテキストにアクセス |
運動機能 | キーボード(または他のマウス以外の機能)を使用してウェブサイトの機能をアクティブ化 |
聴覚 | 音声や動画のコンテンツのキャプション/字幕またはその他の代替テキストに依存 |
3. 令和4年度 国内雇用 身体に関わる障害を持つ方の人数とその割合
令和5年6月1日時点のデータです。
357,767.5人です。
実雇用率は1.31%です。
ちなみに19年連続で障害を持つ方全体の雇用人数は過去最高を更新しています。
4. 令和4年度 就職件数 身体に関わる障害を持つ方のカテゴリ別の内訳
身体に関わる障害のカテゴリ | 身体に関わる障害を持つ方全体に占める割合 |
---|---|
視覚 | 6.8% |
聴覚 | 14.4% |
その他運動機能* | 78.8% |
*肢体不自由+内部障害+その他
5. 不動産業界における障害を持つ方に向けた求人例
弊社は不動産業界向けにプロダクトを開発してますので不動産業界に焦点を当てます。
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6. 最後に
- アクセシビリティを意識して実装することは身体に関わる障害を持つ方にとって以下のメリットがあると確認できました。
- デスクワークでできる仕事の幅を広げられる。
- 止むを得ず解雇になる機会を減らすことができる。
- 最初に対応するべきアクセシビリティは、ウェブサイトの機能をキーボード(または他のマウス以外の機能)によってアクティブ化させられるようにすることなのかなと思いました。
- アクセシビリティについてもっと勉強したいと改めて思いました。