#0. はじめに
AddInを開発していると、名前や情報を設定する箇所が多々あるのに気づきます。
同じようなものが色々あるので、何が違うのかをまとめました。
#1. AddInとCommand
まずはその前に、AddInとCommandの名前情報は、それぞれ別に設定するということを理解してください。
単機能のAddInでは、AddIn ≒ Commandかもしれませんが、多機能なAddInでは、1つのAddInの中に複数のCommandを内包します。例えば、シートメタルのようなAddInを作ろうとすると、そのAddInには多数のRibbon上のButtonが含まれます。
#2. AddInの名前情報
AddInの名前情報は、2つのファイルに分散しています。
##AssemblyInfo.cs
AssemblyInfo.cs
で指定する各情報は、AddInのdllを右クリック → プロパティー
→ 詳細
で表示される情報です。
直接的にはInventorで使われません。
##Autodesk.<AddIn名>.Inventor.addin
本ファイル中の
<DisplayName>SampleInventorAddIn</DisplayName>
<Description>SampleInventorAddIn</Description>
が、アドインマネージャ
の使用可能なアドイン
(DisplayName)と説明
(Description)に対応します。
#3. Commandの名前情報
Commandの名前情報は、AddButtonDefinition
の引数で指示します。
ButtonDefinition Inventor.Application.CommandManager.ControlDefinitions.AddButtonDefinition(
string DisplayName, // Ribbonのbuttonに表示されます。
// また、カスタマイズ ダイアログのコマンド名にも使用されます。
string InternalName, // Commandへのアクセスに使われるユニークな名前です。
CommandTypesEnum Classification,
object ClientId,
string DescriptionText = "", // Ribbonのボタンにポインタを合わせたときにStatusBarに表示されます(現在は無視される?)
string ToolTipText = "", // Ribbonのbuttonにポインタを合わせた時に表示されます。
object StandardIcon = null,
object LargeIcon = null,
ButtonDisplayEnum ButtonDisplay = ButtonDisplayEnum.kDisplayTextInLearningMode
);
#99. 親の記事に戻る
Autodesk Inventor API Hacking (概略)